Folding Paper's Lonely Hearts Club Band

ヨーグルトも紅茶も缶コーヒーも大好きです。

世界の車窓からvol.47(季節逆転南半球編)

2017年04月30日 00時44分34秒 | 旅行記
よく街中の青看板などで見る英語表記についてですが、例えば勾当台公園をKotodai Koenとする表記、あれ凄く嫌い。まだKotodaiまでは分かるけどKoenてなんだよParkだろふざけてんのか。と思います。南町通りをMinamimachi Roadとするのは分かる。Doriは即却下でStreet かRoadとするかで悩んで欲しい。

そんな東京オリンピックを控えた今の時期、グローバルな視点から物を見ていきましょう。ということで我々はオーストラリア・メルボルンへ向かいました。去年の8月の話になりますね。当たり前のことですが、こちらは真夏・向こうは真冬となります。真冬と言ってもオーストラリアだから日本の真冬とは違って春や秋みたいなものと高を括っていましたが日中は長袖とカーディガンでも過ごせますが朝夕は上着欲しいくらいでしたね。
そんな去年の8月でしたが旅行の一週間ほど前に扁桃腺炎にかかり体調は万全ではありませんでした。そんな状態で海外行くなよと言いたいですが、半年前近くから友達と計画していたことや病院へも行き薬も貰い最盛期よりは大分引いてきた感じもしたので仙台駅へレッツゴー。カバくんのイソジンも持ったことだしなんとかなるでしょう。とは言うものの行きの新幹線の時点で既に息苦しい。

東京駅からは空港リムジンバスにて成田第3ターミナルへ無事到着。成田LCCターミナルは初めて来ましたが仮設感満載な造りとなっています。これはLCC専用ターミナルですと示すために意図的に安っぽさを出すデザインなのか本当に安く抑えてるのか謎ですが、成田第一や第二とはまるで建物の方向性が違いますね。(なるべく同じ空港内の建物なら統一感ある方がいいと思うのですが、まして日本の顔なんですし。)
大きい空港に来るとABCDと分けた島みたいな独立したカウンターが印象的ですが(仙台空港は対面式だから国内線感がありますね)、ここ成田第三のカウンターは一応島みたいにはなっていますがあまり旅情を掻き立てる作りにはなっていませんね。仙台空港にもLCC専用施設を作るみたいですが、こんな感じなのかなぁ。

案内板もパタパタするでもなく見上げるような大きいものでもなく、しょぼい電光掲示板(というかただのモニター)。いつか取り壊すのかな。高い屋根・白い壁、ただっ広いことや利用者の少なさもあってか、手荷物検査場や出国検査場もまるで工場みたいな感じでした。

今回はジェットスターにてメルボルンまで行くよ。カンガルーマークのカンタス航空じゃないですが、私のコペンちゃんを彷彿とさせるオレンジと黒がトレードマークのジェットスターもおしゃれ。添乗員の金髪ねーちゃん美人でしたが、機内放送に日本語案内がありませんでした。あくまで日本発の便だから機内までは日本語案内があるのかと思いきや既に英語のみ。この先不安だぞ私。既に異国感満載で乗客も日本人が少ない気がします。B787は今回初搭乗でしたが窓の下のボタンがサンシェードになっています。近未来的でかっこいい。しかも座席背面のディスプレイもタッチパネルで最新的。
LCCということもあり飛行機に乗るのにもボーディングブリッジは利用せず地上からの搭乗です。これはこれで楽しいからいいや。

さぁ成田を離陸します!わくわく

12時の離陸でしたが、これからメルボルンまで真南へ10時間ずっと海上です。終盤オーストラリア大陸上空ですが、まぁ真っ暗でしょう。

離陸してすぐ機内食のビーフシチューが出てきました。空港で昼食食べたんだけどなぁ。機内食は一食分と聞いていたのでまさかこれで終わりかと不安になりましたが、ちゃんと夜にも夕飯が出ました。ちなみに今回の旅のテーマソングはLeo SayerのMore Than I Can Say

というのも飛行機の中で聴けるのが機内ラジオしかなく移動時間中ほとんど機内ラジオを無限ループで聞いていました。そんな機内ラジオで印象的だったのがこの曲。最近の曲かと思ってたら古いんだね。それにしてもLCCって機内エンタテインメントも有料なんですね。なんか旅の楽しみを奪われた感あるので今後私は多少高くても普通のキャリア使うかな。iPodとか個人端末で暇な時間を十分楽しめるよって人はLCCでもいいかもしれませんが、私は限られた選択肢の中で普段聞いたり見ないものを選びたいので機内エンタテインメントを使いたいかな。そもそも旅ってそうゆうものだと思うんです。今回友達4人と一緒に行動しましたが、普段通り何不自由なく過ごせました。もちろん友達と行くことが嫌だった訳ではないのですが、海外旅行って数年に一度の非日常なので存分に「非日常」を味わいたかったかな。日本語が通じないのもそれはそれで経験、食べ物が想像以上にまずいのもそれはそれで経験。現地では体調がすぐれなく日本に早く帰りたいなーって思う反面、帰ってきたときの達成感や日本のよさを再認識するとアドレナリンぶしゃーってなります。最近はホテルでWiFiも使えるので現地でいろいろ調べ物もできるので便利になりました。ですが最初に台湾に行った時は、ずっと携帯を機内モードにしていたので自力でなんとかしようと頑張ったり、帰ってきたときのメール受信が途切れなかった感じ「帰ってきた感」をしみじみと感じました。(ほとんど業者からだったけど)すこし話がずれますが、車で遠出する時も地方のラジオを聴くか車内で好きな音楽を聴くかはいつも凄い悩みどころ。現地のもの「非日常」を体験したい反面、「日常」が恋しくなるのも事実です。

