Yokusia の問はず語り

写真担当: Olympus E-400 / Panasonic FZ5

続々 14番線よ、お前もか!

2007-11-23 | Weblog
↑ 経営者が日本人じゃないのは一目瞭然・・・


こういう時に限って、ディスクジョッキーまがいのお気楽放送が流れるのは何故
なんでしょう。D線にも、この手の車内放送をする名物運転手(?)がひとりいて、
電車が止まったり遅れたりした時、たまに登場(単なる偶然かもしれないけど)。
乗客の不機嫌などものともせず。能天気な説明を延々と続けます。

そうしょっちゅうあることではないし、饒舌でどことなくユーモアがあるから、苦笑い
する人も多いのだけど、一度ならともかく、二度重なるとさすがにいらいらします。
メトロとD線は所属する会社が違うから、まさか同一人物と言うことはないと思う
けど・・・。

D線の場合だと、「乗客のみっなさん、こーの電車、次は○○駅まで止ーまらない
ですから、ごっ注意くださいねぇ。えっ?何で止まってるかって?いやぁ、実を言う
と前方の車両がトーラブっちゃってねぇ。ま、大したことじゃないんだけど、こいつが
なーかなか手ごわい。てなわけで、申ーし訳ないけど、みっなさん、どーぞ、おー
手柔らかにー(以下略)」という調子。

D線は車内放送だけど、14番線は構内放送。無人運転だから当たり前か(笑)
「みなさん、機械の故障、機械の故障、きーかいの故障で、14番線、立ーち往生
です。ホームにいらっしゃるお客様、あーぶないですから気をつけて、そーのまま
おー待ちくっださいねー。」

ちょっと誇張しすぎかもしれないけど、雰囲気としてはこんな感じでした。

通常の状態ならまだしも、ストライキ中、唯一の頼みの綱である14番線がこの調子
では、どんなに人間の出来た乗客でもむっとするでしょう。第一、誠意というものが
感じられない。(あっ、これって日本的な感覚なのかな)

こんな状況で笑える人は少数派。前にいた女の子なんて、かわいい顔を歪めて渋面
を作り、思いっきり舌打ちしてました。わかるなあ、その気持ち・・・。

続 14番線よ、お前もか!

2007-11-23 | Weblog
↑ 天の邪鬼な国民性の表れ・・・というわけではありません(笑)


比較的前方にいた私は、幸い、次の電車に乗れましたが、大変だったのはその後。
車輌は満員なのに、停車するたび、ホームで待っている人たちがどっと押し寄せます。
全ての駅にしわよせが来ているのだから、当然と言えば当然なのですが。

ただ、メトロは狭いし、RERのような二階席もないので、どんなにぎゅうぎゅう押し込んだ
ところで、乗れる人数はたかが知れています。一番大変なのは降りる人。

みな、自分第一なので、降りる乗客を無視してでも、体を押し込もうとします。
「押さないで!」「降りる人がいるんだから」「これ以上、無理だったら」「足が痛い!」
こんな怒声やうめき声が車両のあちこちで聞こえていました。

中にはホームの老人に向かい、「おい、爺さん、その年で満員電車は無茶だ。やめとけ、
やめとけ」なんて失礼な言葉を浴びせる人まで。そのお爺さん、顔を真っ赤にして怒って
いました。人それぞれの品格って、こういう時、一番、露わになりますね。

行き同様、ピラミッド駅まで歩いていれば、私自身、この人ごみに紛れていた可能性が
大だったわけで、とても人ごととは思えませんでした。

パリ・リヨン駅まで来てしまえば何の問題もありませんでしたが、それより前で降りなけ
ればならなかった人は、ずいぶんと苦労していました。前方の人込みを必死でかきわけ
ながら、乗ってくる乗客とも押し合いへし合い。大変なのは当たり前ですね。14番線は
路線が短いので、万が一、乗り越したとしても、大した問題にはならなかったでしょうが。

無事、降りられた皆さん、見事に乗り/降り損ねた皆さん、無理やり体を捩じ込んだ皆さん、
お疲れ様でした。

14番線よ、お前もか!

2007-11-23 | Weblog
↑ 
青い看板は「左見て右見て」と書いてあるのですが、「右見て」の部分が黒いペンで
消されています。現政府(右派)への反発でしょうが、うまいですね。


さて、昨日のパリですが、交渉後、メトロの運行状況が改善され、D線にも14時台の
電車が加えられたことで、以前より、多少、楽にはなったものの、A線が10本に1本、
B線が運行停止という状況はあい変わらずでした。

シャルル・ド・ゴール空港とオルリー空港を結ぶB線が使えないことで、大変な思いを
された旅行者や観光客の方々も多かったのではないでしょうか。

私はと言えば、図書館で本を返却した後、フランス語の授業のため、オペラ座に近い
C嬢のアパートまで行ってきました。行きは、メトロ14番線のピラミッド駅から歩き、
帰りは、3番線が復旧していたので、9月4日(Quatre Septembre)駅から、14番線
始発のサン・ラザール駅へ。

今、思えば、これが大正解。
というのも、安全パイのはずだった無人メトロ14番線が、一つ先のマドレーヌ駅で、
故障のため、ダウンしたから。

問題は解決したものの、そのせいで電車が詰まり、後発列車がホームで待ちぼうけ
を食う状態に。その間、待機中の乗客の数はどんどん膨れ上がり、上り階段の先に
ある通路にまで、人がいっぱいに溢れていました。

とりあえず平常化

2007-11-23 | Weblog
↑ 最近、お腹がすくと、箱によじ登って催促(?)するようになりました。


2007年11月23日(金)

今日、日本は勤労感謝の日ですね。
こちらも、お陰さまで、10日間続いたストライキがようやく収束に向かい、運行もほぼ
通常通りになりました。「勤労」ではなく「再労」感謝です。(フランスでは平日ですが)
たった(?)10日間でもこれだけきついのだから、この状態が3か月以上続いたという
1995年のパニックは相当なものだったのでしょうね。

ストライキ中、ブログばかり書いていたので、頭がすっかり日本語になってしまったよう
(その割に文章がこなれていませんが)。お陰で、フランス語もポーランド語もスムーズ
に言葉が出て来ないありさま。頭が三つ欲しいかも(笑)

昨日、再び、図書館に行ってきました。延滞が心配だったけど、どうにか間に合ったよう。
司書のおばさん曰く。「まだ大丈夫だから安心して。それにこんな状態(ストのこと)じゃ、
罰金なんて取れないわよ。ハハハハハ。」

と言うわけで、とりあえずはめでたしめでたしです。

ストライキのお陰(?)で思いついたスカイプでの授業導入の件ですが、フランス語の
C嬢とポーランド語のE嬢に打診してみたところ、二人ともすでにスカイプを持っている
ことが判明。お陰ですんなり事が運びました。E嬢もC嬢も40代後半。この手のもの
って、世代が下がるほど普及しているものだし、フランスのスカイプ人口、想像以上に
多そうですね。