きまぐれあたしの日記。

きまぐれにあたしが書きます。

カウナスとビリニュス 歩く。

2014-07-12 14:17:00 | 
2014夏の旅③

杉原記念館のあとぐるっと散策。地図見るとそんなに広くない。
曇り空だけど雨が降らないだけいい。

知らない町をガシガシ歩くの大好き。目的地あると迷ってうろうろすることになるけど、ただ歩くだけなんでなんとなく方向が合ってればよくて、歩きながら出くわす建物を、コレはなんだ?とガイドブック見て確認するという感じ。

聖ミカエル教会からは見事な一本道。お店やカフェが立ち並ぶきれいな並木道。
ひたすらまっすぐの道を歩いてくと、石畳っぽい道になってそこらあたりからは旧市街。
さらに行くと地図の端っこにあったカウナス城。


ここまで来れば満足。
引き返して駅へ。カウナスへはバスで来たけど帰りは電車にする。
結局2時間くらい歩いたかな。

こんな電車。ビリニュスまで18Lts。

カウナス駅。

杉原さんはベルリンに向かう最後の最後までビザを書き続けたという。ここで思い浮かぶのはミュージカルのシーン。
いろんなことがリアル過ぎて「SEMPO」はどっかいっちゃってたんだけど、この時初めて吉川の演じたSEMPOさんの顔が浮かんだかな。

首都ビリニュスに戻る路線だというのに電車は空いてるし、車窓からの景色はなーにもない。
1時間35分。

いったんホテルで小休憩。
日本時間考えたとたんに眠くなったけど、寝ちゃダメだ!とビリニュス散策出発。

カウナスより広いんでなんとなく地図を頭に入れて歩き出す。

夜明けの門。唯一残ってる城門で中は礼拝堂。


壁一面の銀細工が見事。
こういう場所なので、真剣にお祈りしてる方もいらっしゃる。
いつも感じることだけど、観光客として教会などを訪れたときの何とも居場所のなさ?入っちゃいけないとこに迷い混んだ感。
この先も歴史的に古い教会なんかもあったけど、外観のみ眺めるだけ。

大聖堂。

だいぶ下がらないと全体が映らないくらいおっきー。
神殿っぽいと思ったら、もともとこの場所には雷を祀る神殿があったらしい。

広場でひと休み。
地図眺めてたら、杉原千畝の碑というのを発見。これは行っておかねばと、ネリス川の向こう岸までさらに歩く。

早稲田大学が碑を建立して桜を植樹したものでした。

これで地図の端から端まで歩いた感じなので、ごはん食べて帰ろう。
メニューがさっぱりわからないので、できればお料理見て指差し注文できるところがいいな、とうろついて発見。
考えたら本日は朝ごはん以来です。

寒いんであったかいスープ、美味しい。若干じゃがいも多し。

気温20℃前後だったと思うけど、雨に降られず傘使わなくてすんでよかった。
明日は移動。お天気はどう変わるかな。
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カウナス 杉原記念館

2014-07-12 02:39:00 | 
2014夏の旅②

7月11日

どんより曇り空。日焼けのことばかり気にしてたのに、念のためと思って持ってきた防寒用のジャケットを着ることになるとは。

旅行中の1日の始まりはしっかり朝ごはん。昼抜きで歩き回っちゃうこともあるので。あたしピクルスとオリーブ大好き。


リトアニア来た目的はカウナスです。
いちおうビリニュスも観光したいんで朝早くから行動しようと8時過ぎにバスターミナル行ったら、次のカウナス行きは8時10分。
約1時間40分でカウナス到着。

地球の歩き方しか持って来てないんで、バス降りて向かうべき方向がさっぱりわからなくなってる。
勘で歩き始めたけど人んち入っていきそうになって引き返す。
こっちかなーと歩き始めて、ケータイ見ながら歩いてるおじさんを追い抜いた瞬間、「スギハラハウス?」と声かけられた。
振り向いて「イエス!」と答えたら
まっすぐ行って右側に階段が見えるからそれ上がって右に行く
と、たぶんそんな感じで教えてくれた。ありがたい。
たぶんカウナスに来る日本人はみんなスギハラハウスに行くんだろう。

ながーい階段。地元の方も休み休みじゃないと大変。

階段の先は閑静な住宅街。ふつうのお宅の並びに同じようにふつうのおうちです。

道に面して門。建物の入り口は横です。
ベルならして下さいって書いてあったんでならしたらここのスタッフの方が出迎えて下さいました。入館料はガイドブックには寄付となってたけど、10Ltsとのこと。
最初に15分のビデオを観ます。ほとんど知ってることだろうなと観てたけど、あたしは初めて知ることもたくさんあった。
例えば、オランダの外交官たちがいわゆるキュラソービザを発給したというのも人道的な対応で結果多くのユダヤ人を救ったということ。
杉原さんはビザを書いている自分にではなく日本という国に感謝してほしいと、ビザを渡したときにバンザイニッポン!と言わせてたと。自分の要請をききいれてくれなかった「日本国」なのに。

ビデオのあとは自由に見学。いろんな写真や資料(実際に日本とやりとりした電報など)が展示されてる。ビデオ上映したお部屋含め3部屋なんで、説明読みながらじっくり。

執務室は通りに面したお部屋。

たった74年前ここでホントにあったことなんだよね、7月だっていうしまさに今の時期。そこに座ってたであろう杉原さんを想像してみた。この執務室で苦悩されたんだろうなー。
ってな妄想世界にひとりどっぷり入っていたらスタッフの方が杉原さんが発給した本物のビザを持って来て見せてくださった。

それを机に置いてくれて、椅子に座んなさいと言う。
まさにビザを書く杉原さん風に写真を撮ってくれた。
大サービス、おそれ多いですー。
しかし、、、撮ってもらった写真見て気づいたんだけど、こんな日にドハツTシャツでした、吉川Tにすればよかった。
(海外旅行のときは日本じゃ普段着れないTシャツの出番です)

写真がいっぱい展示されててその中のコレ

まん中のポーズ、なんか見覚えが。。。

見学終わって外に出て歩きながら光と影♪聴いた。あたしの脳内では吉川じゃなく完全にSEMPOさんが歌ってる。予想してなかったみょーな気持ち、泣きそうとかそんなんじゃなく、あのときから今に続いてる命のこと、これって希望の歌なのね。
ちなみにSINGLESのライブバージョン、DLしたミュージカルバージョン、シングルバージョンがあるけど、シングルバージョンがイチバンぴったりはまった。
続いて中島みゆきバージョンのSEMPO曲聴いてみたけど、やたら暗くてキモチ的にダメ。

今回の夏の旅の一番の目的が2日目にして達成してしまった。

こっから先はほぼ計画なしの行き当たりバッタリ旅の予感。
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