手乗りカラフトルリシジミの撮影とカラフトルリシジミ異常型。
20XX-7-18 (土)曇り のち小雨 寒い
前述のごとく、叩きだし作戦で現れた3頭のうち2頭は触れんばかりに接近、接写しても全く逃げず急速な気温低下のせいで動きが相当鈍くなっているようだ。
試みに指を近づけると私の指に移動、手乗りカラフトルリシジミ状態になった。
もう一頭も同様に手乗りカラフトルリシジミになってくれた。
1頭は上翅裏面亜外縁の最内側黒点列が消えた異常型であった。このタイプは、かって春国岱のカラフトルリシジミ数十頭の逆展翅標本を見たとき全てがこのタイプであり、これは間違いなく別亜主だと確信し驚愕したことを思い出した。
しかし、今回の感触では春国岱の一部に多くみられた一型(特殊型)と考えるのが妥当かとおもわれた。
最後に現れた一匹も 同様な異常型でここではさほど珍しくない型かもしれない。
手乗りカラフトルリシジミたちはほどなく人間の指にとまっていることに気づいたのか 急にあわてふためいて飛び去った。
アカエゾマツの林の林縁にはウラジャノメが発生していて人影に舞い上がって松の枝にとまる。湿原乾燥化に伴いリシリスゲが侵入しており、これを食草にして勢力を拡大しているのだと思われた。
低温、曇天、気温低下でもはやここでのカラフトルリシジミ撮影は無理と判断。 次の目的地の野付半島へとむかった。
カラフトルリシジミの話が長く続いたので、しばらくカラフトルリシジミの話はお休みにしようかと思います。
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