ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

ムーンライト・セレナードを

2009-01-31 20:56:28 | Weblog
ピアノはボケ防止にはもってこいだと思って始めてみたけれど古希を迎えたものには難しい。
右手と左手の指を別々に動かして鍵盤を弾くのは中々上手く行かない。
目で楽譜を見て、それを一旦脳に送って、それから指令を出して指を動かす訳だから瞬時に指を思った位置へ移動して正しい音を出すのは、最初は至難の技に近かった。
手の指は七十年も毎日使ってきているのだから片手ずつだったら難無く思い通りに動くと思ったけれど、これが思うように動いてくれない。
四番目の薬指は本当に思い通りに動かなかった。
良く考えてみると薬指を単独で使う動作は殆どしていなかった。
ものを掴んだり、握ったりと五本一緒に使っていたのだ。
ピアノの練習で始めて単独で使ったような気がする。
薬指だけを一本動かそうとしても、両サイドの指が一緒に動いて、中々一人立ち出来なかった。
最初は手の指を動かすと足の指も一緒に動くような感触あって、何とも不思議な感じがした。
それでも何とか曲がりなりに両手が別々に動くようになって、色々な曲に挑戦したけれど拍数や間の取り方、音の強弱など・・・とてもじゃないが油切れの近付いたものには難しい。
時折孫が来て弾いているのを聴くと私の音とは響きが全然違っている。
私の音は何時も次ぎの行き先を探しているようで、孫達の音はパッパと気持よく軽やかに駈けて行くような感じがする。
今グレンミラーの“ムーンライト・セレナード”と西村由紀江の“ひだまり”を習っている。
ムーディーにとか、あったか〜くとか、頭でイメージしても思い通りにはいきません。

ああ何時か流れるように弾いてみたい・・・・・