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Yokusia の問はず語り

写真担当: Olympus E-400 / Panasonic FZ5

2眼ふたたび・・・

2010-06-26 | Weblog
                            Semflex / Berthiot 75mm F3.5 / Portra 160 NC

2眼写真、第2段です。

セーヌに架かる橋の上から撮ったのですが、欄干の陰が盛大に入ってしまいました。
まあ、これはこれでいいかなぁ。

真四角という空間が今ひとつ掴めてないせいか、これという写真がなかなか撮れません。
フィルム一本につき、多くて2、3枚というところでしょうか。

今回の撮影では、巻き上げた後、チャージされていることに気づくというケースが2度もあったので、
シャッターチャンスを逃した後、チャージ用のレバーが上がったままなのをすっかり忘れ、次のコマ
まで送ってしまったかなぁなんて思ったのですが、結果を見てみると空送りはなし。
それなら、あのチャージが何だったんだろう・・・

今回は杞憂に終わったものの、今後、似たような失敗をやらかす可能性は大。
そう考えると、「シャッターチャージ」→「巻き上げ」→「レリーズ」の順に操作するのが無難かな。

        

この写真は1コマ目。
このコマも、巻上げを忘れて二重露光してしまったような気がしていたのだけど問題なし。
単に私の勘違いだったようです。

明らかに露出オーバーなのは、シャッタースピードはそのまま、絞りだけ開放にしたせいじゃない
かと・・・。こんな風に、撮影後、思考を巡らせることができるのも、フィルムの醍醐味ですね。、

嬉しい誤算

2010-06-26 | Weblog
                                   Semflex / Berthiot 75mm 3.5 / Portra 160 NC

今日、フィルムが3本、あがってきました。
思ったよりたくさん撮れていたのが一番うれしかったかな。
と言うのも、今回、出したフィルムは曰くつきのものばかり。
一本目は、装填後まもなくカメラを開けてしまい、二本目は、フィルムを入れたまま空シャッターを切って
しまい、三本目は120フィルムで、性懲りもなく数コマを空送り・・・と信じ込んでいたんですが、いざ蓋を
開けてみると、駄目だったコマはほとんどなし。

一本目は35枚、二本目は38枚(!)、120フィルムも、私の不注意ですっ飛ばしてしまったコマが一枚、
欠けていただけ。かなり覚悟していたせいか、肩透かしを食った気分でした。

今回の写真は、仔犬を二頭抱いて物乞いをしているホームレスです。
さすがに正面から撮るのは気が引けたので、脇によけ、建物を撮るふりをしながら、さりげなく撮ったの
ですが、後で写真を見たら、堂々とカメラを向けている人がひとり、写っていますね。

とりあえず今日のところはここまで。
残りの写真も徐々にアップしていきますのでお楽しみに・・・。

文字化け問題、中間報告

2010-06-22 | Weblog
                                  Exakta / Pancolar 50mm 2.0 / Superia 200

文字化け問題について送ったメールの返事が来ました。
とりあえず問題の箇所の写真を送ってくれとのことだったので、文字化け部分とラッカーがうまくのって
いない部分を撮影して送信。結果はさておき、すぐに返事がくるところは好感が持てます。


↑例えばこんな感じ(glandは私の誤植(恥)。正確な綴りはgrandです。)


↑こちらはラッカーの斑

特殊文字を使わなかった日本旅行のアルバムは、文字化けはもちろん、ラッカーの斑もまったくなく、
とてもきれいに出来ていたので、今後もここでお願いしたいなぁと。値段も良心的だし・・・

試しにFのパソコンで見てみたところ、案の定、文字化けはなし。
それなら、テキストだけFのパソコンで打てばいいや・・・と思ったのですが、残念ながらそれは無理。
このサイト、商品を選んだ後、ソフトをインストールするのですが、普通の無料ソフトと違い、ファイルを
DVDその他に記録することが出来ません。

私のパソコンなら、ソフトをインストールするだけで以前の注文分が表示されるのに、Fのパソコンだと、
私のアドレスでログインしても認識されないんです。
(パソコンを変えた場合はどうなるんだろう・・・)

