心穏やか委員会

笑い飛ばせば気分は上々。

楽しい江戸

2017年05月06日 | 日記
「江戸は苦手である。」
「江戸は危険がいっぱい。」

と言ってはばからない拙者であるが、
何を隠そう、近頃はよく一人で出掛けるのである。

「江戸の喧騒に揉まれ、遂に江戸に魂を売ったなっ!?」
とお嘆きの貴兄、安心召されよ。
休日限定の江戸散歩である。


休日の都会は、「がら~ん」として実に気持ちがよろしい。
ゴミ一つ落ちていない整備された街並みやビル群。
やはり日本は綺麗な国である。

今回は、古書でお馴染みの神保町付近を散策して候。

「うっわ!わけかわらん」
難解な専門書が並んであるが、それらしい顔をして眺める。
これも心静かなひとときである。

毎回は、ひとつ買って帰ろう。(わかるやつを)

武者小路実篤「カチカチ山と花咲爺」

ん?今笑ったのは誰だ?名刀正宗の錆にするぞ。

大正六年発刊の童話である。

念のため申すが「山ちかちか」ではないぞ。
昭和46年の復刻版。
挿絵にも芸術性を感じ入り候。

今の童話と違い、生死の扱いが真に迫っておる。
これはこれで正しい教育なのかもしれぬ。
(お婆さん、狸に餅つきのきねで殴り殺されて、鍋にされちゃったもんね~)


「ん~江戸も休日は良いものだ。」
上機嫌で散歩を楽しみ、気を許していたそれがし・・・・

突如、恐ろしいものが目に飛び込んできた!!!


むむむむむ・・・やはり江戸は恐ろしい。

昼間っから、化け物が徘徊しているではないかっ!!



コメント (2)
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