浪速おやじのつぶやき日記

川柳・都々逸・詩などでボケ防止

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ108号(2016年1月)

2016-01-22 09:58:10 | あかがわ川柳クラブ

浪速夢見頃>あかがわ川柳クラブ108号(2016年1月)
コープ大阪病院:あかがわ生協診療所:川柳月例会
会員作品は高齢者(主に60歳代~80歳代)です
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賛彩天(特選)
兼題〔腰〕 (天)坂東倫子
 ファインプレーに敵も味方も腰抜かす   
兼題〔こんがり〕 (天)川端一歩
 過去のことこんがり焼いて捨てました   
自由吟   (天)荒川鈍甲
 はらからは陽の子星の子地球の子  
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兼題〔こんがり〕1
田原弘子 )こんがりと手焼きせんべい人情味
田原弘子 )ほかほかの石焼芋が出番待つ
猪口茂  )こんがりの日焼けニキビは目の保養
猪口茂  )こんがりの焼きおにぎりを喰らいつく
井上正道 )こんがりと焼いたギョウザで舌つづみ
井上正道 )落ち鮎をこんがり焼いて酒を飲む
小林妻子 )囲炉裏火でこんがり焼いた草団子
小林妻子 )大裏火大根こんがり山の昼
川端一歩 )こんがりと焼けた秋刀魚を猫が食い
近藤正  )焼き芋の美味しい季節今が旬
延山みえ )こんがりと焼いて初春雑煮餅
荒川鈍甲 )こんがりとローストビーフほどのよさ
佐津乃)落ち葉焼く中にこんがり芋焼ける
延山みえ )こんがりと焼き過ぎ背中水ぶくれ
荒川鈍甲 )こんがりと鶏の唐揚げ酒のあて
坂東倫子 )こんがりと焼けて帰った運動会
田中邦夫 )バーベキュウーこんがり焼けて箸走る
喜多佐津乃)薪で焚く釜にほどよい焦げがつく
江島谷勝弘)食べものはすべてこんがりが美味しい
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兼題〔こんがり〕2佳句
江島谷勝弘 )アンパンマンお鼻こんがり焼けている
延山みえ )晦日蕎麦こんがり餅も追加して
荒川鈍甲 )こんがりと妬かせる男を整える
近藤正  )アスリートこんがり日焼け今師走
田中邦夫 )こんがりと焼けた素肌がまぶしくて
人の句 喜多佐津乃)長火鉢こんがり焼いて餅くらう
地の句 坂東倫子)こんがりと焼餅やいて嫁の父
天の句 川端一歩)過去のことこんがり焼いて捨てました
軸吟・美智子)こんがり焼き黒んぼ一位だった頃
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兼題〔腰〕1
田中邦夫 )腰いたた加齢のせいでは済まされぬ
井上正道 )足腰を鍛え直して再起期す
小林妻子 )酷使した腰椎の所作為でもなかろ
猪口茂  )腰掛のつもりの職場ずるずると
田原弘子 )ロボットが腰痛予防対策に
川端一歩 )腰低く豪栄道に直言す
延山みえ )慌てるな腰すえ巡る刻を待て
喜多佐津乃)成人式振袖姿跳ねる腰
平嶋美智子)腰低くやり手の友が自慢です
江島谷勝弘)お話が貴方のチャチャで腰くだけ
川端一歩 )アメリカになんでそんなに弱腰か
坂東倫子 )出しゃばりが何時も話の腰を折る
荒川鈍甲 )ヒヒヒンと牝馬の腰の品のよさ
猪口茂  )柳腰粋な女性が闊歩する
田原弘子 )弱腰な外交後に悔い残す
田中邦夫 )若者ら次代出番へ腰据える
喜多佐津乃)ファスナーに慣れて結べぬ腰の紐
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兼題〔腰〕2佳句
井上正道 )うどんにも腰があるのかどのあたり
荒川鈍甲 )ミヤンマーの姉御細いねばり腰
川端一歩 )新毒矢三枚腰で立ち向かん
小林妻子 )極楽へ行くまで腰の世話になる
延山みえ )襖越し腰紐ほどく気配する
人の句 勝弘)あまりにも腰が低いと怪しまれ
地の句 平嶋美智子)なすすべもなく世話人に腰を上げ
天の句 坂東倫子)ファインプレーに敵も味方も腰抜かす
軸吟・)近藤正)少し腰くねらせて如来さま
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兼題 「自由吟」1
猪口茂  )除夜の鐘煩悩忘れ春を待つ
猪口茂  )晦日そば越年祝いすすり食う
井上正道 )軽減と意うなら取るな消費税
井上正道 )都構想ダメなら次は副都心
田原弘子 )さあ今日も鏡の自分活を入れ
田原弘子 )胸おどる健診結果報告書
小林妻子 )虎落笛一気に寒い雪になる
坂東倫子 )マイナンバーが街をさまよう年の暮れ
田中邦夫 )マイナンバー払いのけても食いつかれ
延山みえ )過ぎてゆく刻を捉える術がない
喜多佐津乃 )聞こえないふりした耳がむず痒い
美智子 )なんじゃそれほんと解らぬ軽減率
喜多佐津乃)雀には自由に飛べる空がある
坂東倫子 )大小は言わぬが夢を買うジャンボ
近藤正  )世直しのため二千万署名する
荒川鈍甲 )はばからず維新改憲派を名告り
江島谷勝弘)綿密に羽生結絃と五郎丸
近藤正  )マイナンバー机の底にしまい込む
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兼題 「自由吟」2佳句
美智子)酒持ってゆうゆうう参加忘年会
田中邦夫 )カレンダー残る一枚そっとなで
延山みえ )大晦日泣いて笑うて幕が降り
坂東倫子 )犬と住み猫と暮らして情を知る
江島谷勝弘 )あかつきにはやぶさ2にノーベル賞
人の句 延山みえ)一年の無事を感謝で晦日蕎麦
地の句 近藤正)激動の真っただ中で深呼吸
天の句 荒川鈍甲)はらからは陽の子星の子地球の子
軸吟・ 川端一歩)いま一度ペンが震えるほどの恋
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