Dear Happy Days*

何気ない毎日に
しあわせいっぱい探そう♪

アイ・ラブ・グランパ 100の理由

2007-06-05 | 読書ノート



本との出会い・・それは突然やってきます。
なにげなく立ち寄り、広い店内をウロウロとさまよっているうちに
ふと目にした「アイ・ラブ・グランパ 100の理由」。

この本は左側におじいちゃんとお孫さんのモノクロ写真、
右側にはお孫さんからおじいちゃんへのメッセージが書かれています。
どの写真もとてもほのぼのとして素敵です。
そして短いながらも心のこもったあたたかいおじいちゃんへの
メッセージに心打たれます。
それが100パターンあるのです。
メッセージは「おじいちゃんを愛しています。だって・・~だから。」
という構成になっています。
その「~だから」というところが、それぞれおもしろいのです。





私には今年99歳を迎える最愛の祖父がいます。
初孫だったので、とっても可愛がってもらいました。
いまだに祖父にとって
私は小さな孫なんですね、
40代の私をつかまえて、「真理子ちゃん、大きくなったねぇ」って
いうんですから・・笑 d(*⌒▽⌒*)b ニコニコッ




この本はその祖父に是非プレゼントしようと思い、購入しました。
そうしたら、99までしかパターンが書かれていなくて
あれっ、100番目のメッセージは??と思ったら
これは購入した孫がおじいちゃんへメッセージを書くように
仕組まれていました。
ちゃんと写真も貼れる様になっています。

祖父への思いが溢れ出て
とても短くはまとめにくかったけれど
心を込めて私もメッセージを書いてみました。

いつも絶え間ない「愛」を注ぎ

「生きる」ということはどういうことか

ということを自らの生き方を持って示してくれる、

おじいちゃん、あなたは私の人生の大先輩であり

生きていく上でのお手本であり

なによりも私の最愛の祖父です。

私の祖父でいてくれて、本当に感謝しています。

おじいちゃんの孫で良かった!

ありがとう♪


アイ・ラブ・グランパ100の理由―おじいちゃん大好き!

学習研究社

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「お茶と写真の時間」~藤田一咲

2006-08-20 | 読書ノート


今日は、最近読んだ本の紹介です。
藤田一咲さん著作のフォトエッセイ、
「お茶と写真の時間」です。
ふとしたことから、この本に出会いました。
写真はもちろんのこと、彼の写真に対する愛情、哲学、思想に
非常に共感を覚えるところがたくさんありました。
被写体を見つめる、率直で素直なまなざしがストレートに読む側に伝わってきて、
とても心地良い時間を過ごすことができました。
特に藤田さんの文章が素敵です。

自分が信じた~第一印象を大切にした撮影をした方がいい。
自分を信じていい。~シャッターを素直に切るのがいい。

カメラは世界を記録する。
自分の気持ちを記録し、表現する道具。
自分の気持ちに正直になって、シャッターを押したい。
この世界を、今この時を切り撮り残したい。

写真、そこに写されるのは、
自分の目の前過ぎていった一瞬、一瞬。
かけがえのない人生の断片。
光や影、色にも自分の気持ちを重ねて写真を撮りたい。

カメラがなくても、旅は楽しい。
けれど、カメラのある旅はもっと楽しい。
撮影するものをよく見る楽しみ、
撮影したものをあとで見る楽しみ、
そこには、日常から離れたところにいた
自分を確認できる楽しみもある。

藤田さんの一つ一つの言葉に重みがあり、
そしてそれはまるで宝石のようにキラキラ輝いていて
私の心に深く深く、ゆっくりしみ込んでいくかのように思えました。


お茶と写真の時間

〓@53B2@出版社

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「食べもの神話」の落とし穴

2006-07-10 | 読書ノート
「食べもの神話」の落とし穴

講談社

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この頃、うっとうしいなぁーと思うことがあります。
これを食べたら、どうなる、こうなる・・という健康番組。
なにげなくテレビをつけていたら、
一日中どこかのチャンネルでやっています。
テレビで、○○が体に良い!と放送された翌日には
その商品が売れまくり状態!
ほんと、私達ってマスコミに影響されやすい~!
客観的に見たら、これって病的~!って思ってしまいます。
それに、片方で健康云々と言っていながら、
もう片方では高カロリーなグルメ番組のオンパレード!
なんだか矛盾しているんだよなぁ・・

