古代出雲王朝ゆかりの地や神話を尋ねて

紀元前4世紀から十七代続いた古代出雲王朝ゆかりの地や神話を尋ねます。

鳥取県大山町の妻木晩田(むきばんだ)遺跡を見学してきました。 2016年5月21日

2016年05月29日 23時13分10秒 | 古代出雲王朝ゆかりの地を訪ねて
以前から見学したかった「妻木晩田遺跡」を見る機会に恵まれました。
古代出雲王国に属していたこのムラはとても広大でした。

ひろい遺跡群を見て周るのは大変だと思いましたが、遺跡の管理事務所では
無料で 電動自転車を貸していただけて 大変助かりました。

おかげさまで2時間強で見て周れましたが、残念な事に時間切れで遺構展示館へ
いけなかったのが心残りなので 次回の楽しみにします。
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遺跡の全体頭のパンフレットです。管理事務所で無料で頂きました。
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広いスペースの駐車場です。無料でした。
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歩いて周ると 半日でも無理のような広いスペースを、電動自転車ですばやく見て回れました。
有料でも借りようと思いましたが なんと無料でした。
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まず洞ノ原地区へいきました。弥生時代のムラを復元しています。
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復元建物に入ります。
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内部は一段掘り下げてあります。
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低い部分で生活して 周りの高いところで寝るのでしょうか。
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中から玄関を見たところです。
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高床式の倉庫も復元してありました。大社造りの原点ですね。
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この洞ノ原地区には墳丘墓もたくさんあるそうです。
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出雲市西谷地区の四隅突出型墳丘墓の小型版です。ここは出雲王国内だったので当然この型のお墓ですね。
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その近くの小さなかわいらしいお墓は 子供のお墓だと書いてあります。
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墳丘墓群からは日本海が見下ろせます。
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その横の復元されたムラから見下ろした日本海です。海を見下ろしながら生活したのでしょうか。
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続いて妻木山地区へ向います。この地区にも復元されたムラがあります。
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こちらのムラは少し大きい村です。
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住居や倉庫群が並んでいます。
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ムラの中を2千年後の子供たちが駆け回っています。なんか変な気がします。
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この地区には当時栽培されていた 粟、ヒエ、キビ、陸稲が栽培されていました。
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土岐を焼いた跡も発見されたそうです。この土器は復元製作実験した土器だそうです。
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住居の復元模型もあります。まず基礎土台を作ります。その中に4本柱を立てます。
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かなり頑丈な骨組みですね。
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妻木山地区のお墓は 洞ノ原地区のものよりも新しいそうです。道らは円墳が多いそうです。
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最後に仙谷地区へ行きました。墳丘墓群から日本海を見下ろしたところです。
この地区の墳丘墓は方墳のようです。
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展望台から見た 孝霊山です。
出雲王国内の大きな村を滅ぼしたヤマトのフトニ大王がヤマトを追われ晩年地元の愛人と共に
住んだムラがあの山の麓にあります。孝霊とは 後年 フトニ大王につけられた贈り名です。
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西暦165年頃、徐福の次男穂穂出見の子孫の九州物部王家はヤマト地方への東征を開始します。
当時ヤマトには既に 徐福の長男五十猛(後の名を香語山)の長男の天の村雲と出雲王家の大和分家の
磯城家による ヤマト王朝が出来ていました。

物部東征軍は紀ノ川河口に上陸しようとしますが、その地には初代ヤマト大王天の村雲の腹違いの弟
高倉下の子孫により、紀の国があり 物部軍は撃退されて総司令官の物部五瀬は戦死します。

五瀬を竈山神社に祀った後 弟の物部稲飯と三毛入たちは熊野に上陸して 登美家の加茂建津之身の導きで
大和入りし、磐余に落ち着きます。

次第に強大になる物部軍に恐れをなして ヤマト磯城王朝7代目大王フトニ大王(贈り名を孝霊)は息子
大吉備津彦、若吉備津彦と皇后の細姫を連れてヤマトを脱出して 吉備王国を打ち立てます。

そしてフトニ大王は 鉄が欲しくて自分たちの親戚の出雲王家へ侵入して 第一次出雲戦争が始まります。

支那の歴史書「梁書」に「後漢の霊帝の光和年間178年ー183年に和国大乱」とかかれた時期だそうです。
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このときの激戦で 双方に大きな被害があったといわれています。同時に妻木晩田の集落も破壊されたそうです。

双方に大きな被害をだした 第一次出雲戦争は 次第に休戦状態になり、ヤマトを追い出されて
既に地方の王になったフトニ王は 孝霊山(この山の名前は 後の世にフトニ王の贈り名により
名づけられました)の東北の地に 今の大山町宮内に住み 地元に愛人と余生を過ごしました。

