飲茶・点心「飯楽」(ファンファン)
某日、所用にて神楽坂へ。
帰りに食事でもしていこうという流れで急遽、食べログサイトを検索。
『 確かな腕と信頼の味、この道35年の料理長が送る本格中華! 』
と言う文字が目に飛び込みました。
東京メトロ東西線1番出口徒歩2分。
当店は、「ラ・マティエール」さんの斜め前に位置しています。
この道35年、飯楽 ・・・。あれ?ずいぶんと小洒落た外観じゃないか。
入店するとそこは、ウッディーな家具が配置され、アンティーク照明が
しっくりとマッチしたバル空間。BGMはジャス。
驚いた。。
私は、この道35年、「飯楽」さんという店名から、勝手に、
“渡る世間は鬼ばかり”の「幸楽」さんのようなイメージを持っていまして、
三角巾を身につけたおばちゃんが登場する神楽坂の地元に根付いた
古い中華屋さんだと思ったのですが。全然違う。
ホールの女性スタッフさんもすっきりとした服装で、もちろん三角巾などはつけていない。
連れ(寝太郎さん)は、表にも「Chinese Bar 飯楽 FanFan」と看板が出ていたよ、
と言うけれど思い込みが先行している自分の目には入っていなかったのだ。
卓上には、醤油、酢、辣油、胡椒、爪楊枝。
カトラリーケース内には、箸置きがセットされた箸が入っていました。
まずは、生ビール モルツ@600×2 を注文。
お料理を選ぶ前に、お店からおつまみサービス。
カリカリ唐辛子とピーナッツですが、唐辛子は揚げているので種まで食べれます。
こうしたおつまみは、毎回変えられているのだそう。
メニューにはTAPASの文字。やはり当店は中華バルなのだ。
グランドメニューを拝見しても、料理の品数は多くなく、店内のボードに
ちょこちょこオススメが記されているのでそちらも参照しよう。
イラストも描かれていたりとポップで楽しい感じ。
本日おまかせ 小菜の盛り合わせ@980
左から、白菜甘酢、彩り野菜の中華ピクルス、中国麩の甘辛和え、
烏賊とセロリのネギ油和え の4種。
白菜甘酢同様、中華風ピクルスも甘めの味に仕上っているので、2種が似た味わいかな。
焼小籠包(4個)@640
焼小籠包は3個で480円。3個以上から1個ずつの追加注文可能ということです。
したがって4個でおそらく640円と推測。
メニューを探しても小籠包は焼きしかなかったんですよ。残念だわあ。
下には黒酢のタレを敷いています。
「中からスープが出ますのでレンゲにのせてお召し上がりください」 とスタッフさん。
横浜中華街「王府井」さんの「生煎包」(焼き小籠包)とは異なり、蒸しに近いものを
焼いてらっしゃるようなビジュアル。
上の部分は餅のようにしっとりとろろん。
底の部分に軽く焼き目はついていますが、香ばしさはいまひとつ。
手作り肉焼売(3個)@430
注文を頂いてから蒸し上げるため10分前後の時間が必要とのこと。
当店、蒸し点心がこれぐらいしか見当たりません。どうなっているのでしょう?
焼売にはカラシ付き。
手作り感の伝わる甘くて柔らかいシューマイです。
隣のお席では土鍋の麻婆豆腐が出ていました。
ともに卓上にセットされた山椒の入ったペッパーミルが電動式なのにまた驚いた。
古い中華屋どころか、もはや調理器具まで革新的。
夜の比較的早い時間帯では、お一人様で来店なさりお食事をするお客様が
ポツポツ見られました。おそらくご近所の方々なのだろう。
地元の方々に愛されているお店ということには変わりないのだ。
また、当店はバータイムもある様子。
少し興味はあるものの、本日のところはこれにてお会計。
追加の紹興酒 古越龍山(金)@2,300を加算し
1人当たり3,000円(千円未満四捨五入)
中華バル満足度数は、★★★ 日常的なら大満足です。
帰る頃には、ご年配の男性が店に現れた。スタッフの女性とともに表までお見送り。
想像なのですが、この道35年のご主人(料理長)はこの方なのではないかと思いました。
ご引退なさって人にお任せしているのかもしれませんね。
飯楽 (ファンファン)
東京都新宿区神楽坂6-26
TEL 03-6265-0411
営業時間/ 11:30~14:30 17:30~21:30
定休日 毎週火曜日、第3月曜日