goo blog サービス終了のお知らせ 

和のこころ 

「和」のイベントを手がけるOLの日記

おわら風の盆

2007-08-04 15:34:09 | 季節のことの会
9月1日から3日まで、毎年富山八尾で行われる、おわら風の盆
ここ数年、毎年帰っておりますが、今年は「季節のことの会第3回目」として
ご興味あるかたとご一緒したいと思っております。
富山といえば、薬。薬屋さんと岩瀬の町を散策したあと、八尾入りします。
街流しもみますが、おわらの舞台も見る予定(チケット購入済)


おわらの歴史をかいつまんで。

  おわら風の盆の幕開け
 二百十日の初秋の風が吹くころ、おわら風の盆の幕開けを迎えます。

 おわらの歴史は古く、元禄のころ。
 生活の中から見いだした喜びを面白おかしく表現しながら、町を練り歩いたことが町流しの始まりという。しかしその多くの表現は、当時の庶民生活の実態をそのまま露骨に唄ったものだったため「このままでは伝えるより先に滅んでしまう」。そう感じた芸達者な人々は、歌詞を改め、新しい詞の間に「おおわらい(大笑い)」の言葉を挟んで踊った。これが、おわらの語源になっている。また一説によれば、農作物の収穫の時期に豊年を祈り、おおわら(大藁)とも。

 かつて風の盆は、お盆の8月中旬に行われていたらしいが、町の人口が希薄になるその時期に祭りを続行することを、懸念する声が少なくなかったとか。
 当時暦の主流だった太陰暦から、太陽暦へ統一されたことを機会に、旧暦のお盆にあたる9月初旬に改められたといわれている。

公式HPより




八尾は坂の多い町。
石畳の「諏訪町」は日本の道百選にも入っているそうです。

八尾の中にも、鏡町、今町、上新町・・・・などいくつか町があり、町ごとに踊っています。
八尾をぶらぶら歩いていると、どこかで踊っている町にであいます。

下の写真は町にある数少ない旅館、宮田旅館。柴田理恵の親戚の旅館です。
約5500人しかいない町に、おわらの時期は30万人ほどくるそう。
泊まれる人はかなりラッキーな人でしょう。私たちは上新町の民家を宿とする予定。



大勢の観光客が訪れるおわら風の盆。
とはいえ、普段の日曜はこういった感じ。


地元の方たちの行事にお邪魔させていただく・・・といった気持ちで、今年も
おわら、楽しみたいと思っております。

季節のことの会 第3回 おわら編 ライトレールにのって

2007-08-02 23:44:03 | 季節のことの会
先週、富山に帰っておりました。
季節のことの会 第3回 おわら風の盆ツアーの下見を兼ねて。
9月1日東京発で富山へ。

おわらの街、八尾に入る前に
ライトレールにのって、岩瀬の街を歩きたいと考えております。

ライトレールとは・・・

富山ライトレール株式会社(とやまらいとれーる、Toyama Light Rail Co., Ltd.)は路面電車化された西日本旅客鉄道(JR西日本)富山港線の経営を引き継いだ第三セクターの会社で運営されています。
第三セクターで成功した例と、マスコミなどでもよく紹介されておりました。

富山駅から岩瀬へGO


国指定重要文化財「森家」を見学したいと考えております。

この街は、日本海で活躍した北前船による交易で栄えた街で、古いただずまいのお家がたちならびます。

岩瀬の大町通りにある森家は、日本海で活躍した北前船回船問屋。
屋久杉の板戸、能登産黒松のはり、囲炉裏を飾るロシアの琥珀(こはく)、土間には小豆島産の巨大な1枚岩、日本海交易で活躍した北前船回船問屋森家は、各地の富を集め3年の歳月をかけて明治11年(1878年)に建築されたものであり、当時のたたずまいを残す東岩瀬回船問屋型町屋の一つです。

