![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0234.gif)
なんだか、ただのグループの解散にとどまらないような、そんなに生易しいものじゃないような、そんな気がします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
細川さん。
あの日のことで涙で目の前がくもり、今なにも話したくないっていうのが、彼のいわば絶縁状になるんでしょうか。
磯前さん。
同時に、今あなたがここにいれば、って言ってますので、これはパリで録音しているので、パリで残りのメンバー4人のことを想っている曲のようにも、わたしには聞こえますね。
事実、この直後にタイガースの岸部シローさんを含む5人がロンドンに行くんですよ。
瞳さんはパリに加橋さんに会いに行くんだけど、加橋さんはそのときイタリアに行ってしまっていて、瞳さんは加橋さんのところに行ったときに会えないんです。
タイガースはこうやって、京都、東京、さらにロンドン、パリというふうにお互いを求めたり反発しながら旅を続けていったと思うんですね。
細川さん。
確かに、そういうヒストリーがあるバンドはあまり日本では思い付きませんね。
グループサウンズは多くの場合、中学以降に結成されて、あるときレコード会社から切られて、はいさようならっていうのがほとんどだと思うんですね。
それか何かのスターがいて、その人を中心に結成されてたけど、それからあとは芸能界とも音楽とも離れて、今聞いてるような再結成とか、メンバーどうしの確執なり愛情というのをあまり思い付きませんね。そういう点でも、すごく特別なバンドだというのは、この本から教えてもらいました。
ただのバンドの解散じゃないというのは、瞳みのるさんにお会いしたときに漏れ聞いたし、瞳さんの前の本でもタイガースのこと書かれていて、瞳さんの想いは文字を通してとか、ソロのステージなどでも聞いていましたけど、5人全体の、当時の発言、当時のことはこの本で初めて知ることができました。
磯前さん。
つぎは、加橋さんのアルバムと数日違いで発売された沢田研二さんのアルバムです。おそらく渡辺プロダクションが加橋さんのソロアルバムにぶつけるようにしたんでしょうね。
加橋さんは別のレコード会社バークレーレコードというところから、こちらは今までとおなじポリドールで。
こうして、沢田と加橋という二大ボーカリストが別のレーベルから、ほぼ同じ時期にソロを出すんですね。
その中から、今でも沢田さんが好きで、このお正月のコンサートでも歌っていた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0234.gif)
ジュリーって、すごく若いときにずいぶん大人っぽい歌を歌ってたんですね。
ソロになって、しばらくしてからの方が、ビジュアル的にもやんちゃしてたというか。若いときは、大人の歌手に脱皮したいみたいな感覚があって、意識して大人っぽくしてたんでしょうか。