人間の体って、そんなに単純なものかな?
もっと複雑で、複合的なものではないのかと思います。
一見体に良さそうな食品であっても、
必ず物事にはプラスマイナスの両面があるように
体に良い部分もあれば、摂取しすぎると良くない部分もあるはずです。

この本は、そんな「これさえ食べれば大丈夫!」みたいな
ある特定の食品を神話のように扱ってしまう「フードファンティズム」というのは
危険だという警鐘を鳴らしています。
食品というのは、体にどうこうということよりも
食事を楽しみ味わうということが第一になければなりません。
そして旬のものを食事の中に取り入れ
バランス良くまんべんなく摂取すること、これが大切です。

私達の体って、私達が考えている以上によくできていると思いませんか?
例えば、自分の体が不足しているものがあれば、ちゃんと欲求する。
野菜が不足すれば、野菜が食べたくなるし、
果物が不足であれば、果物がほしくなる。
疲れてくると、甘いモノが食べたくなるし、
ビタミンが不足すると、吹き出物がでたり、口内炎ができたりする。
ちゃんと体が警告してくれるんですよね。
もっと、自分の体の声に心を傾けて
食事というのものを、体に良いからどうこうではなく
おいしく、楽しく頂く・・という習慣を身につけていきたいと思いました。

東京タワー”オカンとボクと、時々、オトン”

2006-07-08 | 読書ノート
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

扶桑社

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ずっと以前より図書館で予約していた本「東京タワー」が
やっと自分の番にまわってきて、昨日読み終えました。
なんでも、7月末にはドラマとして放映され、
来年5月のゴールデンウィークには映画がロードショーされるという、
話題の本。

母と息子のあたたかい関係を描いた本は珍しいのではないでしょうか。
どちらかというと、母親と息子という関係は絵にならず
日本においては「マザコン」と捉えかねない・・
母と息子は常に微妙な関係。
どちらかの愛情が強すぎると、「マザコン」となったり、
「子離れでない母」となる。
でも・・

なんで大切な人のことを想うていかんのやろか?
なんで好きな人のことを話して、
気持ち悪いとか言われんといけんのやろうか。
今でもようわからん。

というリリーさん(著者)の言葉に、せつなさを感じました。
こういう母と息子の関係もあるのだと思いました。
そしてそれは自然で、美しいものだということを知りました。

著者の母、「オカン」の無限の愛情を深く感じました。
そして、それを受ける息子の気持ちや思いも少し理解できるような気がしました。

息子にとって母親の存在とはどういうものなのでしょう。
私も一応高校生の息子の母親です。
小さい頃は、しっかり手をつないで、ひとときも離れず
母の名を呼び続けた我が子も、やがては離れて歩くようになり、
外で偶然遭遇しても、他人のふりをするようになる。
そのうち話しかけても、うっとうしそうな目で見つめ、だるそうに返答する。
息子にとって、母親とは「ウザッタイ」だけの存在なのでしょうか・・
ふと寂しくなるときもあり、娘だったら良かったのに!
・・と思うことも多々ありました。
でも、この本を読んで安心しました。
言葉や行為で素っ気ない態度を取っていたとしても
こちらの気持ちや愛情は、ちゃんと伝わっているのだということを知りました。
そして・・

「母」という存在になれて良かった!

・・と心から思いました。
後半は涙が止まらず、読み終わっても静かな余韻が漂う感じでした。
優しく心を癒し、包み込んでくれるような本でした。

「オカン」は我が子が命よりも大切で、息子はなによりも「オカン」が大好き。

とてもシンプルなことだけど、なかなか表現できえない関係の母と息子。
決してスマートじゃないけど、決して格好良くないけど
不器用ながらも、いつもさりげなく息子を思い、愛情を注ぐ「オカン」・・
私もリリーさんの母、「オカン」のようになりたい!と心から思いました。
ほど遠いことだけどね。