一度、ちょっとした問題が起こって、ソフトをアンインストールしたのですが、再インストール時、以前の
データがちゃんと残っていたので、外のパソコンで認識されないということは、私のパソコンのどこかに
ファイルがあると思うのだけど、よくわかりません。以前、試しに使った別のアルバムソフトは、どれも
すぐファイルの場所がわかったんですけどね。

フォトブック用の無料アルバム製作ソフトは、大まかに分けて2タイプ。
サイト内にあって、ネット接続しないと使えないものと、いったんインストールしてしまえば、ネット接続
なしで使えるもの。今、使っているのは、接続なしでも平気なようなので、ファイルもどこかにあるはず
なんですが、どういう形で保管されているのか・・・。パソコンは疎いので詳しいことはわかりませんが、
アンインストールしても記録が残っているのだから、製本ソフトのファイル内ではなさそうだし・・・。

Fのパソコンで編集し直せばいいのだろうけど、あの旧式なパソコンで写真関係の作業はしたくないし、
そうなるとやっぱり、自分のパソコンで特殊文字は使わない・・・いう方法をとるしかないのかな

・・・と思い悩みつつ、最終結果を待っています。

今回の写真も、在りし日(?)のエキザクタです。
早く帰ってこないかなぁ・・・

文字化け・・・

2010-06-21 | Weblog
                                 Exakta IIb / Pancolar 50mm 2.0 / Superia 200

土曜日、無事、フォトブックが届きました。
金曜日、発送したことを伝えるメールが来たので、届くのは週明けかと思っていたら、意外に早くて
びっくり。これまでのやり取りでも感じましたが、かなり信頼できるサイトのようです。

小包扱いかと思っていたら封書扱いで、うちのポストに無造作に入っていてびっくり。
あの狭い投函口からどうやって入れたんだろうと不審に思っていたら、F曰く、

「蓋を開けて入れたんだと思うよ。配達員は郵便受けの鍵も持っているみたいだし。」

思わず絶句する私・・・

私:「でも、鍵ってそれぞれ違うんじゃないの?」
F:「よくわからないけど、配達員が郵便受けを開けられるのは確かだと思う。」
私:「配達員が盗みを働いたりしたらどうなるわけ?配達員がすべて正社員というわけじゃない
だろうし・・・」
F:「うん、最近、フランスでも、アルバイトや派遣の割合が増えているみたいだね。」
私:「それじゃあ、ますます危ないじゃない?ただでさえ、フランスの配達はあてにならないんだし」

と二人の間でこんな会話が交わされたのでした。

それはさておき、届いたフォトブックは期待以上の出来栄え・・・
色も細かいことをいえばきりがないけど、とりあえず許容範囲。
この程度の写真にはもったいないくらいです。
粒子が目立つという意見もあったけど、私のド近眼の目ではまったく気にならないし・・・

というわけで、私もFも大満足だったのですが、ひとつだけ問題が・・・
フランス語の特殊文字が、すべて文字化けしてしまっているんです。
フランス語のサイトで注文したのだから、問題はフォントではなく、日本語ヴァージョンとの互換性
でしょうね・・・。

と言うのも、私のパソコンで見ると、サイトのテキスト自体、一部、文字化けしているんです。
それでもその時は、インストールさえしていないこんなわけのわからない文字(正体不明の漢字)が
印刷されることはないだろうし、然るべきパソコンで見れば、文字化け部分も普通に見えるのだろう
から、単にモニターの問題だろう・・・とたかをくくっていたのですが・・・。

Fのパソコンを使えば、こんな問題も起こらなかったのだろうけど、彼は家で仕事をすることが多いし、
頼むのも面倒なので、つい私の日本語版のパソコンですましてしまったんですよね。

問題があった場合、取替え、返金も可なので、一応、メールを書きましたが、正直なとこ、サイトだけ
の問題ではないので、あまり甘い期待は抱けませんね。今回はトルコの写真だから、英語で書けば、
文字化けの問題も起こらなかったのだろうけど、フランス国内の写真で、地名にもアクセントがついて
いる場合はどうにもならないので、今後の対策を考えないと・・・

こういう時は、アクセントのない、のっぺらぼうな字面の英語が羨ましい・・・
それはともかく、アクセントなしの地名や単語なんて、「お」や「か」の字に点がついていないのと同じ
くらい気持ちが悪いので、どの言語のヴァージョンでもちゃんと読めるようにして欲しいですね。

ポーランド語の特殊文字でも試してみたけれど、こちらは認識すらしてくれませんでした(涙)
文字化け以外、何の不満もないので残念です。

在庫が切れてきたので、いまだ入院中のExaktaの写真を・・・
1/1000でもこのくらいは撮れていたのに・・・(号泣)

追記:
その後、同じアルバムの中に、光沢仕上げ用のラッカーがうまくのっていないページを発見。
文字化けの問題はかなり面倒そうだし、いったん払い戻してもらってから、再注文できると
ありがたいのだけど・・・。無理かなぁ。

双子カメラ

2010-06-20 | Weblog
                              OM-2SP / Tamron 90mm Macro 2.8 / Superia 200

おとといの午後のこと、ポーランド語のクラスでパリに出たついでに写真を撮ったのですが、とんでも
ない空振りに終わりました。

いつも黒いショルダーに入れているOM-1nのシャッターを何度か切った後、ふとリュックの中を見ると、
同じくOM用に使っている赤いカメラバッグが・・・。中身を確かめたところ、なんとこっち「も」OM-1n。
嫌~な予感がして、それまで使っていた方を見てみると・・・案の定、OM-1(nなし)でした。

問題は、このカメラにまだフィルムが装填されていなかったこと。
フィルムが入っていたのは、赤いバッグに入れてあったOM-1nの方だったんです。
それまでは逆に入れていたんですが、例の露出計の件でカメラやさんに見せる時、ショルダーの方が
出しやすいからと両機を入れ替え、それ以来、そのままになっていました。

周囲を伺いつつ、恐る恐るシャッター切っていた私。
まさか中身が空だったなんて・・・我ながら間抜けすぎます。
露出計を使っていれば、すぐ気づいたはずなのに・・・。

大急ぎでカメラを取り替え、気を取り直してもう一枚・・・と思ったとたん、それまでの青く澄み切った空
が一転にわかに掻き曇り・・・憂鬱な曇天に早変わりしてしまったのでした。


                                                E-400 / 50mm Macro

フィルムカメラ、実は逆の失敗もありました。
修理から帰ってきたOM-1の露出計を調べていた時のことです。
誤って途中露光してしまったフィルムを入れて点検したのですが、正常に動作しているOM-1nとも比較
してみようと思い、その結果、よく似た2台をとっかえひっかえ手に取ることになりました。

ところが、レンズを変えたりしながら、何度も同じことを繰り返しているうち、どっちがどっちかわからなく
なってきて・・・。ファインダーを覗き、絞りとシャッタースピードを変え、カシャカシャと何度かシャッター
を切りながら、「これ、もしかして直っているんじゃない?」なんて甘い期待を抱いた瞬間、カメラを見て
唖然としました。

OM-1だとばかり思っていたボディはOM-1n。中には、初めて買ったエクター100が(涙)
そもそも露出を見るだけなんだから、シャッターボタンなんて押さなきゃいいのに・・・。
現像時、意味不明のコマに頭を抱えるDPEショップの店員さんの顔が浮かびます。

今回の写真はルーアンで撮ったもの。
E-400でも似たような構図で撮ったので、2枚一緒に載せてみました。
絞りはOMが11、E-400が8(現像ソフトはCapture One 4)です。

田舎散策 4

2010-06-19 | Weblog
最終回の今日は虫特集。
マクロ息の虫撮り、絞りの加減が難しいです。
でもさすがは田舎、周り中、虫だらけでちょっとうれしかったり・・・。

もちろん、野にいるのがいつもいい虫とは限りません。
お陰で、手足はもちろんのこと、なぜかお尻まで刺され、体中ぼこぼこになって帰宅。
「悪い虫」がつくにはトウが立ちすぎていると思うんですが、喜ぶべきか、悲しむべきか・・・(泣笑)
ちなみに同伴したFはまったく無傷でした。

花同様、虫の名前にも無知なので、知っている方、情報お願いしま~す。
(他人任せですみません(汗))

まずはこちらから・・・

↑おちびさんなのに触角だけは長いです。

次は・・・

↑顔中、花粉だらけにしていた食いしんぼ君

3枚目・・・

↑写真では見にくいですが、後足の付け根が玉のように膨らんでいます。

終わりは蝶を2匹。

↑目にピントが来たのはうれしかったけど、もうちょっと絞っても良かったかなぁ。


↑近くに飛んできたとき、もう一度、撮ろうとしたら、羽根を閉じてしまいました。残念・・・

黒地に白い線が入った優雅な雰囲気の蝶も何度か見かけたのですが、結局、撮れずに終わり。
全然とまってくれないんだもの・・・(泣)。

・・・と言うわけで、4回続いた散策写真も今日で終わり。
レンズはラストのみ40-150mm 3.5-4.5(望遠端*トリミングあり)、残りは、最近、定番化しつつある
50mm Macro 2.0です。

田舎散策 3

2010-06-18 | Weblog
                                             E-400 / 50mm Macro 2.0

散歩写真、第3弾の今日は森の幸の話。
森の幸と言えば、まず心に浮かぶのがキノコ。実は今回、生まれて初めて、自分で採取したキノコ
を食べる機会に恵まれました。よく似た毒キノコだったらどうしよう・・・と正直、かなり不安でしたが。

Fによれば、フランスでは、取ったキノコを薬局で調べてもらうのが慣例だとか・・・。
私たちが取った3本の巨大キノコも、さっそく見てもらいました。

その結果は・・・
2本は状態が悪いので駄目。もう1本も古すぎるので避けた方が無難・・・と何と3本とも駄目だしが
出てしまいました。それでもあきらめないのがうちのF。とにかく3本目だけでも食べてみよう。生の
まま、一口かじるだけでもいいから・・・。毒があるわけじゃないんだから、試食する程度なら問題
ないだろうし・・・と言うので、見るだけで食欲が減退しそうな傘の下の黄色い部分(マッシュルーム
なら茶色い部分に相当)を切り取り、白い部分だけバター醤油で炒めて食べることに・・・
味の方はとろっとしてなかなか美味。フランス語でCépeというキノコだそうです。

日仏辞典を見ても、いまひとつよくわからないので、仏ポ辞典を見てみたら、私が大好きなポーランド
のキノコスープに入っているBorowikと同じものだと判明。これってけっこう高級なキノコだったような。


↑残念ながら、食べた方のキノコの写真がないので、捨ててしまったキノコの写真を・・・(意味なし)
 ちなみにこちらも食用です(名前は忘却) 

問題なのは、毒キノコが食用キノコとよく似た外見を持っていること。
間違いを避けるための見分け方が色々あるようですが、

例えばこんなキノコ。


私たちが食べたキノコと外見は良く似ているのですが、キノコの一部を裂いてみると・・・

↑最初はこんな色。(わかりづらいですが黄色い方)

ところがその後、あっという間に・・・

こんな色に・・・。
実はこれが毒キノコの証拠で、食用キノコの場合、裂いても色は変わらないんです。

森の幸はキノコだけじゃありません。時にはこんな果実で喉を潤したり・・・

↑小粒だけど味は本格的。野生のキイチゴです。

今回もレンズはすべて50mm Macro 2.0でした。

田舎散策 2

2010-06-17 | Weblog
  ↑一面に広がる麦畑(写真はフランスではかなり珍しいライ麦)     

記事を書き上げて送ったとたんログイン警告が出て、全部おじゃんになってしまいました。
gooブログは容量も大きいし満足しているのだけど これだけはどうにかして欲しいなぁ。

気を取り直して、昨日の続きです。
集落を離れたとたん、辺り一面、森が広がるのですが、何とそのうちの半分は私有林。
いったいどんな人が買うんでしょうねぇ。

本来なら、私有地は閉鎖されているはずなんですが、私たちが行った時はなぜか門が開いていて、
入場自由でした。国有地帯は森だけですが、私有地の方は、領地全体に広がるダムつきの広大な
人口池が目を惹きます。

狩猟地として購入されたものらしく、森のあちこちに物見台があります。猪をおびき出すための撒餌
であるトウモロコシも一面にばらまかれていて、足の踏み場もないほどでした。撒餌で丸々と太らせ、
猟銃でズドン!というところでしょうか。これじゃあ、まるでヘンゼルとグレーテルの世界ですね。

ここで猪の写真を載せれば完璧なんですが、猪の鼻・・・ならぬの森の花の写真を・・・(苦しぃ)
花の名前は詳しくないので、説明なしで三枚、続けていきます。







レンズはどれも50mm Macro 2.0です。

田舎散策 1

2010-06-16 | Weblog
                                                E-400 / ZD 50mm 2.0

今日は、晴れているのに涼しい最高の散歩日和だったので、うちから車で一時間弱のところにある
小村を訪れました。フランスの場合、どんな大都市からでも、車を一時間ばかり走らせれば、すぐ
田舎に行けてしまうのがいいですね。

訪れたのは、パリを囲むドーナツ地帯イル・ド・フランス(Ile de France)に属するセーヌ エ マルヌ
(Saine et Marne)という地方にあるシャペル・ゴーチエという(Chapelle Gauthier)村。麦畑(小麦、
大麦、ライ麦)が辺り一面に広がる光景は壮観でした。

とりあえず今回は、村の中心地の様子を・・・
と言っても、目ぼしいものは、お城と教会くらいしかないんですが。


まずはお城(シャトー)。

                                          E-400 / ZD 14-42mm 3.5-5.6

現在は、市役所として使われています。
フランス語の「シャトー」は「城」と訳されることが多いので、最初の頃は、この言葉を聞くたび、日本的
な威風堂々としたお城を想像していたのですが、いくつか実物を見てみたところ、日本なら「館」に分類
されるようなものも、こちらではシャトーを呼ばれることが多いようです。この「お城」はその典型ですね。

もう一枚。

                                          E-400 / ZD 14-42mm 3.5-5.6

お次は教会。

                                          E-400 / ZD 14-42mm 3.5-5.6

詳細はよくわからないのですが、ちょっと見、ローマンスタイル風ですね。
大きい建物なので、広角でも全体を入れるのは大変でした。この写真は市役所の入り口、すぐ上の
写真に半分だけ写っている橋の上から撮っています。お御堂は閉まっていて見られませんでした。

次回は森と畑で撮った写真をご紹介しますね。

露出計昇天

2010-06-15 | Weblog
                                            E-400 / ZD 50mm 2.0

昨日、OM-1の件で再度、修理やさんへ言ってきました。最初に出てきたのは、息子さんではない
方の若い職人さん。私のカメラをしばらくかちゃかちゃいじった後、「こりゃぁ駄目だ。露出計が完全
にやられちゃってる。前、見たときは問題なかったのに・・・」

その後、例のおじさんが出てきて、再度、点検したのですが結果は同じ。
おじさん曰く、「これは調整の問題じゃないな。露出計自体がいかれているわけだから。」

これには私もカチンと来て、それでも出来るだけ穏やかに「露出が正確に出るよう、電池にあわせて
調整するという話だったのだから、普通、露出計は問題ないと思うんじゃないですか」と言うと、修理
やさんもさすがに口ごもり、「まぁ、こっちもすべて把握しているわけではないからねぇ。」

「もし露出計の問題だとすると、修理を頼んだ場合、どうなるんでしょうか」と尋ねると、「もちろん別口
だよ。今回の件だって、モルトの張替えのついでと言うことで安く(20€上乗せ)上げたけど、本来なら、
調整だけでも60€はかかるんだから。それに・・・ほら見てごらん」とばらした外のOM-1についている
露出計の細い糸を見せ、「こんなデリケートなものでつなげているんだから、修理にも細心の注意が
必要になる。」

私も一応、日本人なので、「そのくらい、日本じゃ素人だって直しますよ」なんて嫌味なことは一切、
言わず、針を含んだジャパニーズスマイルでにこやかに応じましたが、心中、穏やかじゃありません。

大体、いくら修理代が安くても、直っていなければ意味ないですよね。
それに、最初に応対してくれた職人さんによれば、預けた時点で露出計は動いていたとの事。
その言葉が本当だとすれば、yy2828yyさんが別記事宛のコメントに書かれていたように、古いカメラ
に突然、強い電流を流したため、露出計がショック死してしまったという可能だってありえるわけだし。

まあ、元々、露出計は使ったことがなかったし、今回の件だって、「ネガでも露出は大事だよ。適正で
撮れば色もきれいに出る。プリズム周りのモルト除去と露出計調整、上乗せ20€でやってあげるから」
というおじさんの言葉で決心したようなもの。

なのでこの際、露出計はさっぱり諦め、「このままでいいです。どうせ使わないし。モルトをきれいに
していただいただけで、十分、感謝していますから」と言葉を返しました。ある意味、本当のことだし。

これが誇り高い日本の職人なら、「電流がちょっと強すぎたかな?大丈夫ですよ。今回のお支払い分
で露出計も直しておきますから」くらい、さらりと言いそうなものだけど。

おじさんは建前の裏の苦い本音など気づきもせず、フランス人らしい単純さで、「そうでしょう、これなら
プリズムが今以上に腐食することもないし。調整代と電池代はちゃんとお返ししますからご安心を。」
問題はそんなことじゃないんですけどね。

結局、修理の上乗せ分(なぜか25€)+電池代で30€戻ってきましたが、私のお店への信頼は完全に
失われました。

私自身、ピアノ調律師養成学校で技術の習得に失敗し、調律師になり損ねたという経緯があるので、
職人さんには人一倍敬意を払っているし、どんなに腕の立つ職人さんでも失敗はあるというのも理解
していますが、曲がりなりにもプロなら、下手な言い訳でお茶を濁すような事だけはして欲しくないなぁ
と・・・。

エキザクタについても聞いてみましたが、まだ修理が終わってないとの事。
「急がないので、時間をかけて、きっちり直してくださいね」とお願いしたけど、言葉の裏にある含み、
わかってもらえたかなぁ。

フォトブック注文 その2

2010-06-14 | Weblog
                               OM2SP / Tamron 90mm Macro 2.8 / Superia200

ということで新しく白羽の矢がたったのが、印刷後、光沢仕上げを施すタイプ。
今回、選んだのはExtrafilmというサイトで、ここの場合、ハードカバーならどのサイズでも、オプションの
ひとつとして光沢仕上げが選べます。

一部の商品にしか適用しなかったり、加工料をページごとに請求したりするサイトもあるのに、数ユーロ
足すだけで、サイズやページ数に関係なくやってもらえるのは本当にありがたいです。

問題はアルバムの質ですが、ネットでのテスト結果によれば、製本はたまに荒い部分が見られるものの
印刷の質は一級。ただ見開きの中央が見え辛いことがあるので、2ページに渡る写真掲載は控えた方が
無難との事。それ以外には、ほんの少しノイズが目立つというのがあったけど、最近、銀塩写真に慣れて
しまったので、変につるつるした写真より、逆に嬉しいかも。

今回、注文したのは二冊で、選んだ写真は、2006年、日本とトルコを旅行した際、FZ5で撮ったもの。
出来がよければ、お気に入りの写真を集めて、順次フォトブックにしていくのもいいなぁなんて夢想中です。

ネット販売のみで、直接、交渉できないので、ちょっと不安はあるけど、注文前、ちょっとした問題があって
サポートセンターにメールを書いたら、すぐに返事が来たので、とりあえず信頼できるかな。
こんなわけで、現在、アルバムが届くのを、首を長~くして待機中です。

フォトブック注文 その1

2010-06-13 | Weblog
                                                   E-400 / 50mm 2.0

今日、ようやく意を決してフォトブックを二冊、注文しました。サイズは20cmx20cmのスクエア版。
以前、一度だけB5のフォトブックを別のところで作ったことがあったのですが、結果はいまひとつ。
この時、頼んだのは写真の現像をお願いしているお店でしたが、AdobeRGBで現像してしまったため、
色が不自然で、印刷も硬すぎる感じだったんですよね。

このお店はプロも使うだけあって、AdobeRGBのプロファイルにも対応しているので、まともなモニター
も持っていないのにsRGBにしなかった私がいけないんですが。使ってある紙も悪くはないのだけど、
いかにも印刷用という感じで、もう少し印画紙に近い光沢のあるものがいいなぁと・・・。

だから今回も、本当は印画紙を使ったフォトブックにしたかったのですが、値段も張るし、製本にも問題
があるので諦めることに・・・。

と言うのも、このタイプには、紙の表のみ(つまり裏は白紙)に印刷してあるもの、二枚の印画紙の裏を
貼り合わせ、ページの両面に印刷できるようにしたもの、同じく両面印刷が可能だけど、蛇腹のように
折りたたんだ後、非印刷面を糊付けしたものの三種類があって、最近のトレンドは裏表に印刷できる
タイプのようなのだけど、ページがかなり柔な印象。

偶然、貼り合わせ型と蛇腹型のサンプルを見る機会があったのですが、貼り合わせ型は糊づけ部分が
乾いて開き、蛇腹型は見開きが切れて、セロテープが貼ってありました。紙を真ん中で折っているだけ
なのだから、何度も開けば破れるのは当然ですよね。

それで、片面印刷のタイプを探してみたところ、一つ目は横長サイズしかない上、フォーマットの設定が
不可、もう一つはなかなかよさそうだったけど、ネット票では印刷に難があるとか・・・

(次回へ続く)

OM1退院?

2010-06-11 | Weblog
E400 / 11-22mm 2.8-3.5

OM1が退院してきたのですが・・・
何だかすごく変な具合です。露出計の針は一応、ふれるのだけど、設定を変えてもほとんど
変わらないんです。例えばISO100のフィルムでピーカン、シャッタースピードを1000分の1に
合わせ、絞りを2.8にする。これでオーバーと言うのは別にいいのですが、シャッタースピード
は変えずに32まで絞り込んでもそのまま。日陰では逆に2.8でバルブでもオーバー。レンズ
が純正の場合、絞り込みボタンを押すと多少まともに測光するようですが、タムロン90mmの
ようにプレビューボタンがない(たぶん)場合はどうにもなりません。

まさか絞り込んだ状態で露出をあわせているとか・・・???
ちなみにOM1nやOM2SPはプレビューボタンなんて押さなくてもちゃんとまともな(正確には
わからないけど、一応こっちが納得できるような)数値を示します。というか、OMシリーズって
開放測光ですよね。もしかしてあの修理やさん、クチほどに技術がないのかなぁ・・・考えたら、
まともにあがってきたのって、二眼の掃除だけだし・・・。まあモルト除去だけでも似たような
値段がかかるみたいだから、今回の件は諦め、他のところに頼むという手もあるけど・・・。

今回の修理は比較的安価(私にとってはかなりの出費だけど)なので保証なし。
最初からおかしい場合はどうなるのか・・・

1.5Vの電池にあわせて露出を調節したとの事だけど、いじらなかった方がかえってよかった
ような・・・。それまで電池を入れたことがなかったわけだから元の露出がどうだったかは謎
だけど・・・。

OM1nと数値が全然違うと言う話をしても、電池にあわせてないだけとか言われそうだけど、
いくら快晴とは言え、1000分の1で絞り32が露出オーバーなんておかしすぎますよねぇ。
エキザクタを再度、持ち込んだばかりなので、なんだかこっちが悪いような気さえしてしまう
けど、運が悪いのか、おじさんの腕が鈍ったのか・・・。まさか絞り込み測光だと思い込んで
調節したなんてことはないよねぇ。

とりあえずお店に電話して状況を話し、月曜日、私のいる前で再点検してもらうことになり
ましたが、前回のエキザクタといい、こんなことが続くと、自分で修理できる人がつくづく
うらやましくなってしまいます。簡単な修理を2回頼むお金で明るいレンズが一本買えるし。

そうそう、ひとつ笑い話が・・・
実を言うと私、OM1もOM10みたいに電気表示だと思い込んでいて、電池を入れたのにランプ
がつかない・・・と焦っていたんですが、これって針表示だったんですね。もう少しでOM1nを
購入したお店に文句を言いに行くところでした。無知は怖い・・・

最後に今回の写真ですが、ルーアン郊外の僧院で撮ったものです。

冷や汗

2010-06-06 | Weblog
                                      OM2SP / zuiko 28mm 2.8 / superia 200

ルーアン滞在中、ものすごく焦ったこと。
何とホテルの部屋の棚からおニュー(と言っても中古だけど)の90mmマクロがストンと床に落っこちて
しまったんです。一応、もこもこの素材で出来た袋に入れてあったとは言え、落下高度は1m弱。恐る
恐る袋から取りだして点検してみると、絞りも動くし、露出もちゃんと出て、さしあたり問題はないよう。

絞りバネの八角形が少し歪なのが気になりましたが、ネットによれば、このレンズにはよくあること
なのだとか。落下後の試写結果がわからないので何とも言えませんが、ガラスが割れているような
気配もなし。

ちょっと落ちただけで粉々になるようなレンズもあるようなのにタフだなぁと感心しました。ただひとつ
気になるのが、レンズをマウントから外す時に押すボタン。オリンパス純正だとそのうちのひとつが
プレビューボタンの役割も果たすのだけど、タムロンのこのレンズは、どっちのボタンを押しても絞り
込まれません。これって仕様なのかな。考えたら、落下以前に試したことはなかったような。

それから28mmレンズでもひとつ問題が・・・
このレンズには35mmから50mm用のフードがついていて、ちょっと見、問題なさそうだったのでその
ままにしていたのですが、今回、調べてみたところ、ケラれている写真がちらほら。28mm用フード
と35mm用フードの兼用はさすがに無理みたいですね。早く28mm用を探さないと・・・

上に上げた写真もそのなかのひとつ。
構図が気に入っているだけにトリミングするわけにも行かず残念。
ちなみに被写体はルーアンの裁判所です。

話は変わって前の記事に書いたOM2SPの警告音ですが、yy2828yyさん、M2さんのアドバイスの
お陰で音を消すことが出来ました。やっぱりカメラは無音の方がいいですね。

ゴミ問題

2010-06-05 | Weblog
                                     OM2SP / Tamron 90mm 2.8 / superia200

ルーアンの撮影フィルムがあがってきました。カメラはOM2SP。
このカメラ、色んなモードがあって便利は便利なのだけど、オート(絞り優先)で露出補正不可になると、
ファインダー内での文字表示に加え、アラーム音まで鳴るのがうざったい。

元々私は無駄な音が出るカメラは好きではなく、コンデジでもシャッター音を消しているくらいなので、
これはちょっとなぁという感じです。その上、こっちが諦めて(?)シャッタースピードを変えるまでひた
すらピーピー鳴っているし。これじゃあバッテリーがすぐなくなるのもうなずけます。

というわけで、オートは無視して、もっぱらマニュアルでばかり撮っていました。
それなりに撮れてはいたのですがひとつだけ問題が・・・今回は建物が多かったので、私には珍しく
11くらいまで絞り込んで撮ったのですが、絞るとピントの合う範囲が広がるだけでなく、開放付近では
写らないゴミまで写りこんでしまうんですね。そんなわけでゴミ写真満載。

お陰でごみ取り用にGIMP2.6をダウンロードする羽目に陥りました。
せっかくなのでその効果の程を・・・。


↑まず1枚目。修正前の写真には青空に長い黒い影が写りこんでいます。


↑こっちが修正後の写真。


↑2枚目は糸くずみたいなゴミが写りこんだもの。(これってフィルムのゴミのような・・・)
空の色が薄いので見づらいかもしれませんが・・・


↑こっちが修正後

無料ソフトですがなかなかの効果ですね。