明日、明後日と六本木ヒルズでラウンジの仕事である。
ラウンジで歌う仕事は、ホテルなどの中でポイントとなるレストランやバーなどに音楽を入れて、高級感を煽るためのもので、ライブのようにお客さんが真剣に聞き入るのとはちょっと違う。
お客さんが食事をしたり、恋人と語らったりする背景で奏でる言わばBGMであることが多く、そのためお邪魔にならないように、母国語ではなく英語で歌うことがほとんどです。
それだけ母国語というのは言葉が聞き取れるから、雰囲気だけ楽しんでいる日本人客にはうっとおしいし、同時にラウンジには英語圏のお客さんがよく来るから、そう言う人にはウエルカムの意味も込めて英語なのだ・・ということもあり。
景気のいい時代はあちこちのホテルにそういう場所があった。
基本音楽のための場ではないので、景気が悪ければ真っ先に切られるのが贅沢品の宿命だろう。
最近も全くないわけではないが、出演者の待遇は確実に悪くなっているはず。
わたくしも30代以降、こうした場所で多く歌って来たわけだが、たくさんの素晴らしいミュージシャンと仕事が出来て、随分勉強になって有難かった。
帝国ホテル、ヒルトン、シェラトン、センチュリー、ロイヤルパーク、東急ベイ、メトロポリタン、ウェスティン・・・などなど、色んな場所があったが、この度六本木ヒルズがいよいよその最後の仕事となる。
支配人が変わると方針が変わったりするのもこうした場所の常で、事務所が撤退を決めたのが理由である。
約20年に渡り、ラウンジ仕事で歌って来たレパートリーはシャンソニエで全く歌った事のない曲がほとんどで、そういう意味ではわたくしのレパートリーはかなり広いのだが、果たしてこれからこれらの曲を歌う場所があるのかどうか・・は疑問。
2月の最終ステージが終わったら、ラウンジ用の譜面は全部捨てようかと思っている。
わたくしに断捨離精神はないのだけれど、過去の遺産をいつまでも溜めこんでいるのも面白くないし、この際自分に必要なものと、そうでないものをキッチリ分けようかと思う。
残る自分の人生に、そんなにたくさんのレパートリーは要らないのである。
などと言いながら、やっぱりモノは増えちゃうのが現実ですけど。
最近、はまって抜けられない曲がこれ。
レナード・コーエンの作品「ハレルヤ」
多くの人がカバーしていて、どれもどれも素晴らしい。
シンプルなメロディーの中に格調高い詞が隠れている。
基本壊れた恋の歌だけれど、旧約聖書の中に登場するダビデやサムソンとデリラなんかの引用も。
こういう曲はその内容を日本語に置き換えることはほぼ不可能だと思う。
それがとても残念。原語で歌ってどれだけ伝えることができるだろうか。
こんなのも。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=T2NEU6Xf7lM
冬だから仕方ないが、風邪が流行っている。
しかし、あの電車の中で咳しまくる人に限ってマスクをしていない・・という実情は赦しがたし。
本日レッスン帰りの電車は正にサラリーマンの御帰還タイム。
それでもわたくしは大手町からちゃんと着席して読書などをしていた。
そこへ、女子の激しい咳込みサウンドが聞こえる。
さすがにこの季節、みんな自衛のためにマスクをしてはいるが、そのサウンドの出どころを目で探しているのが分かる。
見ると40くらいのOLらしき女子が激しく咳込みながら口に手を当てている。
おおおおぉぉぉぉぉ~~~~っ!!マスクをしていないっ!!