最後にとても心に残ったフレーズを・・♪
「オカン」が遺したメモでした。

母親というのは無欲なものです
我が子がどんなに偉くなるよりも
どんなにお金持ちになるよりも
毎日元気でいてくれる事を
心の底から願います





大人のための幸せレッスン~志村季世恵

2006-06-16 | 読書ノート
大人のための幸せレッスン―自分を幸せにする31の方法

集英社

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昨日は1日中雨!しかも土砂降り状態でした。
こんな日は読書するっきゃないでしょう♪
本屋さんで、見つけた「大人のための幸せレッスン」
~自分を幸せにする31の方法~を読みました。
しあわせって、自分の心の中にあると思うんです。
そしていつも手を伸ばせば届くような身近なところにさりげなく
ころがっているようなものかもしれません。
いかに自分の心がそれに気づき、感じるか・・
それがしあわせ度につながるような気がします。

この本の中で書かれていることで、なるほど!と実感したのは
第4章の「日々の暮らしを見直す」から
「見る、聞く、味わう、かぐ、触れる、楽しく<五感>を使う」でした。
見ているようで見ていない、
聞いているようで、聞いてない、
味わっているようで、味わっていない・・etc
日常の中で行っている単純な数々の行為には
五感をフルに使わずにいることが多いように思いました。
無意識の中で生活しているという感じです。

自然はいつも同じでなく、毎日違う表情を見せてくれます。
肌に触れる空気の感じ(あたたかかったり、肌寒かったり、やわらかかったり)
風が運んでくる空気の匂い、それは時として花のかすかな香りだったり、
雨上がりの土臭さだったり・・
花がふくらみ、花開き、やがては散り枯れゆく姿、
毛虫が這い、やがて蝶となり旅立つ姿、
雨上がりのしずくの神秘的な世界、
数え切れないほどの感動を覚える自然のサイクル。
雑草さえも美しいと感じます。
手の平に届くぐらいの丈の雑草に、
私は子供のように、手をかざして、雑草の頭を撫でてあげるのです。
そうすることで手の平に感じるかすかな、くすぐったいような
新鮮な感覚が甦ってきて、幸せを感じさせてもらいます。

それから・・
鳥の鳴き声、風にゆれる木々のささやきからも元気をもらいます。
どこからともなく聞こえる犬の鳴き声さえも「生」のエネルギーを感じます。

私はブログを始め、カメラを持ち自然の中を散策するようになりました。
朝の散歩も続けています。
そうすると今まで見えなかったことが、見えてきたり
感じなかったことを感じたりするようになりました。
それは私にとってとてもハッピーなことです。
毎日自然から頂くたくさんの感動を大切に
今日もパワー全開で生活を楽しみたいと思います。







ガラクタ捨てれば自分が見える~カレン・キングストン

2006-05-31 | 読書ノート
ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門

小学館

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私は主婦なので、一応一通りの掃除らしきものはしていますが、
きちんと整理整頓というわけではなく、行き届かない所や
整理できていな場所がいっぱいあります。
いつか整理しなければなぁ・・と思いながらも後回し。
なかなか取り組めないものです。

今日の本の紹介は、カレン・キングストン「ガラクタ捨てれば自分が見える」です。
この本を読めば、読まれた方のほとんどが言われているように、
絶対に掃除や整理をしたくなります。
私など、本の途中で何度も中断して、
取り憑かれたかのように整理を始めたのですから・・。
いつも読んでいると途中で整理を始めてしまって、やめられなくなる。
そんな不思議な力を持った本です。

スペースクリアリングという思想が根本になっていて、
スペースをきれいに整理して、空間を作ることによって、
本来持っている人間のパワーが家中をかけめぐることになり
いわゆる運気というやつがみなぎるというわけです。
なんだか胡散臭い気もしますが、
それはさておき、
どっちみち家の中はきれいに整頓されているに越したことはないのですから
とりあえず、実行してみました。
そうすると、
気持ちが晴れ晴れする
すっきりする
元気になる
パワーがみなぎる・・そういう不思議な現象が現れてきました。
家の乱れは心の乱れということが、よくわかります。
ガラクタがいっぱい詰まった家には、新しい新風は入らず、
パワーも滞りがちだというのが、なんとなく納得できるような気がします。

