昨夜の銀座BONBONで、オーナー福浦光洋さんの津軽弁朗読を初めて聞いた。
高木恭造さん
という詩人の作品。
題名覚えられなかったが、陽の当たらない村・・みたいな何とももの悲しく、それでいて力強い作品だった。
福浦さんは青森出身のシャンソン歌手。津軽弁ネイティブである。
本格的津軽弁は同じ日本語とは思えず、内容も良く分からないのだけれど、実にいい。
その語りに引き続いてジャック・ブレルの「北の故郷」
なにか、このシャンソンがよそごとでなく、地続きに聞こえた。
シャンソンにありがちな、発信する立ち位置をどこか遠くの絵空事に据えるのでなく、今生きているわたしたちの実感に繋げている。
これをリアルソングと呼ぼう。
今の自分と関係ない昔の外国曲に題材を借りるにせよ、それが単なる西洋に対する憧憬なんかに終始するんじゃ、面白くもなんともない。
いつまでも明治時代のままでは居られないのである。
シャンソンは西洋音楽の名曲の宝庫。それもわざわざ日本語に訳すという丁寧なことをやっているのだ。
もっともっとリアルソングであるべきと思った。
BONBONに行ったら、ぜひリクエストしてみてください。
先日アンデレバザーで買ったjun ashidaのアンサンブルを着てみました。まだ工夫が足りない。(撮影:コイさん)
明日は茅ヶ崎文化会館での文化祭に、生徒さんたちの中の若いママたちのコーラスグループが参加するので、指揮振りに行きます。
早起きせねば。