浪速おやじのつぶやき日記

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浪速夢見頃>日本昔ばなし(73)♪ 八人浦島物語

2014-04-04 09:21:44 | 小話

ウィキペディア日本語版引用参照
浪速夢見頃>日本昔ばなし(73)
♪ 八人浦島物語(富山県の民話)
日本昔ばなし記事リンク
あらすじ
 むかしむかし黒部谷(くろべだに)の山里に碁(ご)の大好きな八人の男がいました
 八人の男はひまさえあれば、碁石(ごいし)を打って楽しんでいました。
ある日の事、いつもの様に八人が碁をしていると、どこからか一人の老人がやって
来て「わしも碁が好きでな。すまないが、わしにも一つ打たせては
くださらないか?」と、頼んだので「ああ、いいですよ」
「碁の好きな人は大歓迎です」と、老人を仲間に入れたのですが、
これがなかなかの腕前で、八人の中で一番強いと男と互角の勝負をするのです
それから老人は毎日来る様になりみんなと碁を楽しんでいました。
 さて、それから一年が過ぎた頃、老人が八人の男たちを
自分の家に招待しました。
老人の案内で谷を進むと、大滝(おおだき)の前に出ました。「家は、この滝の中に
あるんだ。わしに続いて、滝をくぐってくだされ」老人に続いて八人が滝をくぐると
そこには立派な黒門(くろもん)に囲まれたご殿(てん)がありました。
 このご殿が老人の家で男たちは奥座敷(おくざしき)に通されると大変な
ごちそうのもてなしを受けました ご殿では一日中、絵の様に美しい娘たちが
三味線(しゃみせん)、胡弓(こきゅう)、尺八(しゃくはち)を伴奏(ばんそう)に
しており、まるで天国にいるようです
 そして二日後、八人は家に帰る事にしました。老人は、八人との別れを
とても惜しみ「せめて最後に世にも珍しいごちそうを差し上げましょう。
長生きすれば、また一緒に碁を打てるかもしれんでな」と、頭と顔が人間で、
胴が魚の鯛(たい)の姿をした人魚の料理を出したのです
(うへっ、さすがにこれは・・)気味悪く思った八人は人魚を食べるふりをして
紙に包み元来た道をたどって滝の外に出ると紙包みの人魚を川に捨てました。
 さて村に帰ると老人のご殿にはたった二日いただけのなに、なんと二年もの
月日がたっていたのです。
 そして八人の中で一人だけ、紙包みを持って帰った男がいました。
その家の娘がそれと知らずに紙包みの人魚を食べたところ娘は何年たっても
年を取ることがなく、若々しい姿のまま三百歳まで長生きしたという事です
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