私の歩く旅 

歴史の背景にある話題やロマンを求めて、歩く旅に凝っています。ねこや家族のこともちょこっと。

ヴォーリズ建築~白金高輪を散歩

2012年05月08日 | 旅日記


東京を歩く旅、2回目です。
京浜急行北品川駅から品川を経由して都営地下鉄線へ。
今回は連休中に売り出されるお得な切符を使って東京を回ります。
都営線ならどこまで何回乗っても500円です。

都営三田線に乗り換えて白金高輪へ。
ここでは毎年5月4日、5日に加藤清正の清正公祭りをしています。
子どもが小さなころは毎年ここにやってきました。
その頃に比べると、若干屋台の出店が少なくなった感じ。
長男はここの『ウナギ釣り』でかなりのお金を使いうなぎを1匹釣りました。
家にもって帰って水槽に入れて飼おうとしたけれど、すぐに死んでしまい
お墓を作って埋めたのも、つい先日のようです、、、。

今回は清正公のお祭りはささっと「たこやき」だけ食べておしまいにし、
そこから5分ほど歩いたところにある、明治学院大学に行きました。
明治学院大学は明治時代の宣教師ヘボンが創立した大学です。



詳しくは↓
http://blog.goo.ne.jp/yoshimotokeiko/e/1d10a2c5d9cf870fbff90aad7994e05b



さて、一番最初の写真は明治学院の記念館です。
明治学院のホームページの説明には下記のように書かれています。

「入り口に1890(明治23)年の竣工年を示す文字が刻まれているこの建物は、
アメリカ人宣教師H.M.ランディス教授の設計によると言われている。
当時アメリカで流行したネオゴチック様式の総赤煉瓦、フランス瓦葺の2階建てで、
中には神学部の教室・教授室と学院の図書館が置かれた。
建設当時在校した島崎藤村は、小説『桜の実の熟する時』の中で
「まだペンキの香のする階段を上って行って2階の部屋へ出ると、そこに沢山並べた書架がある。
・・・・書架で囲はれた明るい窓のところには小さな机が置いてある。
そこへも捨吉は好きな書物を借りていって腰掛けた・・・・」と、この建物の中の自身の姿を描いている。

その後、1894(明治27)年の地震で大破したため2階が木造に改築され、
現在の煉瓦と木造との連繋構造が美しい建物となった。
さらに、近くの建物からの類焼や関東大震災による被災で、尖塔などを何回か修復した経緯もある。
1979(昭和54)年に「東京都港区有形文化財」に指定され、
2002(平成14)年に「東京都港区景観上重要な歴史的建造物等」の指定も受けた。」



美しい建物です。

下記の写真はインブリー館です。



インブリー館は創立当初、教鞭をとった外国人教師が住んでいた建物で
1889(明治22)年頃に、当時のアメリカ木造住宅の様式を取り入れて建築されたということです。
全部で4棟あったそうですが、現存するのはこのインブリー館だけで、
都内に残る宣教師館で最古のものであり、国内でも2番目に古いものだということです。


そして、最も見たかったのが、明治学院の礼拝堂です。
1916年に竣工したこの礼拝堂は、先日訪ねた近江八幡のヴォーリズが設計した建造物です。

詳しくは↓
http://blog.goo.ne.jp/yoshimotokeiko/e/44e252496161961e665eb0fc46b3a777

ヴォーリズはこのチャペルを自身で設計し、妻になる一柳満喜子とここで結婚式を挙げています。
建築を『キリスト教精神の表現』と捉え、住む人、使う人のことを最優先に考えたヴォーリズ。
このチャペルはほぼ100年を経た現在でもヴォーリズの親しみやすく包容力のある
姿を保っています。







さて、明治学院の学内でお雇い外国人では名の知られているフルベッキの碑を見つけました。
フルベッキについては、少々興味を持って調べているので、また機会があればブログに書きたいと思っています。
今回は碑の写真だけで、、、。






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参考文献
http://www.meijigakuin.jp/landmark/  明治学院大学ホームページ