Dear Happy Days*

何気ない毎日に
しあわせいっぱい探そう♪

神戸国際大附、ご苦労様!

2005-04-03 | はっぴぃdiary
4年ぶりの甲子園出場。4年前は、1回戦敗退。
今回は、せめて1勝して甲子園で校歌を歌ってもらいたい!
と願っていた。

願いが叶い、1回戦、対甲府工に4対1の逆転勝利、
2回戦、対 駒大苫小牧に4対0の快勝、
3回戦、対 慶應義塾に15対1の猛撃で勝利、
そして今日、対 愛知大名電との準決勝となった。

失礼ながら、こんなに勝ち進むとは思っていなかった。
ずっと1回戦から応援して、今日で4回目の試合。
選手の顔も特徴もしっかり頭に入って、愛情すら感じる。
我が事のように、喜び悔しがり、応援した。
ほんと、おもしろかったし、楽しませてもらった。

今日の試合は、残念ながら6対8で負けてしまったけれど
ハラハラ、ドキドキのとてもいい試合だった。
最後まであきらめず、立ち向かう姿、
9回裏の最後に1点を返したところも感動した。

最後、ピッチャーの大西君の映像が目に留まった。
気の強そうな、負けず嫌いの大西君、
テレビのアナウンスはいつも彼のことをそのように表現した。

感情が、そのまま顔に出る。
悔しい時は、とても悔しそうに、
そして、嬉しい時は、本当に嬉しそうで無邪気な笑顔が見られた。
そんな素直な君が私は好きだった。

負けが決まり、甲子園を後にする時、
その瞬間をカメラがとらえた大西の姿・・
青いキャップをめいっぱい下に下げ、
腰を折り曲げて、身体を震わせていた。
それは、悔し涙に噎び泣く・・という
素直な彼の気持ちの表現だったように思う。
なんだか、こちらまで気持ちがつられてしまいそう・・

この夏、まだチャンスはある。
是非とも、この悔しさをバネにしてリベンジしてほしい。
そしてもう一度、君のあの満面の笑顔を見たい!

神戸国際大附の野球部の皆様、
勇気と希望とを与えて下さって、
また、よい試合を見せてくれて、心から有り難う!
そしてご苦労さまでした。






依存症の女たち

2005-04-03 | 読書ノート
衿野未矢

一言で「依存症」といっても、いろいろなものがある。
買い物依存症、携帯依存症、アルコール依存症・・

それらはさまざまな生活上のトラブルやストレスなどからくる。
それらの問題を、自分自身で処理できず、
押し寄せる不安と恐怖の中でおぼれそうになりながら
何かにすがり、何かを求める。

著者は言う、
弱いから依存症になるのではなく、
真面目に物事を受け止め、生きようとするから
それゆえに「依存症」という、
いわゆる病魔に取り憑かれることとなる。

決して、人ごとではない。
生きること自体が、大変な時代だ。
生きていること、ただそれだけでご苦労さま!
時には自分を優しくいたわることも大切だと感じる。

博士の愛した数式

2005-04-03 | 読書ノート
小川洋子

博士は、80分しか記憶が持たない。
80分の時間が経過してしまうと
すべてを忘れてしまう。
だからすべて最初から記憶を再生しなければならない。

このような博士を家政婦としてお世話をすることとなった「私」
とその子供「ルート」、
(博士があだ名をつけた。頭のてっぺんの形がぺったんこで
ルート記号のようだった。)
そして記憶が80分しか持たない博士とのふれ合いを描いたもの。

数字の中でのみ、生き生きと頭を働かせ
自分らしさを保つことができる博士。
その博士に、数字はある一定の規則性をもっており、
突き詰めて考えていくと
とても美しいものだということを教えられる「私」。
この題名にもあるように「数式」がところどころ
本文中にでてきて、なんだかわからない部分も多々あるが、
そういうところは無視して読み続けると
わからないながらも、数字というものが魅力的に感じられてくるから
不思議だ。数式は、芸術のひとつかもしれない。

それぞれの住んでいる世界を大切にいたわり合い、理解をすすめながら
温かい人間関係を築いていく心あたたまる物語。


生かされている私

2005-04-03 | 読書ノート
高木美保

「木立の中に引っ越しました」に引き続き
高木美保さんの本を連続して読んでみた。

彼女がご両親と共に住む那須高原で
四季を通して繰り広げられる素朴な生活。
自然と共に生きることによって感じる感謝の思い。
そして、どんどん感性が研ぎ澄まされ、心が豊かになっていく彼女。

その情景が目に浮かび、自然の中に身をよせてみたい気がした。