健康長寿の窓口 (タロー8の脳腫瘍闘病記改め)

2009年に乏突起神経膠腫の手術を受け15年が経過したことを機にブログをリニューアル、健康長寿の情報を発信していきます。

ラディッシュ収穫 〜地球と太陽の恵み〜

2024-04-28 11:45:48 | 日記

地球と太陽の恵み

 昨日、ラディッシュを収穫、カブを間引き収穫しました。家庭菜園(というより自家農園)で育てている野菜のなかでは小さいもので、二十日大根とも言うように種蒔きから収穫までの期間も最も短いです。同時に種蒔きしたカブはまだまだです(写真中央の白いもの)。

 今日は、ラディッシュの収穫から「地球と太陽の恵み」について考えてみました。

 植物は太陽の光をエネルギーとして葉緑素の働きで空気中の二酸化炭素(炭素原子+酸素原子)を取り込んで酸素を作りだす同時に、炭素原子と酸素原子から構成される炭水化物(糖質+食物繊維)や脂質を作ります(光合成)。さらに空気中の窒素を取り込んで炭素原子と酸素原子、窒素原子から構成されるタンパク質(複数のアミノ酸がつながったもの)やビタミン類も作ります。窒素は空気中で約78を占め最も多いものですが直接は取り込めないので、土壌に棲んでる微生物によってアンモニアや硝酸、亜硝酸という形となって水分と一緒に取り込まれます。また、土壌中のミネラル(カルシウムやリンはもちろん、通販でお馴染みの亜鉛や鉄、セレンなど)も吸収するので、私達動物は空気、大地の成分(つまり地球)と太陽の光を果物や野菜を食べることで五大栄養素を体内に取り込んでいるのです。なお、土壌中の微生物(細菌)が有益な成分を作り植物へ届けているのと同じように、私達の腸内細菌も食べ物(主に食物繊維)をエサにしてビタミンを作るなど有益な働きをしてくれています。雑食性の人間は動物の肉などからも栄養を摂りますが、それらも元はと言えば、植物の栄養素。この究極のSDGsな物質循環システムを考えると、今の自分の肉体は、隣の人の一部かも知れません。

五大栄養素

 五大栄養素のうち三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)は身体の構成成分となったり、エネルギーとしても使われます。エネルギーとして燃えた酸素は二酸化炭素となって排泄されます(呼吸)。ビタミン類やミネラルの二大栄養素は、生体反応(糖質のエネルギーへの変換、筋肉の動きなどの細胞の動き)の補助をする役割があります。つまり私達の身体は地球から出来ていて、太陽のエネルギーを使って動いていると言えます。地球からできているということは元を辿れば宇宙ということ。世界的な理論物理学者の村山斉先生(リフォルニア大学バークレー校教授)は「私達は宇宙のダーク・マターで出来ている」と公言されています。なので私は、畑で育った野菜、果物を、太陽と地球に感謝しながら「いただきます」と言って食べています。「いただきます」は健康長寿の第一歩です。

お奨めの食材

 地球と太陽の恵みとして、クコの実(ゴジベリー)やクルミも毎日食べています。クコの実は”クコシ”という名前で医薬品の原料として使われている生薬です。コンビニでも買えるビタミン剤(ビタミン含有保健剤)に配合することで「眼の疲れ」の効能効果あることが認められています。また、美容効果、滋養強壮効果があるとして楊貴妃や徳川家康が愛用していたとも言われています。老化と密接な関わりのある東洋医学でいう「腎」の働きを補います。クルミも腎を補うものですが、オメガ3というオイルが含まれているので、LDLコレステロールや中性脂肪を下げてメタボリックシンドロームや認知症の予防効果が期待できます。毎日食べるようになったのは、中医学のエキスパート川手鮎子先生の著書「漢方の暮らし365日」、「薬膳の食卓365日」を読んだからです。クコの実やクルミだけではなく、毎日少しずつ食べることで元気で長生きできることの参考になるので、健康長寿に興味のある方(このブログを見ている方)に一読をお奨めの本です。

 

 

 毎日食べるようになったのは、中医学のエキスパート川手鮎子先生の著書「漢方の暮らし365日」、「薬膳の食卓365日」を読んだからです。クコの実やクルミだけではなく、毎日少しずつ食べることで元気で長生きできることの参考になるので、健康長寿に興味のある方(このブログを見ている方)に一読をお奨めの本です。

心も体もととのう 漢方の暮らし365日|自由国民社 心も体ももっと、ととのう 薬膳の食卓365日──季節によりそい おだやかに楽しむ食

 

