斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

名古屋ガイドウェイバスの変化を前に

2009年09月29日 21時46分37秒 | 鉄道
 大曽根から小幡緑地間に路線を持つ名古屋ガイドウェイバスですが、来る10月1日より運行開始から初めて
 大きな変化
 を迎えます。
 名古屋ガイドウェイバスは運行を名古屋市交通局と名鉄バスとJR東海バスの3社に委託しているのですが、そのうち名鉄バスとJRバスが運行委託から
 撤退
 し、全て名古屋市交通局による運行委託に統一されることになったのです。名古屋市交通局に統一されることから運賃の改定も行われ、地上区間は全て200円均一に統一されます。
 さて、名古屋市交通局への統一を前に車両の変化が現れ始めました。その時の様子を見てみましょう。


 名鉄バスが使用しているGB-1100形のG-58なんですが、前面行先表示器のそばにあった名鉄バスのステッカが取り外されています。従って、車いすマークのみのシンプルな姿になっています。


 数年前に撮影したG-58ですが、この時は名鉄バスのステッカが貼られた状態になっています。この姿は今年の6月でも確認しているので、9月に入って剝がされるようになったのだと思われます。因みに名鉄バスが使用している車両はすべて三菱ふそうのGB-1000形及びGB-1100形です。


 前面のステッカは取り外されたものの、車体下部の名鉄バス表記は残ったままです。でも、近いうちに名古屋市交通局と書き換えられるだと思われます。ただ、車両の保有は名古屋ガイドウェイバスのままです。


 JR東海バスが使用しているGB-1000形のG-81です。JR東海バスを示すJRマークが剝されており、跡がはっきり残っています。JR東海バスが使用している車両は三菱ふそうのGB-1000形と日野のGB-2000形と日野のGB-2100形の3種です。名古屋ガイドウェイバスの運行委託が名古屋市交通局に統一されることになったのもJR東海バスの一般路線撤退が原因です。


 車体下部の会社名表記はJR東海バスのままです。尚、使用する会社によって番号が振り分けられているのですが、名古屋市交通への統一によって番号の振り分けに変化が生じる可能性があるので、見ものですね。
 因みに写真の車両は教習車として名古屋ガイドウェイバス本社に止められていた時のものです。


 JR東海バスの瀬戸支店で休んでいるガイドウェイバスの車両です。ガイドウェイバスは鉄道車両ですが、外見上はバスとはあまり変わらないので、バスの車庫で休んでいます。尚、JR東海バスの一般路線も同じ9月末で撤退します。


 10月1日以降も運行委託を継続する名古屋市交通局使用の車両は会社のステッカはそのままで運行しています。名古屋市交通局が使用する車両は日野のGB-2000形と日野のGB-2100形ですが、10月1日以降は全ての車両を使用することになります。
 写真のG-12のナンバーが新しいのは名鉄バス及びJR東海バスに代車として貸し出しした事があるためです(名古屋市交通局のみ名古屋ナンバーでそれ以外は尾張小牧ナンバー)。


 9月末で
 瀬戸みずの坂行き
 が廃止されます。乗客が振るわないようで、JR東海バスの撤退に合わせて廃止されることになったようです。瀬戸みずの坂行きは2時間に1本しか運行されていません。

 10月1日で名古屋ガイドウェイバスの運行形態が大きく変わるわけですが、ガイドウェイバスと言いながら平面区間のみ運行する系統(高蔵寺~印場)も新設されるそうです。はたしてどんな姿になるのだろうか・・・。

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