株主総会お土産廃止が相次ぐ！

今年も株主総会の季節がやってきました。3月期決算の企業が多いので、6月中に株主総会を開催する企業が多くなるからです。
私もどの企業の株主総会に参加をするか、もらった株主総会招集通知書を見ながら考え中です。
しかし株主総会のお土産を取りやめる企業が増えています。
先月末の日本経済新聞には、三菱商事（8058）などが株主総会お土産を取りやめると掲載されていました。


私は三菱商事の株式を300株、長期で保有しています。いつも楽しみにしていたので残念です。
記事によると今年は第一三共、コマツ、高島屋、ＫＤＤＩ、東京ガスなどが止めるようですね。
三菱商事は昨年と同じの会場（ザ・プリンス パークタワー東京）で招集通知書が届いていましたが、おそらく参加する株主は大幅に減ると思います。
個人投資家には人気ですが、機関投資家からは公平性の観点から批判が強いようですね。

総会当日はお土産だけもらって議場に入らずに会場を後にする株主もいます。株主総会集中日で何社も回る時は、私も議場に入らず会場をハシゴします。

また今年から会場を変更して、私の自宅から遠くなる企業もありました。
「遠くなる＝コスト増」になるので、費用対効果を考えると「行かない」というのも選択になります。
例えばワタミ（7522）は数年前は両国国技館、ここ何年かは品川駅近く、そして今年はパシフィコ横浜。みなとみらい駅や桜木町駅から徒歩圏です。
またチムニー（3178）は京成押上線の京成曳舟駅や東武スカイツリーラインの曳舟駅から徒歩圏の会場になりました。

「おっ自宅に近くなったじゃん！」と嬉しい株主さんもいらっしゃるでしょうが、基本は都心で開催して欲しいところです。

お土産を廃止する企業が相次ぐのは、お土産期待の株主が多くなり過ぎて、それだけ多くの株主を収容する会場を手配したり、お土産を封入する準備のコストが増加したことが要因のようです。
こればかりは企業の判断なので仕方ありませんね。