住居の跡は 高杉神社が立てられました。
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フトニ大王の死後 このあたりを大飢饉が襲いました。人々は フトニ王が若い愛人に溺れて皇后の
細姫をないがしろにしたというので 細姫の霊を慰める為に「ウワナリ打ち」を始めました。

ウワナリと言うのは若い後妻のことだそうです。すると 飢饉が止んで平和が戻ったらしく
それ以後は高杉神社の 神事として「ウワナリ神事」が今も続けられています。
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古代出雲王朝トップページはこちらです。その中に五瀬の祀られている和歌山市竈山神社もあります。
http://yochanh.sakura.ne.jp/kodaiizumo/index.html
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島根半島の神社 2016年5月19日 伊奈頭美神社、爾佐神社、爾佐加志能為神社、加賀神社

2016年05月28日 22時40分08秒 | 古代史の舞台を訪ねて
島根半島の神社
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今回訪ねた神社です。
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1.伊奈頭美神社 松江市美保関町稲積
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主祭神 は宇加之魂命(うかのみたまー島根県神社庁による)
この「うかのみたまのみこと」とは日本書紀では 「倉稲魂命」と表記している。
「うか」とは穀物、食料の意味で 食べ物の神様という。

一方松江市教育委員会の立てた説明看板では 「主祭神 は稲倉魂命」(うかのみたま)で字の
順序が逆になっている。
そこで「いなくらたまのみこと」を調べると 稲の精霊の神とか 稲荷神(おいなりさん)とか
出てくるのであり混沌としてくる。

紀元前2世紀に石見五十猛海岸に渡来した徐福が持ち込んだのが 星信仰や稲荷信仰です。
徐福と共に渡来した 部下の穂日や沢山の海童たちと共に出雲王国で大暴れしました。

部下の穂日はこの地に住み着いて その子孫は出雲国造家となり 今の出雲大社宮司に続く
家系であるので 記紀が出来た後から 記紀に迎合するように主祭神 が変更された者と思われます。
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北浦海水浴場に面して神社はあります。
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拝殿の中を写しました。
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神社の説明書きです。
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本殿です。小さいながら大社造りで 千木も出雲方式の縦削ぎです。
と言うことは物部の天下になる前からこの地に鎮座していたと思われます。
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藁で作った龍蛇神に紙垂(しで)がお供えしてあります。古代出雲族の信仰は幸の神三神と共に
龍蛇神の信仰でしたから、この藁竜神は 出雲族の風習です。かなり古い神社と言うことの証明です。

松江市東出雲町の阿太加夜神社の藁竜神とおんなじです。
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この伊奈頭美神社のある地域は 松江市美保関町稲積(いなづみ)なので もともと大国主を祀った
この神社の名前が地名になったと考えられます。

お稲荷さんである 宇加之魂命はあとから物部や穂日家に迎合するように付け加えられたのでしょう。
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2.爾佐(にさ)神社 松江市美保関町千酌
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千酌(ちくみ)海岸に向って鳥居が多っています。
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鳥居を潜ると拝殿の奥に出雲式の立て削ぎの千木が見えてきます。
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本殿は立派な大社造りですが、主祭神 はちと変です。出雲とは関係の薄い神さんです。
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主祭神 の説明です。「都久豆美命」つくつみとは月津見(つくつみ)つまり月の女神の事なのではないでしょうか。
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出雲王家の分家 北九州の宇佐王家の豊玉姫(魏書にヒミコと書かれた2番目の姫皇女)の娘で
豊姫(豊来入姫 記紀では豊鍬入り比売と書かれた)は魏書では3番目に書かれた姫皇女ですが
(魏書に言うトヨのことです)、彼女は「月読みの命」(つくよみのみこと)を奉じて大和入りしました。

奈良県櫻井市の檜原神社で月読みの命を祀りますが、月を「つく」と発音しています。
また「津見」とは「海神ーわだつみ」のように神を現すので つくつみ とは月読みの神なのでしょう。

古代出雲王国では 幸の神三神、龍蛇神とともに 太陽の女神を祀っていましたので
何故出雲で 月神が祀られていたのか 良く分かりませんが 記紀に迎合すべくあとから
こじつけられたのでしょう。

魏書に「その女王が立つと ヤマトに平和が訪れた」と書かれた最初のヒミコは出雲王家の血を引く
磯城家のモモソ姫ですが、彼女は富の霊畤(櫻井市)から太陽の女神を三輪山に奉じて人気を集めました。
出雲族は古来太陽の女神を祀っていましたので、月の女神を祀る事はありえません。
※宇佐王家の豊玉姫は月読みの神を奉じていましたが。

