
1日診療、患者さんは少ない。
おかげでゲラのチェックが進む
ゲラの意味ということですが、ここでも何回も
解説しているのですが・・・
ゲラというのは、本にする原稿を本と同じような
レイアウトでA4サイズか、B4サイズの紙に印刷したもの。
それに直しを直接書き込んでいくことが多い。
本来は別の意味なのでしょうが、出版業界では、
印刷した原稿のことを言う。
で、実際には画像のように赤ボールペンで
直していくわけだ。
最近ではパソコンで原稿を書くので
1)原稿のデータを出版社へ送る
2)本と同じ組み方で印刷(ゲラ)されて戻ってくる
3)その原稿を著者が校正、同時に編集者、校閲が校正
4)三者の校正を合わせて直す。
5)再度のゲラが上がってくる。それを直す
6)印刷へ。
という具合で、もちろん出版社によっても違うが
最低、一回は著者校正をする。
場合によっては3回くらい校正をし直すこともある。
だから自分の書いた文章を3,4度読み直すことになる。
一冊の本を出すのに、この程度の原稿チェックがあるので、
それを常に3冊分抱えている私の忙しさをご理解いただけたであろうか。
夕方日本テレビのズームインスーパーから取材の申し込み。
いまからビデオでコメント撮りたいという。
夜9時まえになって私のところで撮影。
たぶん 明日の朝に3秒くらい出ます。
夕方電話が鳴って、「フリーのアナウンサーの古瀬絵理です」
という、雑誌の取材の申し込みだった。
古瀬絵理ってあの?!と思ったが、どうして私に連絡してきた
のかと思ったが、メールでやりとりしているうちに、
そういえば、以前、ネット放送のギャオで古瀬絵理さんがMCをやっている
番組に、私が毎回ビデオ出演していたことを思い出した。
さらに、ギャオの関係の人たちと食事をしたとき
六本木で古瀬絵理さんと食事をしたことがあったのだ。
すっかり忘れていた。いまライター業もやっているとのことで
今度取材でお会いすることになった。
夜、本当はうつ病フォーラムの会議だったのだが、
ビデオ撮りで行けなかった。
いやー本日もなんだかいそがしかった。
1冊の本が出るのに2~3回は校正する訳ですね。
出版社は文法上のチェックもするのではないかと思います。
今はパソコンの画面で文章が書けるようになって、印刷技術が進歩したからいいですね。
昔は植字と言って1字1字判を押すように文章を書いてたのですから、今考えると信じられないです。
米山さんの著書にも書いてありましたけど、パソコンの画面を見ながら文章を書くのって、文章全体を見ながら書けるのでいい文章が書けますよね。
また校正してると、また思いついたことを追加できるので、その作業も意味がありますよね。
先生は、そのゲラを捨てずに残していらっしゃいますか?普通は見ることの出来ない貴重なもの、と考えれば、お宝だと思います。
編集者の方は、その原稿の変化していく過程が見られて、楽しいでしょうね。
…それともツラいでしょうか。
「先生、いついつまでに、原稿をお願いします。と頭を下げないといけないから……(笑)