 

 

 

 

 


園芸用移動チェア買いました

2024-04-26 16:26:56 | 日記

 

野菜を育てるには土壌の栄養が雑草に取られないようにしなければならないので除草は欠かせないです。

ただ、膝を曲げての作業は膝に負担が掛かり膝痛の引き金となってしまいます。

そこで膝を曲げずに座ったまま移動ができる園芸用の移動チェアを買いました。このようなカートがあるのは以前から知ってはいましたが、まだ使うような歳じゃない、と思ってました。でも、62歳の現実には必要なアイテムとなってしまい、背もたれが折りたためてコンパクトになるタイプを3,360円で購入、早速使ってみました。

今までの苦痛は何だったのか!もっと早く買っておけば膝痛に悩むことはなかったのかも・・・。

な、な、なんと!同じネットショップで同じ製品が8,390円になってました。健康長寿の神様が安い時に買えるように導いてくれたのかなあ。感謝です。

 

 


安全第一、健康第一

2024-04-25 18:57:00 | 日記
今朝の新聞広告。企業イメージ広告です。
当たり前のことを書いているだけ、でもわざわざ費用を掛けて、こんな広告を出さなければならない時代になってしまったんです。
もちろん発端は紅麹問題を起こしてしまったことですが、その後のマスメディアの対応それにおどらされた消費者の過剰反応も原因。
これまで散々、健康によさそうな食品を求めて騒いでたのに(健康番組で、あの野菜が良いとか放映すると翌日のスーパーでは売り切れ)
広告には法規とガイドラインと書かれてますが、利益を優先を考えて法規さえ遵守していれば良いと考えていたら安全性が蔑ろにされ、安全第一と考えればガイドラインまで遵守します。こんな広告を見ると悲しくなります。
敢えてこの広告を出した企業さんは、悲しいと思いつつ、やるせない気持ちだったのだと推察します。

プロテオグリカンには理屈があるはず

2024-04-23 17:41:00 | 健康・病気

お約束の昨日の続きです。プロテオグリカンの膝痛緩和効果について調べてみました。

今摂取している機能性表示食品の「キョーリック プロテオグリカン」について、消費者庁の機能性表示食品の届出情報検索 を中心に深掘りしていきます。

検索条件を、届出者名“湧永”、機能性関与成分名“プロテオグリカン”とすると該当製品がヒットするので、詳細を見ます。

まず、この製品の機能性は「本品に含まれるサケ鼻軟骨由来プロテオグリカン・非変性Ⅱ型コラーゲンには、階段の昇り降りなど、ひざ関節の曲げ伸ばしやスムーズな動きをサポートすることが報告されています。また、本品に含まれるパプリカ由来カロテノイドには、骨吸収をおだやかにし、骨の健康維持に役立つことが報告されています。」ですが、今日は、機能性関与成分を「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン・非変性Ⅱ型コラーゲン」に絞ります。

なお、”プロテオグリカン”を機能性関与成分とする製品は142件(2024年4月24日現在)、そのうち“サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン”は138件あります。ほとんどがサケ鼻軟骨由来です。

機能性の科学的根拠の説明に記載されている根拠となった臨床試験の論文(薬理と治療 45(2), 255-270 )をさっくりまとめると次のようになります。

「変形性関節炎の4段階の診断基準のうち0、Ⅰ、Ⅱに分類され特に重い疾患のない40~70歳未満の男女が、サケ鼻軟骨抽出物1日40mgを12週間摂取したら、「椅子から立ち上がる時」、「正坐時」、「起床時」、「階段の上り下り」、「寝るときの安静時」、「長時間もしくは長距離の歩行」で痛みの改善があった。」

うん、確かに痛みを和らげてくれるけど、痛み具合は主観的な評価だし、変形性関節炎が治った、とは言ってないです。ではどうして痛みが和らいだのか、論文では今後は体内の何が変化したのか客観的な評価が課題だと述べているように、明確な答えは分かりません。膝痛に良いのは理屈じゃねぇんだよ、なのですが、理屈はあるはずです。

消費者庁に届けられた資料を読むと、「加齢による筋力低下によって膝に負荷がかかって膝軟骨がすり減り、(軟骨中)のⅡ型コラーゲンが壊れた断片によって炎症性物質の産生が起こり、痛みとともに軟骨がさらにすり減る。プロテオグリカンが炎症性物質の産生を抑える。」のだそうです。ちなみに、プロテオグリカンはヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸がタンパク質と結合したもので、コラーゲンとともに軟骨を構成する水以外の主成分です。グルコサミンという成分もよく耳にしますが、グルクロン酸という糖の仲間と結合してヒアルロン酸ができます。ヒアルロン酸は、関節と関節の間にある滑液という液体の成分でもあります。

