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シータテハの巧みな擬装カモフラージュ
林道でヒグマやキツネの糞にきているシータテハ、ミヤマカラスアゲハの吸水集団にまぎれ吸水中のシータテハ、橋桁にとまって羽根をゆっくり開閉するシータテハ.............。
どのシータテハをみても裏面の文様が何かのカモフラージュになっているといった発想は、これまでまったくなかった。
シータテハの裏面文様が、なんでこうなっているのか考えたことのある人はおられるだろうか。
私は長年、そんなことを考えたことはまったくなかった。
私は秋型のシータテハの裏面文様は嫌いではなく鮮やかにC文字がくっきりしてかなりの格好良ささえ感じる。
せいぜい、そんなところだ。
ところが、この秋型シータテハの裏面紋様がたぐい稀なカモフラージュになることがあることを実感する機会があった。
秋、北見市近郊のカラマツ植林地へ秋ヤマベ釣りとラクヨウキノコを採りにいった時のこと。
茂みのなかに静止するシータテハを偶然に見つけた。
この写真のようにおどろくほど周囲の環境にとけ込んでいるのを初めて知ったのであった。
林道などで見かけるときのシータテハは、けっこう俊敏でカモフラージュなどまったく必要がないだろう。
しかし活動を終わり、茂みに休むとき、夜寝ているときなどはこの擬装カモフラージュはきっと抜群の威力を発揮しているのだとおもう。
でっかい秋ヤマベ。
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