ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

父と母の声

2009-11-01 10:08:18 | Weblog
録音したい事があってテープを探していて父の本棚に忘れられたように無造作に置かれていた60分ものを3本見つけた。
その内の一本のラベルにに”ともちゃん弁論大会”と”謡エビラ”と書かれていた。
テープを回してみると中学時代の娘が弁論大会へ向けて発表の練習をしている声が聞こえてきて懐かしかった。
もう二十五年も前のことになる。
その同じテープに父が謡を練習している声もあった。
直に父の謡の声を聞いた事が無かったから少し不思議な懐かしさを覚えた。
音の無い部分が続いた後に『お父さん、そこを押さえるのは違うのじゃない、』『そうかな』と突然母と父の会話が聞こえてきてまるで実際にそこにいるような感覚になった。
亡くなった人の姿は写真で懐かしむ事も出来るけれど、声は聞けないと思っていた。
今はビデオがあるじゃないかと言われるかもしれないけれど、ビデオでは味わえないフィーリングなのだ。

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