夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

折々に・・・細々と

2007-04-17 19:49:10 | 子供のこと身辺雑記

ふと 思う時がある 人は どれだけ多くの人間に助けられ 教えてられて 生きていくものであろうかと

日頃は忘れていて ふとした瞬間に蘇る記憶

今日 信号待ちをしていた 右折する その前方の公園の中 桜が咲いていた

―あの木 まだあったのだと思う

私が仮免とった頃 そこはまだ ただの空き地で公園ではなかった そんな場所を 一人の叔父が見つけてきて 運転の練習の付き添いをしてくれた

でもってさくらんぼがなっていて 従兄弟達と私は その甘い実をいっぱい食べた

そんなことを思い出しながら 運転していると 次から次に 自分が ものを教わった場面が続いて浮かぶ

編み物は 勿論母からも教わったのだが 祖母も教えてくれた

かぎ針編み 長編み 細編み 長々編み
棒針編み 表編み 裏編み メリヤス編み アフガン編み

マフラーの房のつけ方

教わったのに忘れてしまったお手玉の作り方 小豆入れて作ってくれたお手玉は 持てば温かい気がした

今 病院で 母を見ながら 同じように入院していた祖母のことを しきりに思い出す

最後に見舞った時 もう声も出ないほど弱っていて それでも口を動かし 目の動きとで何かを訴えようとしていた

祖母は私に何が言いたかったのだろうか

腰の骨を折り手術するまでは 元気な人であった

リハビリの施設にいる時 七五三のお参り帰りに会いに行くと 「さっきニュース見てて ゆりかちゃんも七五三やと思てたんよ 来てくれたんやねぇ」と 随分 嬉しそうにしていた
あの元気な笑顔を思い出す

若い頃は ハイカラさん なかなかやんちゃな人だったらしいが

父方の祖母がずっと以前に他界していたこともあり 私には いいおばあちゃんだった 石川県で一人暮らしをしていた頃は 遊びに行くと 私が好きなものばかりで 冷蔵庫をいっぱいにしてくれていた

私は いい孫だったろうか

もっとしてあげられることは なかっただろうか

素直な気分の時は あれこれ思い返し 至らぬ自分を反省する

なのに その謙虚な気持ち?!を すぐに忘れてしまうのも―情けない私という人間であるらしい 嗚呼(・・;)


藤原緋沙子著「恋椿」祥伝社文庫

2007-04-14 21:03:44 | 本と雑誌

藤原緋沙子著「恋椿」祥伝社文庫
橋廻り同心・平七郎控シリーズ第一作 十手を木槌に持替え 橋を見回りながら ついつい事件に飛び込んでしまう平七郎

歩く目安箱になってほしいと榊原奉行に言われ―

橋廻りゆえ それぞれ橋にからんだ物語

お江戸橋尽くし事件帳 さてさて全ての橋を調べるには 時間がかかりそうです


「緑の国に住む人は―7―」

2007-04-08 21:26:35 | 自作の小説

早朝 一郎は宮殿の犬を連れて走っていた

口を開けば脳天気 でも見掛けとは違う人間らしい

飛び込み 探り 油断をさせる

何を使っても 何を犠牲にしても

それが国の為だから

ダーラは目を閉じた 国に忠誠を

謀殺された父親

どうしても やらなければいけないだろうか

そして全く唐突にカシムは告発された

インタビューを始めたアメリカの放送局 生中継の番組内でタリア王女は泣き出し その涙のわけを聞かれ―カシム王子の婚約者になるのだと互いを知ってから公表するのだと言われ 乞われるまま体も許し お腹に赤ちゃんもできてるのに― そう泣き崩れてみせた

事の真偽はともかく―と内務大臣サラディンは言う「タリア姫の国に対してもカシム様を王子のままにはしておけませぬ」

で噂の当人は のほほんとしていた ―そういう事なら謹慎します

公務から身を引き 一見のんびりと過ごしている

むしろカリカリしているのは史織であり亜依香だった

一躍ヒロインとなり各国のマスコミに取材攻勢を受け タリアはその度に髪型変え衣装変え

嬉しそうに喋っていた 余りにも連日テレビで カシムの不実を逢った夜 どんな事をしたかまで こと細かに喋り続けるので 逆に 人々は 最初同情していた人間も嫌悪感を抱くようになった

