Folding Paper's Lonely Hearts Club Band

ヨーグルトも紅茶も缶コーヒーも大好きです。

世界の車窓からvol.58(幻の地中海バカンス編)

2018年01月20日 19時25分40秒 | 旅行記
平成30年ですね。あけましておめでとうございます。だいぶ遅いですが。

2017年8月。お盆は事務所のお留守番として居残り、お盆を過ぎた頃に夏休みを一週間もらいまして念願のモロッコへ旅立つ予定でした(8/24〜9/3と11日も大連休ですわ)。
だが、だがしかし、旅立つ一週間前にバルセロナにてテロがありました。予定としてカサブランカ→フェズ→タンジェ→アルヘシラス→ジブラルタル→ロンドンと向かうことにしてまして、まさにスペイン・イギリスを経由する予定でした。問題はタンジェ〜アルヘシラス間のフェリーによる出入境と、ラリネアデラコンセプション〜ジブラルタル間の徒歩による出入境(ロンドンでパスポートチェックされるのかしら。イギリスの入境って厳しいらしいし)がスムーズに行われるかという点。こんなルートで出入境繰り返す日本人なんて怪しいことこの上ない。ましてやバルセロナでのテロ実行犯がモロッコ系ということで、おいマジかよみたいな(職場のみんなに突っ込まれました)。
まぁ正直大丈夫だろうけど不安な気持ちのまま旅行しても楽しく無いですし、疑心暗鬼になって現地の人みんな警戒しなきゃないのも悲しい。ということで、悩んだ挙句直前キャンセルをし一週間手持ち無沙汰となりました(夏のボーナスは捨てましたわ...シャウエン行きたかったよぉ)

ということで西を目指してドライブします。目標は石見銀山や角島、道後温泉も行けると良いなぁ。旅路の記録はとんでもなく長いのでそれぞれ分けます、今回は北陸編。結果として行けた先は香川・徳島まででした。

8/26〜27は米沢にて職場のみんなとBBQお泊まりの予定だったので急遽参加します。旅はここからスタート。写真は米沢の沢あそび風景。ここで後輩がメガネを落とす。今頃日本海に沈んでるのかしら。
次の日はみんなして仙台に帰る中、私だけ新潟方面へ。楽しいドライブになりそうな予感。

米沢から113号を経由し日東道荒川胎内 ICからはるばる北陸道小杉ICへ向かい高岡から能越道氷見ICへ。半年のうちに二回も富山に来るなんてね。峠を越えて羽咋市は千里浜までやってきました。朝米沢を発ちざっと5時間。

ここは自動車の通行可能な砂浜として日本唯一なのです。粒子が細かいのでしっかり噛み合い支持力が確保できるのだそう。CBR値いくつぐらいなんだろうか。
あまり粒子が細かいと機械の内部に入って錆びつかせないか不安ですが、まぁ車なんて消耗品なので楽しんだもの勝ちです。

夕日に染まりオレンジが眩しい。天気もすこぶる良くオープンが爽快。こうしてみるとホイールがツライチになっていればもっと良かったのにね。

気持ち良い夕日。初日からモロッコのことを忘れて満喫w

この日は金沢にて一泊します。ホテルで一服してBSつけたらモロッコの特集やってます。なんの嫌がらせだよ。
気分悪いので鳥居やガラス屋根で有名な金沢駅まで散歩してみました。鳥居の他にも噴水があったり、地下に伸びる吹き抜けがあったり建築物として確かに凄いです。金沢駅って地下ホームあったんだ。
駅舎は中央に駅表・駅裏をぶちぬくコンコースが広がり、在来線・新幹線ホームともに上の階にあるので、ちょうど造りは尾張一宮・名鉄一宮みたい。時間はまだ20時前後なのに、全然人がいないんだが...

