北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

孫へ、子宮頚ガンワクチン

2008-05-15 | デンマーク最新
デンマークでは、
「子宮頸ガン・ワクチン」や「凍結幹細胞の保存書」が
おじいちゃん・おばあちゃんから孫へのプレゼントとして、
人気を高めているそうです。

というのは、年間400人の女性が子宮頚ガンと診断され、
175名がなくなっているから。
(日本の人口規模に置き換えると、約23倍しまして、、、
約9200人が子宮頚ガンと診断されることになりまする)

そこで、今年に入ってから、21000人の少女がこの病気に
対するワクチンを接種したらしい。

子宮ガンには2種類あって、子宮の入り口あたりに悪性腫瘍が
できるのが子宮頚ガン、子宮内部ならば子宮体ガン。
この頚ガンはヴィールス感染するので、ワクチン接種による
予防が有効なのだそうです。
(このあたりの医学知識は、まちがっていたら、
 教えてくださいね)

日本でも、若い女性に子宮頚ガンが増えていると聞きます。

「16-17歳の少女なら、かっこいいプラズマ・テレビ
をほしがるでしょう。でも、将来のことを考えれば、
彼女らはワクチンや凍結幹細胞を喜ぶはず」と、
婦人科ドクターは言っているようです。

余談ですが、凍結幹細胞は、生まれたてのあかちゃんのへその緒から
つくるそうな。
その回収法に興味が湧きますが、それはさて置いて、、、


こうしたプレゼントは、
「命を大切にするんだよ、予防は大切だよ」という
インパクトあるメッセージになりまする。

それにしても、「子宮頚ガンワクチン」を孫にプレゼントする
デンマークのおじいちゃん、おばあちゃん。
現実的で、実質的です。