今週がもう11月だって知ってました?
やですねえ。早くて。
年を取ると時間の流れが速いというのは実はウソだそうで、動きがノロくなっているので速く感じるのだと言う話。
どっちでもよいが、全然嬉しくはない。
本日は朝早く起きて宿題をやった。この度の英語クラスのお題は久々に小説で、1965年に出版されたフラナリー・オコナーという多分アイルランド系の女性作家もので、「Everything that rises must converge」(上昇するものは必ず出会う・・とでも訳すのだろうか)
3週間も余裕があったはずなのに何もせずに先延ばしにしているうちに今日になり発狂しそうだった。
アメリカの人種差別はわたくしもやられたことがあるので今だにあるんだな馬鹿野郎と思っているんだが、これは1960年代初頭の話なので想像を絶するだろう。黒人がようやく白人とバスの中で同席できるようになった頃の話。
完璧なる人種差別者の母をバスに乗せて無料健康センターみたいな所に連れて行く大学出たての息子と、その母との心理的葛藤が「黒人」というアイコンを通して描かれている。
母は生まれが裕福で、子供の頃の贅沢さ(父親が政治家だったり200人も奴隷を使っていたり)を忘れられないが、時代変わって一人で息子を大学まで出した苦労人の未亡人でもあり、本来息子の尊敬を勝ち得るところだが、現実はそうではない。
むしろ息子は堂々と人種差別をする母、傲慢で気取り屋の母を大いに憎んでいる。
バスの中に黒人が乗ってくるたび、彼は母の前でその黒人とコンタクトを取ろうとする。母は気が気ではない。それが彼には面白い。
彼の屈折した思いと、現実の母の間は平行線で、ユーモラスな表現の中に息の詰まるような心理描写が続く。
バスを降りた時に、止めろと言うのに母は黒人の母親に連れられた子供に小銭を与えようとする。これは伝統的に裕福な白人がやって来た優越的憐れみの慈善(偽善)だが、子供の母親は怒り狂って母を打ちのめす。
そら言ったこっちゃない。昔とは違うんだよ。・・・と助け起こした母は、彼の顔の判別もつかないほどの異常をきたし、子供の頃の黒人乳母の名前をうわごとで呼んだりしている。
その様子に慌てた彼は「ママ!ママ!」と叫びながら周囲に助けを求めたが、時すでに遅しだった・・・という話なんである。
息子の母に対する葛藤と、人種差別意識を持っちゃいけない世代と、持って当たり前の世代との葛藤が同時に描かれていると言ってよいだろう。
時代は進む。人間も進化する。いつまでも同じところに居られないのである。
過去の話に明け暮れる老人にならないように気をつけよう。
さて。まだ老人ではないので、今週も歌います。
本日29日(火)
新宿「ヴィラージュ」
カンツォーネのステキな後藤啓子さんと御一緒です。
19:30~ 30分ステージ ピアノ三浦高広
チャージ¥5000(1ドリンク+ボリューミーなお通し付)
http://members3.jcom.home.ne.jp/village2/
11月1日(金)
自由が丘「スタジオ・ラマンダ」
本格的なバンド演奏で楽しむJ-シャンソンの未来を創るライブ
18:30~3回ステージ
チャージ¥4000
http://www.lamanda.co.jp/map/index.html
03-3724-9959 藤原和也カルテット
では今週もよろしくお願いします。
昨日は雨も止んだのに電車が空いてて不思議だった。
銀座「天使のコンチェルト」もいつになく静かだったけど、とても暖かいライブファンの皆さんに見守られて出演者一同とっても集中して歌いました。
天使のレギュラーの未来ちゃんはうちの男子たちより若いし、大塚茉莉子さんは上の男子と同年、オーナーの千羽愛子さんも妹みたいな感じで、すっかり世代交代してる感じがしますけど、わたくしは頭の中身が幼稚なのであまり気にならなくて助かります。
しかし、最近の若い歌い手さんたちは皆本当に上手いね。
わたくしが彼女たちくらいの時は声の出し方も滅茶苦茶だったし、音程もなかったし。それでも時代に許されてたようなところもあって。バブル真っ盛りだったから仕事があり余ってたのも理由だろう。
これから彼女たちが中心になって行くと、ライブの世界はかなりグレードアップすると思いますよ。
さて。
本日は月例・自由が丘でのソロライブです。
ピアノの上里さんとはこれで3連チャンだなあ。いつもお世話になっております。深く感謝。
そんなわけで、楽しいひと時をご一緒にね!
10月17日(木) 自由が丘「サロンラマンダ」
充実のソロライブです。
ピアノ上里知己
19:00~2回ステージ チャージ¥5000
03-3724-9959
http://www.lamanda.co.jp/map/index.html
お待ちしてます!!
何だかまだまだ暑いですね~!朝起きた後、思わず昼寝してしまった!
さて。
本日のライブは7時から2回ステージです@四ツ谷三丁目「ウナ・カンツォーネ」
http://www.una-canzone.com/
平日より30分早く始まりますので、よろしくお願いします。
ピアノは上里知巳さん。 チャージ¥4000です。
電話ー3-3353-4804
これから様々なウォーミングアップをしてライブに向かいます。
お待ちしてます!
わたくしは、枯葉、逢い引き、キャバレーの女、私は自分でも勝手が分からない、ウイスキーが水に、チャイコフスキー(東京の地下鉄)、幻覚のタンゴ、孤独(和田さんと個人面談的デュオ)、こんなものなの?アラバマソングを歌いました。(撮影:コイさん)