その後卯辰山に向かい金沢の夜景を眺めます。先客がいましてカップルの邪魔をします。すまんな。
金沢の街並み、雰囲気は会津を郡山っぽくして県庁所在地にした感じ。垣根から虫の音が聞こえるのはお洒落でしたが駅前は人通りも少ないしお店閉まるの早いよ。片町まで来ると繁華で賑やかでしたが、片町だけね。


8/28、徐々に南下します。そこかしこでVdrugや8番ラーメンを見かけます。薬王堂がんばれ。
道中の手取渓谷や百万貫岩にも寄り道したかったのですが時間がなさそうなので、まずは手取川ダム。

堤体はレンズに収まりきらない。隙間に緑がほつほつと見られますが綺麗なリップラップ。お城の石垣やピラミッドを思わせます。本日も快晴なり。手取川沿いは只見川や阿仁川に雰囲気が似てます。どちらも雪深いところですが地形的に何か共通点あるのかしら。
近くにある道の駅瀬女にて、可愛い姉ちゃんの甘い言葉に誘われ温泉卵(おんたまさん)の試食をします。なんでも奥の温泉(白山の麓?)にて有名なんだそうで販売に向けたアンケートだそうでした。てっきり買わされるものかと思いましたが、むしろまだ販売してないそうでした。とろとろで美味しかったです、どこ温泉か聞いておけばよかった。いずれ行こう。それにしても本当お姉さん可愛かったなぁ。また行こう。


谷トンネルを抜けて福井県へ。今回の目的地、福井県立恐竜博物館に来ました!結構駐車場混んでる。関東ナンバーや名古屋、神戸、岡山などがいます。東北はゼロ。

長年行きたかったところ、わくわくを抑えきれない。

恐竜の卵展なるものを開催しています。まだ夏休み期間中のようで家族連れでごったがえしています。えらいとこに来たなぁ。

入ると広い吹き抜けが広がり、まず一通のエスカレーターで最下階に向かいます。建物の造りも興味深い。

ケラトサウルス。意外に小さい。そして頭骨が薄く華奢ですね。

タルボサウルスと奥にはティラノサウルス。色が違うのは採掘地の問題なのかしら。モンゴルとアメリカで同じ化石でも組成が違うのかなぁ。まぁ展示はレプリカでしょうけど。

角竜類の展示。並べるとトリケラトプスだけ別格ですね、重厚な頭骨。角もさらに角質で覆われていたと思うと生きていた時はどこまで太く長かったのか。(ジャクソンカメレオンの角にも芯となる骨はあるのかな。)

パキケファロサウルス。こうしてみると横に幅広い肋骨。4足歩行だった?

オウラノサウルス。かっこいいね、いずれ折り紙で折りたいもののひとつ。

ブロントテリウム。現生のサイの角には骨がないですが、こちらはあるのね。

アルシノイテリウム。頭だけの展示ですが全身を想像すると巨体だったんだべね。

『魚の群れ(大量死を示す)』とありますが、どういう経緯で化石になったんだべ。稚魚だったら分からなくはないけど(孵化した瞬間的な?)不思議。

『18世紀に描かれた中生代の動物たちの様子』とあります。大体はなんとなく分かりますが、右端に謎の生物がいるんですが...

博物館を後にし九頭竜湖まで来ました。ここまで来ると山越えればすぐ岐阜県

ちょっと上流まで行くと、またまた巨大なフィルダムのお出まし、九頭竜ダムです。

洪水吐はもはや巨大なウォータースライダーのよう。ベタ踏み坂だね。

少し下流には鷲ダムもあります。今まで見てきたダムの中でトップを争う格好良さ。フラットなアーチ、年季の入ったコンクリート、整然と並ぶゲート、これはかっこいいね。

もし私がCDを出す機会があれば、ファーストアルバムのジャケットはこれを使おう。
この後は大野から福井に入り、ひたすら8号を西に進み敦賀にて一泊します。勝山や大野まできた手前、平泉寺白山神社や下黒谷雪崩防護擁壁を見に行きたかったのですが時間がなさそうなので今回はパス。本当は恐竜博物館の後に行くつもりでしたが博物館がやたら面白く3時間近くいたもので。
敦賀へは20時頃に着いてソースカツ丼を食べに出かけたかったのですが、車もホテルの駐車場に入れちゃったし遠出はしたくないから駅前で探すもお店どこもやってないんだけど...事前に調べとかない私が悪いのですが、20時の駅前でお店見つけにくいってどういうこと。

とりあえず今回はここまで。本当テロとかくそだわ。くたばれくたばれ。
去年の職場の忘年会にて、ビンゴ大会があったので景品係の私はディズニーランドチケットや仙台牛肉1kgの脇にバブーシュとアルガンオイルを忍ばせておきました。痛い出費のバカンス、ほんと去年は厄年な一年でした、忘れたいわ。

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