一雨ごとに寒くなって
雨は心にも沁みこんできませんか
空の涙は雫になって逆さま模様
美しいですか
やるせないですか
穴の開いた靴に染み込む雨が冷たくて哀しかったけれど
小さな紙きれを持ってクリスマスプレゼントを貰いに独り夜道を歩く
街まで行けばジングルベルの音が聞こえサンタさんがお菓子の袋を配っている
しもやけだらけの手と足じゃ
冬は寒いだけ
冬は痛いだけ
お父ちゃんの居ない子のクリスマス
あの遠い日に凍えた心は解けないままに
今発発と風穴から溢れ出す
一つの時代の収束を前に・・・・・ちひろ
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