北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

新郵便システムが高齢者を脅かす!?

2009-02-20 | デンマーク最新
昨日(2009年2月19日)のDRのIT新聞によると、
「集合住宅の2階以上への郵便配達をしない。郵便箱を1階(デンマークでは0階)に設けて取りにくるようなシステムになるが、
階上の自宅まで持ってきてほしい場合には、郵便箱にラベルを貼ること」という新システムを、非公式にデンマーク郵便局が発表したそうである。

これに対して、エルドラ・セイエンAEldre Sagen が、
(エルドラ・セイエンについては、また改めて、、、))

噛みついた!ではなく、
ちょっと待て! をかけた。

つまり、そのようなラベルを貼ると「犯罪の温床になる」というわけである。
「手紙をとりにこれない、あるいはそれが億劫な高齢者が住んでいます」ということを世間にアピールするようなものだからだ。

犯罪防止審議会でも、「そのラベルが犯罪を誘発することにならないとは限らない」と、煮え切らないながらも、その事実を認める見解を発表した。

これにたいして、郵便局は、、、、

どないせえ、言わはりますのん?!
Mr.ポストマンは、一人で500軒の配達を抱えているのでおますえ。
どこに65歳以上のお年寄りが住んでいるか、覚えられしまへんわあああ。

とのたまった。

ひゃああああ!!!関西弁にすると、角たてしまへんなあ。

今日は、バリネコまで関西弁どすか?

写真はのどかなデンマークの、そのMr.ポストマンである。

ヘイ、Mr.ポストマン!
ウー、ウー、ウー、Mr.ポストマーン、マアアアアアン、アアアアン。

覚えてますか?カーペンターズ。と書いたところ、
ツーカーさんから電話が入りました。
オリジナルはビートルズ。
http://www.youtube.com/watch?v=GuGgWRyhPsI

カーペンターズはカバー。であることを明確にせよと。
http://www.youtube.com/watch?v=KItFpClyqOs

ひととき、リラックスしたい向きには、上のアドレスでお楽しみください。
お仕事場におられる方は、お昼休みにしましょう。
う~ん、ノスタルジー!


横道それないで、お話続けて!

デンマーク郵便局のトレード・カラーである赤と黄色を上手に使っている。
この写真は郊外の田舎町ではなく、首都コペンハーゲンでの風景である。

自転車はクリスチャンバイクだと思うが、自転車と箱が一体になったようなものにお手紙を入れて、配達している。
フーン、一人500軒に配達してるんだあ。

ちなみに、クリスチャンバイクは一般人でも愛用していて、子供をのせて走りまくる。いちど、自転車に試乗させてもらったことがあるが、なかなかどうして重い。かよわき女性の足では、なかなかこげない代物である。
もひとつ、ちなみに、郊外のちっさな町では、自転車の前に大きなカゴを付け、それにお手紙を入れて平和的にやってくる。

写真にあるようなコペンハーゲンの集合住宅は100年以上にもなるもので、各フロアに2戸、3戸、4戸の住戸がある。
日本のいわゆるスキップフロア方式のようなもの。

このような住戸の場合、郵便箱が1階にまとめてつけられているわけではないので、郵便屋さんは、上の住戸まで持っていって、ドアについた穴から手紙を入れてくれる。週末には、たくさんの広告チラシもこの穴から入ってくる。
コペンハーゲン周辺では、エレベータのない集合住宅にエレベータをつける改修工事も数年前に終了しているので、それほど大変でもないだろう。

デンマーク郵便局の新システムは、集合住宅への配達業務を合理化しようとしたものであろうが、
これに対して、高齢者の安全を守るという視点から異議を申し立てる団体(エルドラ・セイエン)があるということが、
すばらしいでは、

あーりませんか!

いづれにしろ、ギャク古すぎ

ところで、集合住宅での郵便箱の設置の仕方であるが、
私の経験から、築100年以上にもなるものでは各戸についており、
戦後の経済成長のなかで建てられたものも各戸(階上)についており、
新しいものは1階(0階)にまとめて設置されているケースが多いように
理解しております。

ほっか、ほかのデンマーク情報でした。


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