エアコンを24時間ONにしたままの方が、電気代はお得なのか？

2016年8月25日(木)8時～　テレビ朝日系列で放送された羽鳥慎一モーニングショーを観ていました。
すると9時過ぎの番組コメンテーター・玉川徹氏の「そもそも総研」というコーナーでエアコンはずっとつけっぱなしがお得か、外出時などは切った方が電気代はお得なのか、という疑問に応えるべく実証実験を行って放送していました。

この実証実験を行う背景には、エアコンを外出や就寝時などに入り／切りをせずに、つけたままにしておいた方がお得だという「噂」があるからです。
私もそのような「噂」を聞いたことがあり、かなり気になっていたので注意して観てみました。

番組での実証実験は、埼玉県内で外気温30.9度の晴れた日に行っていました。
その他の状況としては木造一戸建てで、実験部屋は天井は高く複数の大きな窓があり、エアコンの設定温度は26度で行っていました。

その実験結果は…
長時間外出する時などは切る方がお得という結果でした。
では長時間って何時間位？
という疑問がわきます。上記の状況で実証実験を行った結果では、5時間27分が分岐点となっていました。およそ5時間半。

例えば5時間半に満たない時間の外出をした際に、エアコンを切るならばつけたままにしておいた方がお得ということになります。
1～2時間程度の買物時にエアコンを切ったり、電気代を節約しようとエアコンを2～3時間程度切るのは損という実証実験の結果でした。


番組では更につっこんだことまで掘り下げて調べて放送されていて、
木造建築でなくて、マンションなどの鉄筋コンクリート（もしくは鉄骨鉄筋コンクリート）で実験を行ったらどうなのか、エアコンの風量はどうすればお得なのか、エアコンメーカーの意見はどうなのか、というところも放送されていました。

マンションなどの鉄筋コンクリート（もしくは鉄骨鉄筋コンクリート）であれば、一戸建ての分岐点は5時間27分だったのが、マンションでは1時間17分になっていました。
エアコンメーカーではパナソニックと三菱電機の大手2社に質問をしていました。
大手2社で見解が分かれており、1社が30分程度が分岐点、もう1社が3時間程度が分岐点と紹介されていました。
大手2社の見解は、実験の状況を公開していませんが、番組では「30分はマンションで実験を行い、3時間は一戸建てで実験を行ったのではないか？」とコメンテーターが想像で話をしていました。

そして風量は弱風や微風よりも、自動がお得のようです。
最初は強風で急速に温度を下げてくれて、温度が下がると風量を落としてくれるので、ずっと弱風にしているよりもお得なんだそうです。

良かったら参考にして下さい。