歳を取って筋力低下も一因ですが、プロテオグリカンもコラーゲンもヒアルロン酸も体内量が減ってくるのも原因なので、サプリで補いましょう、というのが膝関連サプリの謳い文句です。確かに、傷ついた軟骨はこれらの成分が隙間を埋めて損傷部位を修復しますが、関節軟骨には毛細血管が少なくて成分の含まれた血液の供給が限られます。骨は常に壊れて再生を繰り返す「代謝回転」により生まれ変わっていますが、軟骨は代謝回転のスピードが遅いので、なかなか元には戻りません。加えて歳を取ると再生する力も衰えてくるので、膝軟骨は元通りにはなりにくいのです。ネット検索すると、サプリなんかでは治らない、と言ってるお医者さんが殆どなのは、こんな理屈があるからです。一方で、周囲の滑膜からの小さな血管(毛細血管)が損傷した軟骨領域に伸びることがあり、ある程度の修復が可能になる、という話もあります。エントロピーに反することでもあるので難しいことだと思いますが、可能性は低いとしても時間を掛ければ元に近づいていくことは期待できます。元通りになるというよりも、炎症性物質を抑えるという点で痛みが和らぐのが理屈なのかも知れません。

さらに論文検索してみると、「運動が膝関節の半月板の軟骨細胞(軟骨の元になる細胞)を活性化する」などサプリ以外にも良い情報がありました。

体内の一酸化窒素合成酵素を活性化すると炎症性物質の一つ、インターロイキン1RA(IL-1RA)が作られるのを抑制する(Osteoarthritis and Cartilage (1996) 4, 77-84)、一酸化窒素合成酵素を活性化することが知られている食材は、以下の通りというものです。

その食材というのは、1. 葉物野菜、2. 鶏肉、魚介類、3. ビターチョコ、4. 赤ワイン、5. ニンニク、6. 柑橘系果物、7. ザクロ、8. スイカ、9. ビーツ、10. ナッツ類、11. セロリ、 12. ホウレンソウ、ケール クレソン、13. チャービル、14. チンゲンサイ、15. キャベツ、16. カリフラワー、17. ニンジン

結構、何でも良いじゃん!歩いて、バランス良い食事をして毛細血管の流れを良くすること、そしてプロテオグリカン、臨床試験の結果によれば12週間、あと10週間は続けてみようかな。


理屈じゃねぇんだよ、でも理屈はあるんだよ

2024-04-22 20:10:00 | 日記
「理屈じゃねぇんだよ」は、ある国会議員の発言ではなく、ある落語家のあるCMの台詞です。
右膝痛は相変わらずですが、世間で嫌われ始めてる機能性表示食品のプロテオグリカン配合製品を摂取するようになって膝の違和感が和らいできたように感じてます。
ただ、和らいだということと好天気が続いたことで畑仕事をしていたら痛みが酷くなってきました。
今回、プロテオグリカンが何故膝の違和感を和らげてくれたのか理屈を調べようと思ってましたが、畑仕事に時間がかかりブログ更新をサボってました。結局、理屈はまだまとまってないのですが、どんな畑仕事をしたのかをご紹介します。
今は、サツマイモ、ジャガイモ、トマト、キュウリ、スナップエンドウ、ナスビ、
カボチャ、ラディッシュ、カブ、タマネギといった野菜とイチジクを育てています。
それからネモフィラも可憐に咲いています。








タマネギとスナップエンドウは、去年まで働いていた職場が忙しくて世話が出来てなかったので、今年土作りからやり直しているわけです。植物も人間と同様に適切にと栄養を与えないと育たないのです。土は根が養分を吸い上げるところ、人間で言えば、腸に相当します。土には様々な微生物が棲んでいて空気中の窒素を養分に変えたりミネラルを与えたりしているので、微生物が棲める環境にしてあげることが大切なのです。ヨーグルトや食物繊維で腸活するのと似ていますね。
化学肥料を使えば楽ですが、微生物が棲めなくなり、最終的には土が痩せてしまうので、自然の力で植物が元気になるようにと、土を耕し微生物のエサになる堆肥を入れたり、苦土石灰で酸性度を調整したり。
ここにも動的平衡の世界があるのです。植物の健康は私達の健康長寿につながるのですwww、と言うオチを考えながら、膝痛のことも考えています。
一段落ついたので、早く理屈をまとめます。