どうしても掃除しなければならない必要性がある人は、
是非お読み下さい。
あなたは掃除したくなる、したくなぁる~

99.9%は仮説~思いこみで判断しないための考え方

2006-05-28 | 読書ノート
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方

光文社

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この本は題名に興味を覚えて、購入しました。
著者が科学作家なので、内容は実に科学的です。
(・・と言っても全くの文系の私でも、理解できる内容になっています。)
地動説を唱えたガリレオからはじまり、
相対性理論を唱えたアインシュタインの理論およびその時代背景を例に
その時代において、世の中で常識とされている事象は
すべて仮説であるということを科学的に分析
しています。
そしてその時正しいと認められ、信じられていたことも
ある時を境に、正しくない、間違いであったということがわかることもあり、
またその逆もあること。
なにひとつ100%正しく立証されているものはないのだということです。

つまり今現在、正しいとされている常識や価値観は
必ずしも普遍的なものではなく
次の時代においてはタブーとされる場合もあり、
一方今、間違っているとされていることが、
これから近い将来、正しいことだということにもなりかねないということです。
それは天動説が常識とされた時代に生きたガリレオは理解されず
むしろ変人扱いされていましたが、
現代においては地動説こそが真理であり、
ガリレオ説は正しかったということは
周知のことであることも例のひとつにあげられると思います。
もっとわかりやすく言えば、
女性の美人の条件というもの、それは変化していると思います。
昔、平安時代などでは一重まぶたの切れ長で
ふっくらとふくよかな女性が美人の条件だったと思います。
でも現代は違いますよね。
くっきり二重まぶたで、スレンダーな女性が美人の条件!

このように私達はそれぞれが信じる価値観やいろいろな仮説をもとに
普段なにげなく物事を選択したり、行動したりしている
訳です。
それは時にはなんの根拠もなく信じ込まされていることであったり、
マスコミという媒体を通しての偏った情報であったり、
社会の流れや流行的思考というのもあるのかもしれません。
著者はそれらを鵜呑みにすることなく、
自分の頭で判断し、考え、「それって本当にそうなの?」
疑問に思うことが大切だと述べています。
そして、未だ研究途中で解明されていな科学的な事柄を
いかにも立証されたかのように断定的に公表すべきではなく、
いまだわからないことはわからないと、
そして研究途中、開発中ということをはっきりと情報開示する勇気が重要だとも。

また人と話していてどうも話がかみ合わない、
通じない
という経験をされた人って案外多いのではないかと思います。
私もそういう経験がいっぱいあるのですが、
その時、自分の表現不足なのか、それとも自分の価値観が変なのか
いろいろ考え込んでしまうことがありました。
でも、それは人それぞれの生きてきた環境や状況、
そして信じている仮説というもののバックボーンが違う
から。
つまりお互いに違う段階やレベルで話し合っている可能性があるのです。
なので相手の話から相手の信じている仮説というものは何なのかを
察すること、理解しようとすることは重要です。

何事も思い込みで判断せず、断片的に物事をみるのではなく
多角的な方向性から物事を正しくみられるように

頭を柔軟にしていきたいと思いました。




よしもと ばなな~High and dry (初恋)

2006-05-26 | 読書ノート
High and dry (はつ恋)

文藝春秋

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久々に読みました、よしもとばななさんの本♪
ばななさんは私の尊敬する憧れの作家さんの1人です。
なんと言っても、彼女の文章は最高です。
その表現力の豊かさは天才ではないかと思ってしまいます。
彼女は、ものや状況、心の描写、心情の変化の表現力がとても豊かなのです。
彼女が描く情景は、はっきりと心に思い描くことができるし、
登場人物の心的描写は、心から頷くことができます。
それほど、的確かつ正確で、パズルの一片が型にはまっていくように
すべてがバチっと適合していく快感・・というものを感じます。

きっと誰でも、同じような事に悩み苦しみ、
同じような情景を見ているのでしょうが、
それを実際に形として表現することができないのだと思います。
心の中にある種の感動や思いを秘めながら、
あやふやに、なんとなく処理しようとしている。
それをばななさんが具体的に文章表現してくれているので
「そう!そうなのよ!そういう感じ、わかる!」っていうことになるのでしょう。

この本は14歳の女の子が自分の通っていた絵画教室の先生、きゅうくんに
恋をするというお話。
2人の恋の経過と発展というストーリーに伴い
親子間の問題がそれに沿うように描かれています。
どこにでもある、よくある普通のストーリー。
それがゆえに身近に感じるのかもしれません。
可愛いイラストが所々描かれていて、とても愛らしい本です。