さっそく私の隣の席の女子は、妊婦マークをカバンに付けて立っている女子を見つけて声をかけ、その女子に席を譲って、自分は隣の車両に消えた。
妊婦さんに咳込み車両の座席を譲っていいのかどうかはともかく。
わたくしの前に立っていた若い男子サラリーマンもその場を離れた。
わたくしは、暑かったので外したマスクを探してカバンと格闘したが、一向に見つからない。
やがて車内が少し空くと、なんとその咳込み女子はわたくしの席の前に立ち、激しく咳込み始めた。
そうだ。いつもわたくしは個別パックの紙マスクを余分にカバンに入れていたんだ。それを自分も着用し、あと一つはこの女子に与えよう・・・と思って再びカバンと格闘したが、今日に限ってそれもなし。
なんという無礼な女子!!
皆がこんなに咳込みを嫌っているのにマスクどころか、ハンカチで口元を押さえることすらしない!!
うわぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁ!!
と、わたくしが心の中で悲鳴を上げている間に、女子の咳がわたくしの頭の上に!!!
しばらくすると、その女子は空いた席を見つけて離れて行った。
ああ。よかった・・・と思っている間に自分の駅に着いてしまった。
みなさん、いつこういう無礼者と同席するか分かりません。自衛のためのマスクと、無礼者に渡すための個別パック入りのマスクを持とうではありませんか!!
今晩は早めのパブロンを飲んでさっさと眠ります!!
一昨日は月例ソロライブ@自由が丘「ラマンダ」でした。
ピアノは上里知己さん
沢山の方に来て頂きました。ありがとうございます。(撮影:コイさん)
取材に来てくださった産経新聞の記者さんとライブ終了後に「日本語を大事にする」というテーマでお話しました。
どんな記事にしてくださるのでしょうか。とても楽しみです。
というわけで、この日のプログラムはこんな感じ。
1St
街角のアベマリア・孤独・小さなカンタータ・5月の夕べ・地下鉄の切符切り・ムッシュウイリアム・ラボエーム・早すぎもせず遅すぎもせず
2St
You'd be so nice to come home to・ウイスキーが水に・優しい私に・アムステルダム・サンフランシスコの6枚の枯葉・忘却・夜の通行人に捧ぐ・移りゆくすべてに
次回のラマンダは2月21日(木)です。
ぜひご予定ください。
チケットのお申し込みはわたくしまでお願いします。
昨日はバレエに行ってあちこちギューギュー伸ばしたのでぐったりした。
ここまではいつも通りなのだが、思えばあんなに痛かった腰が何ともない。
これはもしかしたら十字式の効果かも。(過去ログ見るべし)
明日は日暮里で打ち合わせがあるので、ついでに十字式の日暮里会場にもう一度寄ってみよう。
さて。
雪というものは、降っている間は実に美しいが、翌日の景色はかなり汚い。
あちこち泥にまみれたり、滑ったり、迷惑千万である。
そんな中で見かけた可愛い雪だるま。幼いきょうだいでも居る家なのかな 。
前から見た図
後から見た図
その後四ツ谷三丁目のウナカンに歌いに行く。
めでたい雰囲気の中、ステージを務めました。
が、歌い終わった後、自分の譜面を全部置いて帰って来たらしい。
寄る年波です(号泣)
これは一昨日左党さんがTV番組から撮った若き日のわたくしの姿(前列左から2番目) 。レア。
物忘れの無い頃です。
ついぞ女の子を産む事はなかったが、女子の振り袖姿はよいもの。
1月19日付けの「キリスト新聞」にCDに関連した取材記事が載りました。
現在、銀座「教文館」始め、各キリスト教書店で取り扱っています。
お近くにおいでの際には是非お立ち寄りください。
こちらは早稲田にある「アバコ」http://www.avaco.info/
よろしくお願いします。
各地の新聞にCDのレビューが配信されました。
どうぞご覧ください。
北日本新聞
静岡新聞
四国新聞
ご注文はこちらへお願いします。
「amazon」
http://www.amazon.co.jp/%E8%A1%97%E8%A7%92%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%9F%E3%81%A1-%E7%AB%B9%E4%B8%8B%E3%83%A6%E3%82%AD/dp/B009E0XA68/ref=ntt_mus_ep_dpi_1