さて、ようやくメルボルンに到着しましたが、1時間進んでいるオーストラリアは空港を出る頃にはもう夜中の0時頃。ホテル到着後は明日に備えてちゃっちゃと寝ます。

メルボルン到着するも夜中だったので昨夜は送迎バスから街の様子がほとんど見れませんでしたが。朝になり散歩してみると外国に来たと実感。そして寒いです。ちょうど今時期の仙台と似た陽気ですね。

ホテルでしょうか。なにやらゴシックな建物です。本当に古いのか古そうに見せてるのか。

おしゃれなカフェ。なんかブルックリンって言葉が似合いそうな。

ちょっと裏路地に入ってみると、ブルースウィリスが銃声と共に落ちてきそうな階段。

きれいに整えられた石畳。坂道が多いね。

と思ったら壁には大きな落書き。メルボルンはストリートアートで有名なのだそう。やっぱりイギリスっぽいというかアメリカっぽいというか。

まさしく世界の車窓からっていう感じの雰囲気。タイトルに恥じない。トロリーが張り巡っているけれど何故か落ち着いた街並み。電柱がないからかしら。

立派な時計塔、そして大快晴。実は先日までメルボルンは雨続きだったそうです。なんと日頃の行いが良いのか。

街は落書きだらけ。どうやって上まで書くんや。

デイヴィジョーンズと読み間違えたデイヴィッドジョーンズ。結構路地はドブ臭いです。

トラムの行き交う交差点。背景にはセントポールズ大聖堂。ここはジブリか。

メルボルンシティホールの時計塔。さっきとはまた別物のようですが、いたるところ大英帝国感のある街並みで面白い。

フリンダースストリート駅、ここまでくると電車に乗りたくなりますが今回郊外には足を運ばないので電車には乗りません。玄関には時計がたくさん並んでいますが、各方面への各列車の発車時刻を表しているようです。てっきり大陸ならではということでパースやらシドニーやら行くのに時差があるからかと思いましたがそうでは無いようです。

少し歩いてダウンタウン的なところに来ました。hosier laneという路地裏ですね。先ほどの駅のすぐ近くです。

誰でも書いて良いそうなのですが、上書きするには前のものより良いものを書かないといけないそうです。なので今行くと、もう写真の絵は残っていないかもしれません。

でも上まで書くには相当準備しないとね。

ちょっとディズニーっぽい。ブルースウィリスがゴミ箱吹っ飛ばしてアメ車で駆けつけてくれそう。

野生のリザードンが現れます。

テレサも出ます。背中向けられないよね。ご覧のように、あたり一面落書きだらけなので自分家の前だとしても車とか自転車置けそうにないです。

上にはスニーカーがぶら下がってるよ。現代アートって分からないなぁ。

セントポールズ大聖堂まで戻ってきました。中も厳かな作りで立派なのですが写真は撮れないようです。

北上してビクトリアマーケットに来ました。外国の市場って感じ。

みんな並んでるドーナツ屋さん、行列が好きな日本人(私)も並びました。一口サイズでおいしい。ビクトリアマーケーットにて昼飯を済ませ買い物も満喫し、南下します。

寄り道しつつロイヤルアーケードまで歩きます。写真見て気づいたけど左のカフェの看板とっくりみたい。酒屋さんかな。

アーケード内はすごく混んでるわけでもなく、かといってシャッター通りになっているわけでもなく、すごく良い雰囲気。チェスができそう。

チョコ屋さんに来ました。よくBSとかで見るようなお店でして、ケーキみたいに一粒ずつ売っています。

買い物をすると、おまけ(試食?)にチョコが一つ貰えました。

アーケードを抜けると、目の前にて普通に馬車が通り過ぎて行きました。何かイベントでもあるのかしら。この後もいろいろ買い物と散歩を続けるとあっという間に日が暮れてしまいました。だって冬だもん。

サザンクロス駅まで来ました。こちらは駅舎が先ほどのフリンダースストリート駅に比べると近代的な建物。ホームには長距離列車っぽいのが停まっています。どこまでいくんだろう。アデレードとかパースまで行くんでしょうか、乗ってみたいね。天井も高く空港みたいになっていますね、こうしてみると日本の駅ってしょぼく見えます。新宿駅なんて利用者数世界一のはずなのに。

駅に併設されているスーパーにて部屋会のお買い物。スーパーからも駅のホームが眺められます。こちらは近郊型のようです。頭端式ホームっていいよね。

ちなみにこれがスーパー。リンゴマークのスーパーということで覚えやすい。ここでエコバッグを購入し、今では車に積んで大活躍中です。おっさんの顔、インパクトあるでしょ?

