昨日は早起きしてオリンピックをテレビ観戦しました。
前夜、女子レスリングを見ていて、3人の女子選手が3人とも決勝戦に進出。
これは見ないといけないなぁ!
そんな気分になりました。
そしてテレビ観戦をしていると、世界選手権を連覇している48キロ級の登坂絵莉さん、世界選手権を含めオリンピックを3連覇している58キロ級の伊調馨さん、世界選手権では優勝経験が無くオリンピック初出場の69キロ級の土性(どしょう)沙羅さんが、それぞれ金メダルを獲得しました。
リビングでテレビ観戦していたのですが、隣の部屋ではルームシェアメイトの女の子が寝ているので、静かに観ていました。本当は大声で吠えたいところですが、声を抑えての観戦なのでちょっと不満ですが、日本人選手の成果には大満足。
そんな気持ち良い朝でした。
でもこのようなことを書いているブログは数多くあると思います。
今回はちょっと私が注目しているレースのことを書きますね。
私が注目しているのは、別にあります。それは将棋のプロになるレース。
将棋のプロになるには奨励会というプロ養成機関に入会して、そこで力をつけて四段に昇段する必要があります。
奨励会は原則的には6級からスタート。6級といっても、アマチュアの段位では5~6段相当と言われているので、奨励会に入るだけでも大変なのですが、そのような仲間から勝ち上がって四段に商談する必要があります。5~6段相当とは、県大会の代表レベルのようです。
三段は修行の身分の奨励会員ですが、四段はプロ。
天と地の差があります。三段は「お茶を出す側」で「○▲君」と呼ばれ、四段は「お茶をもらう側」で「先生」と呼ばれます。その位、大きな差があります。
奨励会を卒業するには三段リーグと呼ばれる半年の及ぶリーグ戦で勝ち残る必要があります。
リーグ戦は約30人位で戦い、上位になった原則的に半年に2人(1年に4人)が四段昇段します。
今回はそこで注目の奨励会員を紹介します。
それは藤井聡太三段です。
藤井三段は2002年8月生まれだそうで、このまま勝つと14歳2カ月でプロ棋士誕生になります。
これまで四段になった最年少の棋士は加藤一二三九段が14歳7カ月、谷川浩司九段が14歳8カ月、羽生善治三冠が15歳2カ月。
藤井三段は2016年4月から始まり、9月で終了する三段リーグで現在トップ。
9月3日(土)の全18戦の三段リーグ2局で2位以内に入ると、四段昇段で過去最年少でプロになれます。
現在の三段リーグの状況は…
1位 12勝4敗 藤井(27)
2位 12勝5敗 池永(5)※最終日の対局は1局のみ
3位 11勝5敗 大橋(1)
4位 11勝5敗 甲斐(7)
5位以下は10勝6敗以下なので、可能性はゼロではないですがかなり厳しいと思います。実質はこの4人のうち上位2人が四段昇段となります。
カッコ内は過去の成績を加味した順位なのですが、これが重要です。
上位陣の中ではカッコ内の順位が最下位の藤井三段は不利になります。
同星の場合はカッコ内の順位が優先されるからです。
最終日は2局(2位の池永三段は1局)ありますので、藤井三段の最終日が仮に1勝1敗の13勝5敗(27)だとしたら、現在は1位とはいえ四段昇段は微妙な情勢になります。
それは2位の池永三段(5)が勝って、大橋三段(1)か甲斐三段(7)のどちらかが勝つと、2位以内に入れないからです。もしくは池永三段、大橋三段、甲斐三段のうち2人が13勝5敗になると藤井三段は3位になり、四段昇段は出来ません。
藤井三段は最終日に2連勝なら確実に昇段出来ますが、1勝1敗ならライバルの状況次第で微妙、0勝2敗なら絶望という状況です。
藤井三段は将来有望で、棋士になるのは確実と思われています。
13歳8カ月で奨励会三段になるのは最年少だからです。
一般的には16~20歳で奨励会三段になって、あとは実力次第…という感じでしょうか。
26歳までに四段昇段出来なければ、原則的に奨励会は強制退会となります。
三段に昇段しても3~5人に1人しかプロ入り出来ない世界です。
高校生でプロになれたら、過去の例からみてもかなり有望だと思います。
そこに挑戦している藤井聡太三段。
今はオリンピックが注目されていますが、リオオリンピックが終わった来月は、史上最年少プロ棋士の誕生も楽しみな話題だと思いますよ。
前夜、女子レスリングを見ていて、3人の女子選手が3人とも決勝戦に進出。
これは見ないといけないなぁ!
