地球と太陽の恵み
昨日、ラディッシュを収穫、カブを間引き収穫しました。家庭菜園(というより自家農園)で育てている野菜のなかでは小さいもので、二十日大根とも言うように種蒔きから収穫までの期間も最も短いです。同時に種蒔きしたカブはまだまだです(写真中央の白いもの)。
今日は、ラディッシュの収穫から「地球と太陽の恵み」について考えてみました。
植物は太陽の光をエネルギーとして葉緑素の働きで空気中の二酸化炭素(炭素原子+酸素原子)を取り込んで酸素を作りだす同時に、炭素原子と酸素原子から構成される炭水化物(糖質+食物繊維)や脂質を作ります(光合成)。さらに空気中の窒素を取り込んで炭素原子と酸素原子、窒素原子から構成されるタンパク質(複数のアミノ酸がつながったもの)やビタミン類も作ります。窒素は空気中で約78を占め最も多いものですが直接は取り込めないので、土壌に棲んでる微生物によってアンモニアや硝酸、亜硝酸という形となって水分と一緒に取り込まれます。また、土壌中のミネラル(カルシウムやリンはもちろん、通販でお馴染みの亜鉛や鉄、セレンなど)も吸収するので、私達動物は空気、大地の成分(つまり地球)と太陽の光を果物や野菜を食べることで五大栄養素を体内に取り込んでいるのです。なお、土壌中の微生物(細菌)が有益な成分を作り植物へ届けているのと同じように、私達の腸内細菌も食べ物(主に食物繊維)をエサにしてビタミンを作るなど有益な働きをしてくれています。雑食性の人間は動物の肉などからも栄養を摂りますが、それらも元はと言えば、植物の栄養素。この究極のSDGsな物質循環システムを考えると、今の自分の肉体は、隣の人の一部かも知れません。
五大栄養素
五大栄養素のうち三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)は身体の構成成分となったり、エネルギーとしても使われます。エネルギーとして燃えた酸素は二酸化炭素となって排泄されます(呼吸)。ビタミン類やミネラルの二大栄養素は、生体反応(糖質のエネルギーへの変換、筋肉の動きなどの細胞の動き)の補助をする役割があります。つまり私達の身体は地球から出来ていて、太陽のエネルギーを使って動いていると言えます。地球からできているということは元を辿れば宇宙ということ。世界的な理論物理学者の村山斉先生(リフォルニア大学バークレー校教授)は「私達は宇宙のダーク・マターで出来ている」と公言されています。なので私は、畑で育った野菜、果物を、太陽と地球に感謝しながら「いただきます」と言って食べています。「いただきます」は健康長寿の第一歩です。
お奨めの食材
地球と太陽の恵みとして、クコの実(ゴジベリー)やクルミも毎日食べています。クコの実は”クコシ”という名前で医薬品の原料として使われている生薬です。コンビニでも買えるビタミン剤(ビタミン含有保健剤)に配合することで「眼の疲れ」の効能効果あることが認められています。また、美容効果、滋養強壮効果があるとして楊貴妃や徳川家康が愛用していたとも言われています。老化と密接な関わりのある東洋医学でいう「腎」の働きを補います。クルミも腎を補うものですが、オメガ3というオイルが含まれているので、LDLコレステロールや中性脂肪を下げてメタボリックシンドロームや認知症の予防効果が期待できます。毎日食べるようになったのは、中医学のエキスパート川手鮎子先生の著書「漢方の暮らし365日」、「薬膳の食卓365日」を読んだからです。クコの実やクルミだけではなく、毎日少しずつ食べることで元気で長生きできることの参考になるので、健康長寿に興味のある方(このブログを見ている方)に一読をお奨めの本です。
毎日食べるようになったのは、中医学のエキスパート川手鮎子先生の著書「漢方の暮らし365日」、「薬膳の食卓365日」を読んだからです。クコの実やクルミだけではなく、毎日少しずつ食べることで元気で長生きできることの参考になるので、健康長寿に興味のある方(このブログを見ている方)に一読をお奨めの本です。