カステラな暮らし ゆるふわっ花観察記

花について日々思うことをあれこれと・・・

絵で思う 花

2008-11-22 09:07:28 | 絵と音楽と文学と・・・
今回の諏訪湖への旅
諏訪湖周辺は 美術館がかなりある
有名どころもあれば あれっ?と思うようなのも・・・
有名どころは 以前にも行っているので 今回はパス
諏訪湖湖畔にたたずむハーモ美術館に行ってみました
お客さんはゼロ
学芸員さんも 受付にいらっしゃるだけなので
ず~っと マイ美術館
最初っから最後まで すべてひとりじめ
ここには 花を描いた作品が多く 今回の旅にはなかなかマッチした美術館でした
デルフィニュームやチューリップを描いているルオーの花の絵
園芸家だったアンドレポーシャンの花やフルーツ
アメリカの心のグランドマザーといわれているグランマモーゼスの田園風景
他にも マティスのジャズ 池田満寿夫の描いた大皿 マンレイの彫刻 果てはジミー大西(あのジミーちゃん)の絵までありました
それらは こんなところで出会えるとは思ってもいなかったので
とてもワクワクさせてくれました
入口すぐにあるダリの「時のプロフィール」という彫刻はチーズが溶けるのを見て
思いついたそうで まさにそのとおり!笑っちゃいました

中でも今後のことを励ましてくれるかのような絵がありました
アンリルソーの「花」(美術館では「香りの花束」と副題?がついていました)
カミーユボンボワのバラを描いた「花」
ルソーの絵は 副題にもあるようにまさに香りを伝えるような絵
ミモザとマーガレット それにあじさいにもパンジーにも見えるもう一点の花
春の香りでいっぱいになるような一枚
ルソーは世田谷美術館でも 何回か見ましたが 特別好きというわけでもなかったのですが
この絵をみて もう一度見直してみようと思いました
ボンボワの絵は 赤ともピンクともつかぬようなまる弁のイングリッシュローズが描かれています
私のお気に入りの花瓶と同じ紺色の花瓶に 薔薇が15~6輪
蕾もあれば全開の花もあり散りゆく花もある
その横にティーカップが置かれています
どちらの絵も 私が花に対して思い入れている要素がふんだんに盛り込まれています
香り 気持ちの豊かさ 
どちらも花が自然に与えてくれるすばらしい贈り物です
その気持ちを忘れないように 今度作る会社に飾ろうと思ってポスターを買ってきました
たかがポスターですが 目指すところの心意気の表現のつもりで飾ります
ボンボワの花の絵はポスターもなかったので ポストカードですが・・・
ぜひ 見に来てください

原田泰治美術館にも 日本の田園風景の中に 花がたくさん描かれています
桃や菜の花や じゃがいもの花 れんげ草
決して華やかではないけれど そこにはほっとするような日本の原風景が盛りだくさんです
今回の展示では 蓮の花が何点かあり 
風に揺れるこの桃色の花に ぞっこんとなってしまいました
彼の絵にも いつも その場所の香りが存在しています

どこの会社にも そこ独特な雰囲気があるはずです
これから作る私の会社も 香りを感じるようなほっとするような
花好きが集う場所になるよう努めていきたいと思います
絵をみて 花を感じるのも なかなかいいです
文学で 文字の行間を読み感じるように
絵で その空気感や香りを感じる・・・
心の中には いつも [どこでもドア]があります

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