島根神社庁によると 主祭神 は「イザナギ、イザナミ、都久豆美の命」となっているので
明らかに記紀の内容に迎合しています。記紀のよると イザナギとイザナミの皇女がツクツミだそうです。

また都久豆美がこのあたりの地名千酌(ちくみ)になったと説明看板に書いてあります。

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3.爾佐加志能為(にさかしのい)神社  松江市島根町野井
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神社入口の石段前の鳥居です。丸柱が2本左右に建てられていて これに注連縄が張られます。
古代出雲式の鳥居です。奈良県櫻井市の大神神社(おおみわじんじゃ)や檜原神社は出雲系のお社ですが
この鳥居と同じ鳥居が建てられています。
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これが 入口の鳥居です。
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本殿は 大社造のようですが、9本柱ではなくて4本柱のようです。
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拝殿の中を写させてもらいました。
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神社の説明です。爾佐加志能為神社の能為がこの地名の野井になったと書いてあります。
祭神は 大己貴 (おおなもち)の命 つまり大名持ちの命です。
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徐福や穂日たちに幽閉殺害された出雲王国第八代主王の八千矛は記紀では大国主と書換えられました。
大名持ちとは出雲王国の主王の役職名なのです。

ちなみにほぼ同時に幽閉殺害された第八代副王の八重波津身は記紀では事代主と書換えられましたが
役職名は少彦(すくなひこ)です。記紀ではわざと間違えて少彦名(すくなひこな)と書換えられましたが。
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神社の石段から見下ろした千酌海岸と集落です。赤い「石州瓦」の家並みが美しいですねえ。
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4.加賀神社  松江市島根町加賀
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加賀港に面した鳥居を潜ります。
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このあたりには珍しい神門があります。
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拝殿も桧皮葺で豪華です。なんかこのあたりの神社とは雰囲気が違いますねえ。
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本殿も桧皮葺です。しかしかなり風化が進んで屋根は傷んでいて 千木も腐って落ちています。
唯一残った千木は横削ぎで出雲様式ではありません。直線的、かつ平入り、2間3間の神明造り
に見えます。このあたり出雲地方では完全に異質な建物です。
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主祭神 は支佐加比売命とあります。それで納得です。
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記紀が出来た後に 各地の風土記は記紀に内容が合うように 不比等らに徹底的に修正させられたり
新たに編纂させられました。

特に出雲風土記は 徐福の忠実な家来の穂日の子孫の穂日家により編纂されました。そして自分たちの祖先が
出雲王国内で暴れた事実を隠し、物部王朝が 渡来人の征服王朝である事を徹底して隠したのです。

出雲風土記に寄れば 支佐加比売が 加賀の洞窟に居るときに金の矢が輝いて流れてきて
それが姫の体内に入り 受胎してサルタ彦が生まれたというのです。
やはり出鱈目の記紀に迎合してあわせているのです。

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古代出雲王国の国教は幸の神三神です。クナト大神、佐毘売の命皇后、それに彼らの皇子の
サルタ彦です。と言うことはサルタ彦の御母堂は佐毘売の尊です。

クナト大神は大神山(今の大山)に祀られ、佐毘売の尊は佐毘売山(戦後三瓶山などという
歴史と伝統を無視したつまらん名前に変えられました。残念な事です)に祀られて、サルタ彦は
出雲北山の鼻高山(はなたかせん)に祀られました。

サルタ彦のサルタとは出雲族の祖先といわれる古代ドラビダ族のドラビダ語で「鼻が長い、とか
鼻が高い」と言う意味で つまり今で言うヒンドゥーのガネーシャのことなのです。

この神社は 出雲族が作った神社ではない事が建築様式からも伺えます。
そしてなにより 支佐加比売、サルタ彦親子神を祭っていることは
完全に記紀の内容に迎合した出雲風土記にのっとっているので
記紀が作成された後から 造られた神社であるのが丸わかりです。

日向の都萬国と宇佐王国連合王国の総司令官として 苦労の末に大和入りして 初代物部王家を
樹立した イクメ大王(贈り名は垂仁)にうまく取り入って出雲国造家にしてもらった 
穂日の子孫の韓日狭(からひさ)たちにより この神社は作られたのでしょう。

※ちなみに穂日の子孫は今の出雲大社宮司の家系です。

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古代出雲王朝のトップページはこちらです。
http://yochanh.sakura.ne.jp/kodaiizumo/index.html
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