思い起こせば古い事だけど、
戦争未亡人の母は信仰に縋って生きていた。
私が熱を出せば信仰で頂いてきた小さな紙のお札と、
清いお山のお水を飲ませてくれた。
お医者さまにかかった記憶は無い。
田んぼの稲穂の中を飛び回っていたイナゴと、
田んぼに住んでいるタニシと、
畦道に生えているスイスイと言う雑草がおやつだった。
今、腰痛で立てなくても我慢が出来るのはきっと、
貧困で鍛えた肉体を持っているからかも知れない。
引き出しで出番を待っていた湿布薬と腰用のコルセットが、
日一日一日私の腰痛を楽にしてくれているように感じる。
夫が裏庭に作ってくれた鉄棒に2回ぶら下がってみた。
良いのか悪いのか判らないけれど鍛えている。
体内の治癒力が活動している。
ベットの柔らかさが腰には悪いようで、フロアーの堅い所で寝たいと思うけれど、
寒がりの私には少し無理。
もう少し頑張ってみるだけ。
この寒空に健気に咲く庭の片隅のオキザリスが癒してくれる。
自由奔放に咲く紅白のオキザリス・・・ありがとう。