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小山裕幾さんを応援する会【YUUKIの会】

新潟県長岡市出身のフルート奏者[小山裕幾さん]を,
応援する会の公式ブログ!!
(+新潟の事、発信していきます)

オーディションの様子

2014年10月14日 | 日記
小山裕幾さんがフィンランド放送交響楽団の首席フルートになったことは、8月13日のブログに新聞記事を載せておりますが、では、どういう風にオーディションが行われたのかを、YUUKI通信(会員様用会報4月発行)に、載せてありました裕幾さんからの報告をご紹介します。

以下
小山裕幾さんからです。

「YUUKiの会の皆様、お久しぶりです。さっそくご報告があります。3月15、16、日にフィンランド放送交響楽団の首席フルートのオーディションが行われ、延べ130人の申込者の中から選ばれました。
8月からはヘルシンキで首席奏者としてオーケストラのメンバーになる予定です。簡単ですが、オーディションの様子をお伝えします。

初めてのオーディションということもあり相当なストレスだった。そもそもアジア人がヨーロッパのオーケストラの首席のポジションを得るのはすごく難しいという話を聞いていた。初日は演奏者が見えないように仕切りのようなものがあって、なんだかどこに向かって演奏していいかわからなかった。これが2回。10時から19時くらいまでかかった。

2日目はオーケストラの団員みんなで審査する形式で行われた。
第1ラウンドはモーツァルトの協奏曲ト長調1楽章とオーケストラスタディ(有名な曲のソロの演奏)。ここでは10人から3人に絞られる。
第2ラウンドは室内楽(木管5重奏)とオーケストラスタディ、ここで2人に。

決勝は指揮者とオーケストラスタディ。指揮者が「ここはこういう風に吹ける?」と注文をしてそれに答えるというもの。
精神的にも肉体的にもかなりハードな2日間4回ラウンド戦だったが集中力が切れず、吹き切ることができた。

結果発表後、マネージャーが来て握手。オーケストラのメンバーに「おめでとう、ようこそオーケストラへ!」と握手を求めてきた。
オーケストラのフルートパートの人たちと、前首席奏者のペトリ・アランコさんと一緒に近くのバーへ。そもそも、アランコさんの推薦がなければオーディションに参加することも難しかったであろう。感謝を込めて祝杯を挙げた。今後少しでもフィンランドの音楽の発展に寄与出来るように頑張っていきたいと思う。」



ということでした。
こちらもドキドキハラハラしてしまいますね!!


ペトリ・アランコさんは・・・第2回神戸国際フルートコンクールで、エマニュエル・パユさんと共に1位を受賞されたかたです。翌年ミュンヘン国際音楽コンクール優勝。フィンランド放送交響楽団の前首席奏者で、シベリウス音楽院で後進の指導にもあたられているそうです。