そんな気分になりました。
そしてテレビ観戦をしていると、世界選手権を連覇している48キロ級の登坂絵莉さん、世界選手権を含めオリンピックを3連覇している58キロ級の伊調馨さん、世界選手権では優勝経験が無くオリンピック初出場の69キロ級の土性(どしょう)沙羅さんが、それぞれ金メダルを獲得しました。
リビングでテレビ観戦していたのですが、隣の部屋ではルームシェアメイトの女の子が寝ているので、静かに観ていました。本当は大声で吠えたいところですが、声を抑えての観戦なのでちょっと不満ですが、日本人選手の成果には大満足。
そんな気持ち良い朝でした。
でもこのようなことを書いているブログは数多くあると思います。
今回はちょっと私が注目しているレースのことを書きますね。
私が注目しているのは、別にあります。それは将棋のプロになるレース。
将棋のプロになるには奨励会というプロ養成機関に入会して、そこで力をつけて四段に昇段する必要があります。
奨励会は原則的には6級からスタート。6級といっても、アマチュアの段位では5~6段相当と言われているので、奨励会に入るだけでも大変なのですが、そのような仲間から勝ち上がって四段に商談する必要があります。5~6段相当とは、県大会の代表レベルのようです。
三段は修行の身分の奨励会員ですが、四段はプロ。
天と地の差があります。三段は「お茶を出す側」で「○▲君」と呼ばれ、四段は「お茶をもらう側」で「先生」と呼ばれます。その位、大きな差があります。
奨励会を卒業するには三段リーグと呼ばれる半年の及ぶリーグ戦で勝ち残る必要があります。
リーグ戦は約30人位で戦い、上位になった原則的に半年に2人(1年に4人)が四段昇段します。
今回はそこで注目の奨励会員を紹介します。
それは藤井聡太三段です。
藤井三段は2002年8月生まれだそうで、このまま勝つと14歳2カ月でプロ棋士誕生になります。
これまで四段になった最年少の棋士は加藤一二三九段が14歳7カ月、谷川浩司九段が14歳8カ月、羽生善治三冠が15歳2カ月。
藤井三段は2016年4月から始まり、9月で終了する三段リーグで現在トップ。
9月3日(土)の全18戦の三段リーグ2局で2位以内に入ると、四段昇段で過去最年少でプロになれます。
現在の三段リーグの状況は…
1位 12勝4敗 藤井(27)
2位 12勝5敗 池永(5)※最終日の対局は1局のみ
3位 11勝5敗 大橋(1)
4位 11勝5敗 甲斐(7)
5位以下は10勝6敗以下なので、可能性はゼロではないですがかなり厳しいと思います。実質はこの4人のうち上位2人が四段昇段となります。
カッコ内は過去の成績を加味した順位なのですが、これが重要です。
上位陣の中ではカッコ内の順位が最下位の藤井三段は不利になります。
同星の場合はカッコ内の順位が優先されるからです。
最終日は2局(2位の池永三段は1局)ありますので、藤井三段の最終日が仮に1勝1敗の13勝5敗(27)だとしたら、現在は1位とはいえ四段昇段は微妙な情勢になります。
それは2位の池永三段(5)が勝って、大橋三段(1)か甲斐三段(7)のどちらかが勝つと、2位以内に入れないからです。もしくは池永三段、大橋三段、甲斐三段のうち2人が13勝5敗になると藤井三段は3位になり、四段昇段は出来ません。
藤井三段は最終日に2連勝なら確実に昇段出来ますが、1勝1敗ならライバルの状況次第で微妙、0勝2敗なら絶望という状況です。
藤井三段は将来有望で、棋士になるのは確実と思われています。
13歳8カ月で奨励会三段になるのは最年少だからです。
一般的には16~20歳で奨励会三段になって、あとは実力次第…という感じでしょうか。
26歳までに四段昇段出来なければ、原則的に奨励会は強制退会となります。
三段に昇段しても3~5人に1人しかプロ入り出来ない世界です。
高校生でプロになれたら、過去の例からみてもかなり有望だと思います。
そこに挑戦している藤井聡太三段。
今はオリンピックが注目されていますが、リオオリンピックが終わった来月は、史上最年少プロ棋士の誕生も楽しみな話題だと思いますよ。