北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

夏、炎天下の林道にミヤマカラスアゲハの吸水集団。

2021-11-05 03:20:55 | ミヤマカラスアゲハ

夏、炎天下の林道にミヤマカラスアゲハの吸水集団。

 

 

2020-7-31 (金)  晴れ  30℃  暑い。

 

 

 

 

湧別川支流のYS川へ初めてオショロコマを見に行ったときのこと。

 

 

 

 

 

山奥の林道でミヤマカラスの給水集団を3カ所発見したが、そのうち一つは、気づかずにすぐ横を突っ切り、舞いたつミヤマカラスアゲハのチョウ吹雪になった。 

 

 

 

 

この時期、晴天、高温炎天下の林道には大抵、羽化したての美しいミヤマカラスアゲハ♂たちが吸水集団を作っている。

 

 

 

汚損個体や♀は集団を作らない。

 

 

 

吸水集団の撮影はけっこう難しくて、接近するとたいてい見張り番みたいな敏感な♂がいて、そいつがまず舞いたつ。

 

 

 

続けて、1匹、また1匹、最後は数匹の鈍いのを残して、全部飛び去ってしまうことが多い。

 

 

 

 

吸水に酔いしれている数匹の撮影は容易で、最後は指でつまんで採集も可能。

 

レンタカーを1か月借りて道内で蝶の採集をしてきたという20歳台のチョウ屋さんがやってきたので少し歓談。 

 

 

 

 

2020年はオオイチモンジが極端に少なかったという。今日はミヤマカラスでも採ろうかとと、ここにやってきたという。オショロコマは関心ないとのこと。 

 

 

 

 

ミヤマカラスアゲハを撮影しながらオショロコマのポイントをさがし、この日もまあまあのオショロコマを撮影できた。

 

 

 

 

帰路、逃げ散ったミヤマカラスアゲハ♂たちが、ふたたび吸水集団を作っていた。

 

 

 

最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の バナー をワンクリックしていただければ幸いです。

 

 

 88_31.gifにほんブログ村

 

 

88_31.gifにほんブログ村


手乗りカラフトルリシジミの撮影とカラフトルリシジミ異常型。

2021-11-02 17:30:18 | カラフトルリシジミ

手乗りカラフトルリシジミの撮影とカラフトルリシジミ異常型。

 

 

20XX-7-18 (土)曇り のち小雨 寒い

 

 

 

前述のごとく、叩きだし作戦で現れた3頭のうち2頭は触れんばかりに接近、接写しても全く逃げず急速な気温低下のせいで動きが相当鈍くなっているようだ。

 

 

 

試みに指を近づけると私の指に移動、手乗りカラフトルリシジミ状態になった。

 

 

もう一頭も同様に手乗りカラフトルリシジミになってくれた。

 

 

 

 

 

1頭は上翅裏面亜外縁の最内側黒点列が消えた異常型であった。このタイプは、かって春国岱のカラフトルリシジミ数十頭の逆展翅標本を見たとき全てがこのタイプであり、これは間違いなく別亜主だと確信し驚愕したことを思い出した。

 

 

しかし、今回の感触では春国岱の一部に多くみられた一型(特殊型)と考えるのが妥当かとおもわれた。

 

 

 

最後に現れた一匹も 同様な異常型でここではさほど珍しくない型かもしれない。

 

 

手乗りカラフトルリシジミたちはほどなく人間の指にとまっていることに気づいたのか 急にあわてふためいて飛び去った。

 

 

 

 

アカエゾマツの林の林縁にはウラジャノメが発生していて人影に舞い上がって松の枝にとまる。湿原乾燥化に伴いリシリスゲが侵入しており、これを食草にして勢力を拡大しているのだと思われた。

 

 

 

低温、曇天、気温低下でもはやここでのカラフトルリシジミ撮影は無理と判断。 次の目的地の野付半島へとむかった。

 

 

カラフトルリシジミの話が長く続いたので、しばらくカラフトルリシジミの話はお休みにしようかと思います。

 

 

最後まで見ていただきありがとうございます。できましたらランキングポイントアップのために下記の バナーのいずれかを をワンクリックしていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村

 

にほんブログ村 その他ペットブログ 昆虫へにほんブログ村