北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

マガジンが倒産?!

2009-02-13 | デンマーク最新
ゆーきーや、こんこ。あられや、こんこ。
オー、一面の白銀の世界 イン ショーウィンドウ!

デンマークのショーウィンドウにも、雪が降ったようです。
これは、「イルムスボーリフス」の冬のウィンドウ・ディスプレイ。

デンマークのデパート「マガジン」が倒産の憂き目にあっている?!
正確には、倒産を防ぐための新しいオーナーを探しているようである。
といのが本日のテーマであるが、、、、

なんで、イルムスボーリフスやねん?

ということになりますが、まあ聞いてください。
デンマークには二つのデパート、「マガジン」と「イルムス」があります。
が、この二つのオーナーが同じ会社なのであああある。

その昔、イルムで買物をしていて、欲しいものが品切れであった。

「すまへん。マガジンに行ってもらえまっか?」

また、大阪弁?

と言われて、デンマークとは大らかな国であるが、顧客を競合店に誘導するほどおおらかななのかあああ。間抜けているのかああ。いやいや、これはもう、おどろき越えて「わらっちゃう、あきらちゃう」と思いつつ、マガジンに行ったことがある。

あとで、両者は同じ会社であることが分かったのだが、、、
つまり、そのオーナーがアイスランドのボウガーという会社なのである。

そこで、マガジンの話であるにも関わらず、イルムスボリフスの写真を選んだ。
イルムスボリフスは、「イルムの住まいの家」という意味で、北欧モダーンのインテリアを集めた店で、最近はアパレルにも力を入れているようである。

元へ。

アイスランドといえば、昨年の金融危機で国家そのものが破産か?云々で話題になった国である。
「マガジン」のオーナー ボウガー社がアイスランドの会社なのである。

ボウガー社は金融危機のあおりを受けて14億ドルの借金を抱えることとなり、投資銀行の保障を受けた。マガジンも銀行のコントロール下にあり、新しいオーナーを探している、という。

マガジンの経営部は、
「安心しておくんなはれ。マガジンは常に地元銀行がついておます。もう、アイスランドのグループには依存してはおりまへん」と強調した、という。

いずれにせよ、マガジンもイルムもコペンハーゲンっ子には大人気の店である。
のみならず、「イルムスボリフス」と言えば日本人にも人気で、絶対と言ってくらいに訪問する、観光名所化した店である。

その後、オーナーが現れたという話は聞かないが、
デンマークを代表するデパートがアイスランドの会社の所有だったというのは驚きである。
設立はデンマークの会社であっても、その途中で買収されたのであろう。



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