「功名が辻」に学ぶヨメの会計学

2006-05-09 | 読書ノート
『功名が辻』に学ぶヨメの会計学

洋泉社

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理想としている女性がいます。
でも、その人は今この世にいません。
そう、私が生まれるずっと前、戦国時代の世を生きた、
山内一豊の妻、千代さんです。
NHK大河ドラマの影響もあるのかもしれませんが、
私は彼女の生き方が素敵に思えて仕方がありません。
あのような夫婦の形でありたい!と切に願う次第です。

「内助の功」という言葉は今や死語に近くなっているみたいだし、
夫を立てて影で支える・・
なんていう古風で殊勝な女性を現代の世の中見つけること自体が難しい。
でも、「誰かを支える」人生っていうのも、いいかもしれない。
なにもいつも「自分」、「自分」と自分が表に出ていかずとも
誰かの人生を支え、助け、時には導く・・
こういう生き方の方が私にはあっているような気がします。

本書は、千代がいかに山内家の財政を支えていたかを
現代と照らし合わせながら検証していきます。
千代が、一豊の名馬を購入する時に持参したお金を提供した話や
掛川城を徳川氏に明け渡すように提案した話は有名です。
将来性を見込んで、投資する時はどーんと支出する。
また千代は交際費にも、糸目をつけなかったと言われています。

そしてしめるところはしめる。
千代はまな板を買う余裕もなかったため、米マスの底を裏返して
用を足していたそうです。
投資する時は、とことん支出し、しめるときは、きっちり節約して家計を守る。
この2つの心得が家庭を支えるヨメには必要だということです。
つまり、節約ばかりでもいけないし、浪費ばかりでもいけないのです。
将来をしっかり見据え、目的を持ってお金を貯め、
使うときには使う。
時には倹約家になり、時には投資家になるということです。

なかなか興味深い内容でした。
千代さんのように、知的に賢く家計を切り盛りし、
夫を支え、導く・・なんてまだまだほど遠い気がしますが、
千代さんは女性としての私の理想像であこがれの人なのでした。
よーし、平成版千代を目指して頑張るぞー。



食品の裏側~安部 司~

2006-04-25 | 読書ノート
食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

東洋経済新報社

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この本は、食品添加物の元トップセールスマンが、
食品の裏や影に潜む問題を告発し、情報開示したもの
です。
そうすることによって、食に対する意識を高め、安全性を求める動きへと
つながっていくことを目的としているようです。

食品添加物・・確かに問題にされてはいるものの、
国で厳しい基準を突破し、体に害がないと認められているものが
使用されているので、それほど神経質になることはない!
と私は思っていました。
なので、食品を購入する時、パッケージの成分表示まで
まじまじ眺めることはなく、
せいぜい賞味期限がどれぐらいか・・ということと
値段がどうか、生産地がどこかぐらいの事を確かめる程度でした。

しかし、なにげなく私達が選択し、食しているモノには
膨大な食品添加物が使われているのです。
それがまったく体に害がない!とは言えないし、
いつその基準が変わり、発ガン物質なので使用禁止!ということになるやもしれません。
なので、自分の身は自分で守るしかないのです。

・・とは言え、現代の世の中、食品添加物を全く使っていない食品を探すことは
とても難しいでしょう。
そしてこの本に書かれてあることを真に受けて
それほど神経質になる必要もないかもしれません。
でも、そういう添加物がより少ない自然なものを探すことならできるかもしれません。
食に対する意識というものが、希薄だったように思います。
家族の健康は全て私が選択する食品にかかっているんですね。
自分の責任の重さを痛感しました。

これから食品を買う時に、「なぜ?」を考えようと思います。
「なぜこの商品は安いのか?」(安いものには理由がある)
「なぜこの商品は賞味期限が長いのか?」(防腐剤)
「なぜ、このたらこやハム、ウィンナーはきれいなピンク色をしているのか?」
(着色料)

そして家族のために、少しでも体に安心な食品選びをしていくことができたらと思いました。

レビューのつもりが、なんだかまとまらない~!
ワケのわからない文章になってしまいました。
この本は、食をあずかる主婦には是非読んでもらいたい一冊です。
食に対する安全を「知る」ことだけでも意味があるし、
食品を選び取る時に、意識的になると思います。
ただ、あまり真に受けすぎて、神経質になりすぎることはないと思います。
真剣になりすぎると、それこそ食べるものがなくなりますから・・。