サザンクロス駅の駅舎。仙台空港みたいで立派です。


さぁ二日目になりました。朝は寒いです。

またビクトリアマーケットに寄ります。何も買わないけどお店めぐり楽しい。

歩いてメルボルン博物館へ向かいます。街並みは雰囲気仙台みたいですね。大都会の割には歩いてる人の数や車の量は仙台と同じように感じます(むしろ仙台より少ないかな。)貸金業や居酒屋の看板が無いだけですっきりします。高いビルも一部にしかなく、ほとんど中層階のビルが占めています。

博物館前の沼のほとりではとりっこが寝ています。まだ寒いからね。

王立展示館です。ここでいう王はイギリス王ですね。急にヨーロッパちっく!と思ったら以外と作りは新しく、オーストラリアがヨーロッパコンプで作ったみたい。

結婚展してました。中に入るには入場料取られるみたいでした。ちらっと覗いてみたけど中はホールみたいになっててなんでもできそう。成人式とかやるのかな。

メルボルン博物館に来ました。特別展としてジュラシックパーク展をしていました。

駐輪場が面白い形しています。いいね。

ちびっこがいっぱいいました。幕張でやる恐竜展のようなものを期待していったら、映画の「ジュラシックパーク」を題材とした展示でした。

ラプトル!まるでUSJのようですね。フィールド自然史博物館行ってみたいなぁ。

他にも、館内に中庭があり鳥がいます。名前わからないけど青いの集めるやつもいます!テレビでしか見たこと無いのに!

アマルガサウルスもいます!以前折り紙で折ったなぁ。

プロトケラトプスは意外に小さくてかわいい。大型犬みたい。

そして想像以上に昆虫展が充実していました。蟻の巣とかの展示も見事です(実際に飼育してる)。動物園じゃないけど、アリ以外にも蜂や蜘蛛など生態展示ですごく面白い。英語分からなくても写真のように昆虫の生態を模型を使って説明しているし見るだけですごく楽しい。全体的に展示の仕方を工夫雨していて、「博物館」という堅いイメージではなく科学館や動物園みたいな楽しめる博物館です。メルボルン博物館、想像以上におすすめです。

博物館を出るとスケボー兄ちゃんが遊んでます。日差しが強い。

英語の教科書でこんな景色見た気がする。

never say never.街を抜けて住宅地に来ましたが、いたるところに落書きがあります。

金髪ねーちゃんが目の前歩いてたので写真を一枚。歩くの早いよ。

セントパトリック大聖堂が望めます。騒がしくなく程よく都会、メルボルンいいところ。

なんだかんだ散歩をしつつメルボルン監獄に到着です。英語ではMelbourn gaol.ガオルと言いたいところですがジャイルと読むそうです。

監獄内はひんやりしています。

奥には首吊り台もあります。ここではツアーに参加しました。われわれ参加者が囚人になりきって看守(ガイド)に着いていくスタイルでした。看守のおばちゃん、凄く役になりきってて少し怖い。英語なので何言っているか全部は分からなかったのですが雰囲気で楽しめます。ひとつ面白かったのが、我々が囚人役となるのでカードを渡されるんですね。そのカードには自分が何で収監されたかの理由が書いてあり、カードを持った人は看守へ自分がどういう理由でここに来たか言う必要があるんです。そこでカードを持った一人の少年(10歳くらい)が「お前は何をしてここに来たんだ!」と看守に聞かれた時に、「飲酒運転です」と答えたんです。一同大笑いでした。友達だけ何言ってるかわからずポカーンとしています。

監獄も後にし散歩しつつホテルへ帰ります。ずっと奥まで路面電車の線路が続いています。碁盤の目状に街並みが作られているのでこんなことに。こうしてみると意外とアップダウンがありますね。

メルボルンの後はケアンズへ向かいますが、全体的にメルボルンはヨーロッパ風でおしゃれでしたね。振り返るとケアンズよりメルボルンの方がやっぱり好きですね。街中しか回れなかったので、次回行く機会があればパッフィンビリー鉄道やグランピアンズ国立公園などへも足を運びたいです。(一人旅行だと行ってましたが、いかんせん友達と一緒だったのであまりわがままも言えず...)二日間の滞在でしたが一週間・二週間のんびり滞在したい、そんな街です。上にも書きましたが大都市でありながら車や人が少なく、仙台のようで少し親近感があります。安心してまちぶらできます。

さて、そんな今回の旅のお土産ソングはChet FakerのI'm Into You

メルボルンにはJB HI-FIというレコード屋さんがありまして、せっかくなのでオーストラリアソングを買いたいなと思ってました。(Amazonでも買えるけどね。)chet fakerは(日本で)ラジオで聞いて前からいいなと思っていて、ちょうどオーストラリアに行くと聞いて購入。改めて思うと、旅のテーマソングって大事だね。音楽を聴くと旅の情景がすぐに思い出せます。シーアも最近良いなと思っています。

次回はケアンズ編です。

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