【FIDO】PG-12
2007/10/27公開
製作国:カナダ
監督:アンドリュー・カリー
出演:キャリー=アン・モス、ビリー・コノリー、ディラン・ベイカー、クサン・レイ、ヘンリー・ツェーニー、ティム・ブレイク・ネルソン
《僕のはじめての友達は
ゾンビだった…》
STORY:
のどかな田舎町ウィラードでは、ゾムコン社によって開発された特殊な首輪着けられたゾンビが、人間によって飼われていた。そんな状況に違和感を覚える少年ティミー(クサン・レイ)だったが、ある日、ご近所の目を気にする母ヘレン(キャリー=アン・モス)の主張により、彼の家でもゾンビ(ビリー・コノリー)を飼うこを決めた。(シネマトゥデイ)
ゾンビがペットのように飼われる時代がきたのだ!
首輪をしてればおとなしいかわいいゾンビ。一家に一ゾンビ・・・ありえねぇーーっ。ゾンビから食欲をとったら何も語れないはずですが、人間とゾンビの交流物語というとんでもないお話。
昔、ゾンビが大量発生して人間を襲ったことから、ゾンビ戦争が始まった。長い戦争の末、ゾムコン社が開発した首輪によってその危機が救われたのだったー!
ゾンビが悪さをするようになったら子供達の目の前でもバンバン殺してます。あまり子供たちにはよろしくない内容だなと思ったらしっかりR-12が入ってましたわ(笑)
絶対ゾンビは人食べたりしないというなら安心ですが、首輪がとれたり電源がオフになったりして凶暴化したら撃ち殺すのはどうかと思いますねぇ。
ゾンビも含めて人を殺すことにも、ためらいがないのも微妙な気分です、、、
だけど、ゾンビが芝を刈っていたり、人間とダンスを踊ったり、犬の散歩してたりと何だかかわいいゾンビには笑ってしまいます。
死んで時間が経ってるゾンビは顔色が悪いけれど、死んだばかりの新鮮なゾンビは顔色がやや良いです。状態によっていろいろと顔色を変えてあります。
でも顔色の悪いゾンビは・・・・・・・臭くないのかな?
友達ができない主人公の少年が初めてできたのがゾンビのファイド。一見ほのぼのとしたお話ですが、首輪の電池がオフになった時の行動はちょびっとホラー。ちゃんとゾンビ本来の姿も描かれているのですが、ちょっと知的でやさしいゾンビも描かれているという何とも不思議なお話でした。
ゾンビのファイドがなかなかいいヤツで、首輪がオフの時の食べる人と食べちゃいけない人を分けてて賢いのです。ちゃんとわかってるのなら飼ったら楽しいかも。忙しくて家にいないお父さんの変わりにもなるし、キャッチボールもしてくれる。いいヤツじゃないですか。
後半でのゾンビ襲来は本来なら怖いはずなのになぜか笑っちゃいます。あなたも私も楽しく喰われてます(笑)
1950年代の平和なアメリカの雰囲気とファッション、そこにゾンビという組み合わせが意外にも合っていて楽しかったです。
ラストのミスター・ボトムズさんのオチは笑った!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます