健康長寿の窓口 (タロー8の脳腫瘍闘病記改め)

2009年に乏突起神経膠腫の手術を受け15年が経過したことを機にブログをリニューアル、健康長寿の情報を発信していきます。

きっと同じ

2009-08-21 18:59:22 | 健康・病気

Tsuru 何も症状がないのに不安ばかりを抱えて手術と入院が決まってから4ヶ月が経ちました。その間、手術を受け、テモダールを飲み放射線治療を受け、昨日、第2期の治療は終了(卒業)いたしました。
本当は昨日、ブログをアップするはずだったのですが、愛機のアドエスがぶっ壊れてしまい、家に帰りパソコンでアップしているところです。

(アドエスは機種変更、2,3日はまともに使えそうもないですね


1リットルの涙というドラマがありましたが、これまでに10リットルくらいの涙は流れたかも知れません。(哀しい涙も、うれしい涙も)何が変わったかと言えば、頭に傷跡が残り、心に左手が動かなくなるかもしれない恐怖心が残ったことです。


でも、手術を前にして怖くなって、気が付いたらいろんな人達にメールをしていて、たくさんの方々から暖かい励ましのお言葉を頂戴し、そして会いに来てくださって、今日、無事に退院することができました。主治医の先生からも順調に回復とのお墨付きをいただきました。


一昨日読んだ、ナイチンゲール病院経営学「ハーレー街病院のレポートより」という本の中に、「患者とは病気と闘う勇気を持つ戦士」「患者は常に患者であろうとしつづける」というナイチンゲールのレポートが紹介されていました。ともすれば、皆様から頂戴した暖かい励ましの言葉に甘え続けて後者の患者になりかねないような、振り返ってみれば、そんな弱気になっていた、社会復帰するのは難しいのかななんて考えていた時も、正直に言ってありました。ナイチンゲールの観察力は素晴らしいですね。ただ優しいだけがナイチンゲールの”愛”じゃなんです。
私は病院へ治療するため、それは社会復帰するために行っていたわけで、そのために皆様がたくさん声をかけてくれたわけだし、それに、医師、看護師、看護助師、クラーク、清掃員、様々なスタッフが一所懸命に支えてくれたことに感謝し、応えていかないといけないんだと思いました。
一番お気に入りだった看護師さんから退院のお祝いに、折鶴をいただきました。これからオリゴちゃんとの闘いは維持療法という形で第3期に入っていくわけですが、この千羽鶴を見て、ナイチンゲールの愛のメッセージがいっぱい詰まっているなというのを忘れないようにして、病気と闘う勇気を持つ戦士でありたいと思います。


前回の手術後退院の会社一時復帰は、チョッと無理をしましたので(有休が気になっていた)、今回は(もう欠勤なので)体調優先で、自宅療養して会社復帰したいと思います。

今日、ある一日が終わりました。そして、新しい一日が始まります。


奥様、2ヶ月間、大変だったけど、辛いことばっかりだったけど、ありがとう。そして、これからもよろしく。


はじまることも 終わることも きっと同じだね (小田和正)


迷いや不安もすべての 哀しみがあるとしても
これから二人で 抱きしめればいい (TARO8)


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無事お家に帰られたのですね。 (miki)
2009-08-21 20:09:57
無事お家に帰られたのですね。
退院おめでとうございます。
最後にゆっくりとお話できなくて残念です。
私の不器用さがにじみ出た鶴で申し訳ないですが、
あの鶴のように奥様とこれからも仲良く
二人三脚でファイトですよ★
病棟へはいつでも遊びにきてくださいねッ(^△^*

PSもう過去形になっていましたが、お気に入りの看護師になれて嬉しいですw
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