ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

マンボウのつぶやき

2021-05-18 18:11:00 | Weblog
もう20年以上も前になるが60才まで毎年県展へグラフィックの作品を家内と二人で出品していた。手描きからコンピュータを使うようになってイメージを表現し易くなって喜んでいたのだが審査員が手描きの人ばかりで中々認めて貰えなかった。ところが社会の変化でコンピュータが主流になって来ると出せば特選に選ばれるようになった。テーマを決めてイメージをどのように描き上げるかが決め手になった。テクニックも大切だけれど考えることがより大切な時代になった。このアンコウのつぶやきの作品は毎日行く海岸でポイ捨てされてポカポカ浮いていたシューズを見て憤慨した記憶と北斎漫画のアンコウのユニークな絵の印象が合体して環境保護のポスターになった。作品の制作は大型プリンター登場のお陰だ。私たちがアップルのコンピュータを並行輸入では買った頃は英語ソフトでプリンターはドットだらけだったドライバーもアメリカ製でアズったけれど楽しかった。プリンターはキャノンの350ドットのカラープリンター出て40万出して3ヶ月待った。初めてプリントアウトした時は感動したのを憶えている。大型プリンターは武藤工業のプロッターで市内で1番早かった。造船所にもなくて、自動車運搬船の完成予想図を描いて四時間もかけてプリントアウトした。楽しい時代だった。今はデザイナーもソフトも機器類もお金があればなんでも揃う時代になってしまった。
誰も見ないけれど一部屋に20作品の展示をして時折のぞいている。これもその中の1つだ。

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