顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

患者の立場になって考えて!!

2008-09-23 23:17:27 | Weblog
今回の内容は、本当に自己中心的な内容です。気持ちを吐き出すところがここしかなくて、素直に書いてしまいました予めご了承ください

入院したらまたしばらくお風呂に入れないかもしれないし…と思って、美容院に行こうと思って、電車に乗って、ふと中刷りを見たら…
電車の中なのに、場所もわきまえず涙が止まらなくなっちゃって、もうダメだと思って、急遽、家に帰りました

家に帰っても涙は止まらなくて、過呼吸起こしそうで、大変でした

その中刷りとは、『自分の抜いた歯を冷凍・移植、広島大で開始「歯の銀行」ルポ』
歯を失ったことが、こんなに心の傷として残っているのだと改めて思いました広島大学と聞くと、連鎖的に悲しくなっちゃう自分がいて、情けないです
(読んでいない方は、9/6「運命のいたずら1~3」も読んでください。)

そして勇気がなくて、記事を見ることはできませんでした。気になる方はこちら⇒http://info.yomiuri.co.jp/mag/yw/ 読売ウィークリーより

それと私がもう1つ感じたのは、読売ウィークリーの特集にもなっている矯正の話。
日本の矯正治療は進んできて、口唇口蓋裂の子や、顎変形症の人の矯正治療は、全て保険が適応されます。
(この保険が適応するかしないかはかなり大きくて、普通に矯正治療を行うよりも、安くすむことが多いです。)

でもね、このように見た目を整える治療にも保険が適用するのだったら、それをもっと広く目を向けて欲しいの

私のような顎骨腫瘍で、腫瘍の摘出と同時に顎の骨や歯を失って悩んでいる人への顎骨の再建術やインプラント治療や、それに付随する手術にも、ぜひ全額保険を適用させて欲しい
(一部の病院では、一部の治療を保険適用にしていますが、全ての治療ではないし、行っている病院もまだ少ないのが現状です。)

今後、外科矯正を行う人は増えると思います。このご時勢、見た目の美しさを求める時代だから仕方がないけれど、なんで日本の歯科医療は、矯正ばっかりに目を向けるの?
患者数が多いから、その兼ね合いや保険の点数などで、矯正に力を入れる病院が多いのもわかるけれど、でも…口腔外科で扱う疾患は顎変形症だけではないのだから…

こんな自己中な私につきあってくださり、ありがとうございました
今回の記事は、批判されるのは覚悟していますが、良心があれば…できたら中傷はやめてください。
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人生、疲れました

2008-09-23 09:54:34 | Weblog
同期からね、励ましのメールが届いたんだけれども…

◆メールの内容の一部◆
「なんかの本で読んだけど、神様はその人が乗り越えられる試練しか与えないんだって。だから、今回のことを乗り越えたら、更にいい女になっていると思うよ。」

これって、よく聞くよね

でもね、私はもういい女とか、いい人になんてならなくていいから、むしろもうなりたいとも思わないから、病気とはもうお別れしたい
もう普通でいいよ平凡な人生を、地道に歩みたい

この1年間で…3回も入院して手術を受けて、それでも病気はまだ治らないんだよ
もちろん、再発の可能性もゼロではないし、たとえ再発しなくても…私にはまだいくつか手術が残っているの

いつかは治る病気だけどさ、こんなにも手術が続くとへこむ
放射線療法や、化学療法の効果もないから、手術しか選択肢がないっていうのも、へこむ原因の1つ。自分で治療法を選べないんだもん

手術のたびに、強烈な痛みや吐き気を我慢して、顔の腫れやうっ血も我慢して、麻痺にも我慢。手術を繰り返すことによって、顔は変形するし、左側しか使えないから、どんどん歪んでくるし、歯並びもおかしくなっちゃうし

人生疲れたでも22歳の人が言うには、まだ生意気すぎる言葉だよね

もうすぐ(10/8)、私の23回目の誕生日です
歳はとりたくないけれど、それまでに退院したい
誕生日にはおいしいケーキが食べられるまでになりたい
それが今の私の、ささやかな願いです

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