そして、名物ガイドがいらっしゃり、街のこと、このお宅のいわれなど、詳細に話していただきます。





そして、このあたりには、満寿泉の酒蔵もあり、海辺でゆったりした街並みです。


銀行もこんなつくりで。


普通の酒屋さんも、昔は金沢のお殿様の米蔵だったところを改装して
こんな風に。


近くの展望台からは、こんな様子も。


そして、近くの和菓子屋さんで三角どらやきを購入。

皮がもちっとして、大変おいしゅうございました。

回船問屋がたちならぶ、歴史的な街並み、ぜひ散策してみましょう。



季節のことの会 第2回 七夕の日に終了

2007-07-16 21:48:26 | 季節のことの会
7月7日、佃・月島での季節のことの会、和やかに終了いたしました。

詳細はすこしづつUPしていきます。

月島駅に15時半集合
●悉皆屋の扇屋さんへ

詳細はコチラ
扇屋さんをでたあとの散歩はこちら

住吉神社、神主さんにお話をうかがう。





詳細はこちら
●佃一丁目散策

詳細はこちら

●リバーシティのマンションの42Fで、軽くお食事と沖縄の三線の演奏。
そして、旧暦のはなし


詳細はこちら



夕方から集まったのですが、すっかり夜もふけて・・・
窓を開けたら風が気持ちよかった。会はひとまず解散。この後、月島でもう一軒
みんなで乾杯して。
いい七夕の夜となりました。ご参加いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!


和やかな宴のあと・・・

会も終わったのですが・・・

2007-07-16 21:47:12 | 季節のことの会
7月7日、会も和やかに終わりました。
私とアサミで打ち上げするから、よかったらどうぞ~、といったところ
ご参加の皆さんすべて参加していただき、なぜか私の和歌の先生も。

ご参加のみなさん、ディープな佃・月島のにおいがしてきたでしょう(笑)

これを機会にまた、こちらにお出かけください。
本当の季節の七夕は、旧暦7月7日。今年は8月19日です。
もう一度、古来の七夕のきせつのことを楽しんでほしいと願っております。

改めてありがとうございました。

リバーシティで一杯楽しみながら・・・

2007-07-12 23:18:28 | 季節のことの会
佃地蔵尊に行った後、きもののお店へ。
残念なことに、女性の着物部門はお休みで男性の着物部門を楽しんで。
隅田川沿いをちょっと歩いた後、リバーシティのマンションの42Fの一室へ。
今日はみなさんお疲れ様でした~。
マンションからの風景、隅田川がどーん。

一杯!
こんな風にみんなテーブルを囲んで、改めて。
               
お重に詰め込んだ当日のメニュー
竹笹をお皿代わりにして、みんなでつつきあいました。
●おむすび(シャケ・うめみそ)
●レバーフライ←かつて、月島は工場地帯でした。肉体労働者が安い値段でエネルギーを補給することから、レバーフライがはやったそうで、今でも月島には何軒かレバーフライやさんがあります。
●マグロの味噌漬け←佃にある「星時計」というカフェ&バーから仕入れました。
佃といえば、佃煮。佃煮を星時計さんより調達しようとしておりましたが、こちらのほうが上質でおいしいということで、チョイス。
●ゴーヤ茗荷←これから始まる沖縄の三線を意識して。
●なすの塩もみ
●しょうがの甘酢漬け

お酒
●ビール
●日本酒「佃島」
            
佃1丁目にあるお酒屋さんが独自で天鷹酒造につくらせたお酒。

おなかをすかせてビールを飲んで食べて・・・に夢中になったら、お弁当の写真をとることをすっかり忘れました。

さてお酒も入り和やかになったところで、沖縄9年在住今田さんに沖縄の話や
三線の演奏をお願いしておりました。
今回は、エイサーの曲を中心に。

・エイサ-の起源は念仏おどりだといわれています。
以前は人が死ぬと家に招かれ、鉦や太鼓を打ち鳴らし念仏を誦しながら踊るものでした。
・旧盆
沖縄は旧暦を大切にする文化です。旧暦7月13日から15日に行われます。
現在はこの期間中にエイサーが行われます。

【曲目】
1.南桃原間切り 2.仲順流り 3.久高節 4.トユータンガーニー節
5.かたみ節 6.いちゅび節 7.テンヨー節 8.読谷山
9.海ヤカラ節 10.唐般ドーイ

曲の解説をつけながら、演奏をしてくださり、しばし気分は沖縄へ。
沖縄へ私も飛んでしまったら、写真をとること、すっかり忘れて聴き入っておりました。

やがて夜もふけていき・・・・。

屋形船もちらほらと。

佃天台地蔵尊

2007-07-11 21:43:09 | 季節のことの会
住吉神社を後に、家々をながめながら。
この地の表札には「屋号」も名前と一緒にあがっています。
佃○○ とか、濱○ とか、江戸の頃を想像させます。
歩いていると井戸発見!どうやら現役です。

わ!誰かみてるぞ!
         
