米山公啓のブログ

作家で医師の米山公啓の公式ブログ

何が失われているのか

2013年05月22日 23時46分46秒 | Weblog

15年くらい前 作家業を中心にするために、大学病院をやめ

医療エッセイ、医学ミステリー、医療小説、脳関係の実用書、

など書き続けてきたが、どうも最近面白くない。

 

書きたいものがあるが、それが出せない(出版社がうれそうでないと出せない)

逆、売れるならなんでも出す ということがさらに強くなってきた。

 

小説家もそうだろうが、自分の書きたいものを書いて、自由に出せる作家は

ごくわずかであろう。

 

キンドルを使ってだしたいものを書いていく、

そんなスタイルに切り替えたほうがいいのかもしれない。

問題はキンドルで出しても、ほとんど知られないということだ。

 

音楽業界、映画業界を眺めても、まあどうなのだろうかという

ものが多い。

次の時代の表現方法の模索は必要だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 


医学という非線形的なもの

2013年05月22日 07時55分58秒 | Weblog

というような本を読みながら、直江津へ行き、講演をしておりました。

直江津の駅に着いたとき一瞬寝ていて、あやうく寝過ごしてしまいそうで

あわてました。

 

帰りの車内誌に「お客様の中にお医者様がいらっしゃいますか?」という

ようなエッセイがあり読んでいた。

そこに医者が登場するとかっこいいなあという内容で

「お客様の中に小説家の方はいらっしゃいますか という呼び出しがないのが残念だ」

という落ちでした。

 

私、自慢ですが、

機内で一度、旅館で一度、船内で一度、お祭りで一度、呼び出されております。

そのとき「他に医者はいるだろう」と私が言っていると、女房が無理矢理手を挙げさせて

しぶしぶ出ていったのでした。