タマネギの畝にスギナが目立ってきた。
去年まで、タマネギ栽培のエリアは畑の片隅にあって、そこだけ特にスギナが多く生えていたので、そのエリアは酸性が強いのだろうと思っていた。
今年は、心機一転タマネギやニンニクを別のエリアに移したので大丈夫だと思っていたけれど、やはり今年もタマネギの畝には多くのスギナが顔を出してきた。とりあえず出てきたスギナは全て抜いたつもりだけれど、こうなるともう場所の問題では無くて、タマネギとスギナとに関係があるのか?と思い立ち、ネットで調べてみた。
ネットでもタマネギの近くではスギナが育ちやすいという記事は無く、スギナはどこでも育つようだ。
検索しているとスギナに囲まれて育ったタマネギは品質が落ちるという研究発表(農研機構)まであった。その研究によるとスギナの生育が盛んな時期とタマネギの生育が盛んな時期が重なるため、タマネギに与える影響が大きいとのこと。
だからタマネギの周りのスギナが目立って気になっているのかも…
スギナの地下茎は地下30cm~1mで張り巡らされていて、地上に出てきた茎周辺を抜いたり、30cm程度の深さで耕起しても影響なく残ってしまうとのこと…。根絶するためには冬の間に特定の除草剤を撒く必要があるそうだけれど、極力無農薬で栽培するためには、際限が無いとわかっていてもひたすら芽を抜いていくしかないのかも。
この研究の中でもう一つ目を引いたのは、スギナは酸性土壌を好むというのは誤りで、実際には中性や弱アルカリ性の土でも旺盛に生育し、強酸性土壌ではむしろ生育が不良になるそうだ。
それはともかく、今日は畑全体に、畝の配置場所の目安となる支柱を立てた。さあ、いよいよ畝立て、播種だ!
タマネギとスギナ(マルチも突き破って伸びてくる)
畝縦の目印となる支柱立て