嘘はばれるのだ

カシム王子が 公務で国外にあった日の夜も逢っていた

タリアは言っており その嘘を国民が告発した

待っていたようにカシムの側近が過去のカシム王子の行動を発表し カシム王子の部屋の外の護衛の兵達もタリア姫の話を否定した

更にはタリア姫の部屋に出入りするオルク王子の姿が映ったビデオからの写真も流された

タリア姫は墓穴を掘った

オルクの子を妊娠してしまった事で 焦ったのだろうか


OCNカフェのサイト{HS1209―EYES}の日記で

2007-04-08 01:00:04 | 子供のこと身辺雑記

OCNカフェのサイト{HS1209―EYES}の日記で
思いがけず長くなってしまった人喰い桜の話「まぼろし桜」の登場人物のイメージ

走り書きだから 字が汚い・・;

元々はあるネット知人の掲示板で とかくの噂があるらしい桜の話を読み でもって あれこれ妄想してるうちに― 話が浮かび 書けば書くほど長くなってしまってます

今「3」で まだ漸く弓子と亜矢美の出会った所だから 最低で「5」までは続きそうです


アイザック・アシモフ著「ユニオン・クラブ綺談」創元推理文庫

2007-04-06 12:50:41 | 本と雑誌

アイザック・アシモフ著「ユニオン・クラブ綺談」創元推理文庫
ユニオン・クラブにいる謎の前歴の男グリズウォルド老人 彼が居眠りから覚め 語り始める数々の謎は はたして老人の法螺話なのか?

さてさて手掛かりは揃いました

この謎解きにちょうせんしてみませんか?