漆芸 中島 さんでお箸をながめ。
おっと、アサミが購入いたしました!マイ箸にするそうです。


そして路地を歩き、「佃天台地蔵尊」へ。

入っていくと路地の真ん中に佃地蔵尊の御堂がありました。
そして、大きなイチョウの木が。地蔵尊の建物の天井がくりぬいてあり、大きなイチョウが家々の間に守られています。

              
【佃天台子育地蔵尊】
 子供の様々なことから守り、長寿延命、家内安全、諸願成就の地蔵尊といわれています。


住吉神社

2007-07-11 21:24:13 | 季節のことの会

悉皆屋の「扇屋」さんを後にして、ぶらりと佃1丁目へ。
赤い橋からは、こんな眺めを楽しんで。
高層ビルと昔からの風景が混在して、おもしろい。
さて、住吉神社へ。
神主さんより、住吉神社や佃の歴史を教えていただく。

●佃発祥
徳川家康が本能寺の変のときに、逃げてくるときにお世話になった、
大阪摂津郡佃村の33人の漁民を江戸に連れてきて住まわせ、神主平岡権大夫好次が江戸に移り住んだのがはじまり。佃は漁師と神主しか住んでいなかったとのこと。
家康は彼らに漁業権をあたえ、今でも徳川家に白魚を献上するというような強いつながりがあったようです。
最初は小さな土地だったのを、どんどん埋め立てて今のようになってきたとのこと。
●住吉神社

摂津国佃鎮座の住吉社(現田蓑神社)分霊と徳川家康公の御霊を奉遷祭祀。

●祭り
三年に一度の例大祭を執り行う、獅子頭宮出し、宮神輿宮出し、古来の神輿海中渡御を再現した船渡御など江戸文化を今に残した祭事が執り行われている。
住吉神社が所有する神輿は関東では珍しい八角形の神輿であること。またこの祭礼時には佃島内に普段は埋められている6本の大幟が立つそうです。
また、この地の神輿は「わっしょい、わっしょい」と上下にゆすってかつがないそう。それは、船がゆれて転覆しないようという意味があるそうです。
来年が例大祭となります。

●みどころ(1)

境内の鳥居には有栖川宮幟仁親王筆による陶製の住吉神社扁額が。これは明治天皇が北海道より越中島へ還幸される際、有栖川宮幟仁親王が出迎える途中住吉神社に立ち寄りこれを書いたとのこと。陶製のものって、めずらしいでしょ。
●みどころ(2)
手を洗おうとふと見上げると、佃の漁民の生活の様子がほられた欄間があります。


お話が終わり、神主さんは夕方のおまつりをはじめられました。
朝、神様にまつった食物をさげる儀式です。
当然ながら、毎日朝晩と行われていることでありますが、拝見させていただくのはあまりないこと。なんとなーく、感謝の気持ちがわいてきて。
この後、また佃1丁目をぶらり。

続く。

佃・月島の会、駄菓子屋さんで

2007-07-10 06:43:29 | 季節のことの会
扇屋さんをでて、古いいい建物の駄菓子やさんを紹介してくださり、早速でかけてみることに。

建物の写真をとっていないのが残念ですが、もちろん木造で、よく撮影されたりデッサンされる建物だそうです。
中に入ると、このように駄菓子が!!なつかしい!
店内のポスターも、ピンクレディや三浦友知の若い頃、アグネスラムなどのポスターでレトロ・・・というより、リアルにここは時間がとまっているようで、おもしろかったです。
見学だけじゃあなあ・・と思って、飴を一個ずつみんなで買って食べても、70円!
お店のおじさんに、この建物のお話やこのあたりのことを伺うと、写真やらデッサンやらどんどん出してくださりました。
また改めてじっくり伺いたいものだ・・と思い、お店を出ました。
これは駄菓子やさんの近くの羊羹屋さんの二葉家さん。

次は住吉神社へ・・・・。

おうちとおうちの間でも立派な道を通って・・・。

佃・月島の会、扇屋さんで

2007-07-09 22:37:30 | 季節のことの会
扇屋さんは、佃にある100年続く悉皆屋さん。
私たちなんぞは悉皆屋さんに入るのも、なんとなく敷居が高い感じがするものです(サラリーマンだからね)
扇屋のご主人に、
1.悉皆屋とは?
2.扇屋さんのはなし。
3.佃の街のうつりかわり
などを中心にお話をしていただきました。
店先に7人そろって、入らせていただき、ご主人のお話がはじまりました。


