森見 登美彦 著 新潮文庫
久々の、初めて作家さん。
本当は「宵山万華鏡」を読んでみたいのだけれど、単行本・・・・・
今の私には許されない贅沢。
かといって、図書館は現在めいっぱい「旬」な作品なので、いつ手元に届くかわからない。
となったら、文庫本で、似たような作品を探してみるか、と手にとって見ました。
舞台は京都。4つの短編からなるお話。
どこかに共通点を持たせつつ、一つ一つが完全に独立した物語。
時系列もあいまい。結末もあいまい。
細い路地を曲がった先の、見えないけれど見えるもの。在るけれどないもの。
そんな、「あやしの世界」と「人の世」を重ね合わせた物語。
ところどころに背筋が寒くなるような、人の価値観からすると許せないような場面も現れるのだけれど、
気がつくとそのまま流されてしまう。
とっぷりと暮れた京の街を想像しつつ、読ませてもらいました。
こういう曖昧さ。
好きです。
この物語の中の京の都(と、呼びたくなりました。決して時代物ではないのだけれど。)は、
まだまだ様々な「もの」「とき」を隠すのに場所を与えてくれる町なんだろうな。。
この方の作品は、全部こういう雰囲気、というわけでもなさそうですね。
機会を作って他の本(文庫本限定だけど)も手に取ってみようかな。
久しぶりの新しい世界(笑)。
久々の、初めて作家さん。
本当は「宵山万華鏡」を読んでみたいのだけれど、単行本・・・・・
今の私には許されない贅沢。
かといって、図書館は現在めいっぱい「旬」な作品なので、いつ手元に届くかわからない。
となったら、文庫本で、似たような作品を探してみるか、と手にとって見ました。
舞台は京都。4つの短編からなるお話。
どこかに共通点を持たせつつ、一つ一つが完全に独立した物語。
時系列もあいまい。結末もあいまい。
細い路地を曲がった先の、見えないけれど見えるもの。在るけれどないもの。
そんな、「あやしの世界」と「人の世」を重ね合わせた物語。
ところどころに背筋が寒くなるような、人の価値観からすると許せないような場面も現れるのだけれど、
気がつくとそのまま流されてしまう。
とっぷりと暮れた京の街を想像しつつ、読ませてもらいました。
こういう曖昧さ。
好きです。
この物語の中の京の都(と、呼びたくなりました。決して時代物ではないのだけれど。)は、
まだまだ様々な「もの」「とき」を隠すのに場所を与えてくれる町なんだろうな。。
この方の作品は、全部こういう雰囲気、というわけでもなさそうですね。
機会を作って他の本(文庫本限定だけど)も手に取ってみようかな。
久しぶりの新しい世界(笑)。