藤原緋沙子著「雪舞い」祥伝社文庫

2007-04-04 17:44:30 | 本と雑誌

藤原緋沙子著「雪舞い」祥伝社文庫
橋廻り同心・平七郎控

死ぬしかなかったのか? せめて一緒に死ぬことが幸せなのか?「道連れ」

雪駄職人は橋の袂で見守っていた 娘の幸せを 「木守柿」

兄と弟 蒲鉾屋はニ軒に分かれた

元祖と本舗

悪い事が起きては 互いが影にいるのでは?と勘ぐり ただ 事件が起きた時・・・

「雪鳥」企みに乗せられ 妻を斬った男

月日は流れ 男の子供も 同じ男に命を狙われる

いずれ平七郎 いきがかり上 同僚秀太や読売おこうの手を借りて 情と正義を通す

それだけ と 言えば それだけ の話ではあるが


藤原緋沙子著「火の華」祥伝社

2007-04-04 00:41:32 | 本と雑誌

藤原緋沙子著「火の華」祥伝社
橋廻り同心・平七郎控シリーズ第一二弾

かつて黒鷹と呼ばれた定町廻り同心だったが 無能な与力の為 十手を木槌に持替え 橋廻りになった平七郎

彼が出合う事件四つ

「菊枕」 離縁した後も案じ合う夫婦を裂いた男が殺された 渡れないその橋・・・ 再び家族が一つになれる日は来るのだろうか

幼馴染みを頼り殺された男 昔希望を抱いて故郷を出ながら 男達の生き方は正反対に―

恋しい女を惨殺された男は その復讐に命を懸けた

信じて預けた塾は子供達をリンチにかけていた

弱い立場の人間に味方する平七郎が正義の剣を振るう

目新しさはないが手慣れているつくりです


リチャード・ハル著「他言は無用」創元推理文庫

2007-04-02 01:31:23 | 本と雑誌

リチャード・ハル著「他言は無用」創元推理文庫
紳士のクラブで人が死んだ

それは殺人なのか

更にまた一人死ぬ

続く本の盗難は関係あるのか

クラブの幹事は困惑する

謎の脅迫者の狙いは何なのか

解決した時 犯人の嫌な人間性 自惚れ強く見栄っ張り それが記憶に残ります


岩井志麻子著「偽偽満州(ウェイウェイマンジョウ)」集英社

2007-04-01 21:07:52 | 本と雑誌

岩井志麻子著「偽偽満州(ウェイウェイマンジョウ)」集英社
岩井志麻子著「偽偽満州(ウェイウェイマンジョウ)」集英社
呼吸するように嘘を吐く女は 男に惚れた

誘われ渡った大陸で 女は男に売られた

どうせ親にも売られた身 嘆きはしない

それでも逢いたい

女は客を殺し 女郎の稼ぎ頭を殺し 金を奪って 自分を捨てた男を追う 男達に体を開きながら

そうして愛も見失う

いかな美貌もやがては衰える 体もボロボロになるだろう

その時 女に何が残るのか

いつか破滅の沼に沈むだろう

悪い男に魅かれる女は長生きできない

そして誰も幸福にできない

なまじな美貌

そして女は次の街にも死を運ぶのだ


宇江佐真理著「十日えびす」祥伝社

2007-04-01 17:18:23 | 本と雑誌

宇江佐真理著「十日えびす」祥伝社
若い頃 添えなかった男の後添えとなって数年で相手は死んだ

なさぬ仲の末娘おみちと共に 長男夫婦から追い出され 家を捜し小間物屋を始めることにしたけれど

ご近所には凄い女が住んでいて

おみちの恋

義理の子供たちのあれこれ

生きていくって 何て厄介

でも ま 頑張るっきゃないんだわ

いい事もあるはずだもの ねえ・・・


「緑の国に住む人は―6―」

2007-04-01 14:27:35 | 自作の小説

その国は美女によって若い王子を骨抜きにしたかった

だが―

王子にも好みがあり 送り込んだ姫は やたらと淫乱だった

自分の魅力を試す為だけに 相手構わず誘惑の手を伸ばした

誰かが何処かで見ているのだとは 考えてもしなかったのだろう

全てを見ていた月は眠り おおらかな太陽が昇る

リュディーネを相手に 亜依香は タチのよくない冗談を始めようとしていた

「そうなの 最初兄はね 女の子と思われていたのよ だから両親も女の子の用意をしていたのね
そうしたら半年すぎたあたりで 男の子ってわかったんだって

ま 私が生まれたから 準備した女の子の品も無駄にはならなかったのだけど

ね ね 原因は判る?」

窓際でコーヒーを飲んでた一郎がたまりかね声をかけた「亜依香」

きょとんとしてるリュディーネに 「お腹の中にいる赤ちゃんの性別を お医者様がみわけるのは―男の子にはついてる部分でなのよ だから兄貴のはきっと成長が遅い・・・」

亜依香の頭に一郎の軽い拳骨が落ちた「いった~い!何よ 」

「でね こいつの下品なオチは こう続くんだ 大器は晩成す―というけれど妹として とても心配だ―」

一郎は大きく溜め息をつく

「亜依香さんて 面白い人なのですね」 楽しそうにリュディーネが笑う

「あのね こいつのは品が悪くて凶暴なんだ」 一郎が言い終わらぬうちに 背中に亜依香の蹴りが決まった

「おかげで少々蹴られても平気な頑丈な人間に育ったんじゃない」

「俺はお前の甥や姪が気の毒だ こんなガサツ女を叔母に持つなんて」 一郎は今度は殴られる前に身をかわした

「ちっ惜しい」と これは亜依香

史織は夜余り眠れず朝になって眠りについたので まだ横になっている

カシムとアラディン アリブは公務があった

そこで一郎 亜依香 リュディーネは朝食後のんびりしていた

小川は日本へ連絡入れている

一郎はモバイルのでパソに原稿打ち込み―一応は仕事しながら妹と同じ部屋にいる

やたら広いのでかたまっている必要はないのだが

「妹の悪影響がリュディーネ姫に及ばないようみはっている」のだと一郎は言う

今朝はリュディーネを護衛する女性武官ダーラ・ファティマも控えているが 彼女は余りまだ会話に加わらなかった

きりりと一つにまとめた髪型が整った顔に似合っている

一郎は密かにダーラを観察していた

と言っても この男場合 観察するのは習癖のようなものだ

両親 妹 周りの人々
眺めているだけで楽しいのだった

しかし見られている側は気持ち良くない

かと言ってダーラの立場では注意もできない

幾らその視線が勘に触っても

睨みつけると微笑みを返された

―妹さんが蹴りいれたくなる気持ち分かるわ― ダーラは思う

こたえない男なのだった


レイア・ルース・ロビンソン著「研修医に死の贈り物を」創元推理文庫

2007-04-01 12:51:18 | 本と雑誌

レイア・ルース・ロビンソン著「研修医に死の贈り物を」創元推理文庫
エブリン宛の贈り物の中に毒キノコが!

知らずに食べた友人が死んだ

犯人は恋人につきまとうストーカーだろうか

それとも死に神は本当は・・・

病院の合併話

様様な思惑の中でみえてきた犯人は

研修医エブリンが活躍するシリーズです