1.悉皆屋とは?
ひとことでいえば、着物総合プロデユース業。和裁士、染師、染み抜き職人などそれぞれのご相談にあわせて、必要なことを手配するプロデユーサーです。

とはいっても、昔は悉皆屋といえば染み抜きだけをしていた職人であればよかったようで、このお店のあたりにもかつては悉皆屋は3,4軒並んでいたそうです。
かつては風呂屋の数ほどあった悉皆屋が、すごい勢いで少なくなっており、着物の相談に何でものれるところがなくなってきて、いまや悉皆屋が着物の専門家、プロデユースもになっているそうです。ここ3、4年の減りがまた顕著だそうで、生活スタイルの変化や、職人の高齢化などがあるのでしょうか。

2.扇屋さんは

扇屋さんは100年続く、悉皆屋さんです。
ご主人のお父様が悉皆の仕事をする場所をこのあたりで探していたそうですが、
水を多く使うため、貸し家を見に行っても断られることが多かったとのことです。
現在の地にこれたのは、たまたま大家さんが着物好きであったことが大きいようです。店先からは想像できませんが、店の裏には水をどんどん使う仕事場があるそうです。
そしてこの建物はかつて4軒つづいた長屋だったとのことで、今はそれぞれの家にわけて建てたとのことです。
このあたりは、かつては悉皆屋も多くあり、今の扇屋さんのある表通りにお店を構えることについて、やっかみもあったような時代だったとのことです。

跡継ぎがなかなかいない商売ではありますが、こちら扇屋さんは、息子さんご夫婦、お弟子さんもいらっしゃって、先々が明るいお店のようです。

3.佃のうつりかわりについて

住吉神社があるあたりをかつては「佃島」といい(現在は佃1丁目)扇屋さんのあるあたりを「新佃」といったそうです(現在は佃3丁目)
ご主人もご主人のお母様もむすこさんも、近くの佃小学校(かつては佃島小学校)に通われていたそう。
また、高校へは佃の渡しを船でわたって通っていらっしゃったとのことで、
潮の関係で船が送れて遅刻して、たたされたというエピソードもお伺いしました。
かつてのこと・・・とはいっても、ほんの数十年前のこと。
昭和の移り変わりは激しいです。
もちろん、このあたりは長屋が多くあったのですが、今は高層ビルにどんどん
かわっていっています。このあたりでいちばん古いおうちはあそこだ・・・・なんて、教えていただきました。
本にのっていない、地元の方のお話が大変興味深く、かつての生活風景を想像させてもらいました。
佃の街がうつりかわっても、なんとなくご主人から佃という土地を感じさせていただきました。


この後、ご主人に駄菓子やさんを紹介していただき、
「じゃあ、いってみましょう!」と出かけてみました。

またこの続きはすこしづつ。

季節のことの会 第2回 詳細5 余談

2007-07-04 23:53:25 | 季節のことの会
7月7日、七夕の日は、奇数月最初の土曜にやっている
季節のことの会。今回は佃・月島です。

七夕→織姫→きもの・・・。

ということで、今回は着物やさんと悉皆屋さんを訪問。
悉皆屋さんは佃の名店、扇屋さん。
7日よろしくお願いします・・と改めてご挨拶にいったところ、今回はご主人不在で、奥様とお話を。
丁寧でにこやかな奥様とお話している最中に、なんだか奥からいい香りが・・。香りといいますか、においが・・。
ああ!!どうも夕飯をこがされたようです!奥様ごめんなさい!
ご近所の散歩途中の方もよってきて、「あらあ、こがしたの~」
明るい土地です(笑)

そんなお茶目な一面をある奥様に支えられ、明るい悉皆屋扇屋さんは今日もお仕事されております。

プレジデント社の着物好きなら思わずチェックする雑誌「七緒」にもなんども取り上げられている名店です。
どんなお話をうかがえるのか、とても楽しみです。
扇屋さんは着物のしみぬき教室もされており、ちょうど、7日息子さんが開催されております。今回は、きせつのことの会があるため、断念しましたが、8月にも開催予定とのこと。まだ、HPにもUPされていない、最新情報です。

7月7日、季節のことの会参加の方、要チェックです!ちなみに私は8月はぜひ参加したいと・・。

大切な着物。大切にする文化も学びたいものです。