yetiの浮雲日記

写真と文字で綴る他愛のない日々。

干支みこし

2006年01月03日 23時35分23秒 | 出来事
若者衆が担ぐのが、干支みこし。
なんでも、木型の上に綿を付け、染色スプレーで色付けしたそうな。
ちなみに「へび」と「とり」は神さんが嫌がるそうで
神輿は作らないらしい。
古くからこの伝統行事が引き継がれているのは、
松江市鹿島町恵曇(えとも)地区。
山陰では有名な港町で、島根原発も立地する町。
午後3時からの宮練だけど、午後2時に来たときには、
男衆は既にかなり酒が入った様子。
子どもらは、追いかけっこに興じ、
アマチュアカメラマンの集団も多数押しかけ・・・と、ビックイベントであります。

担ぎ手が「若松」と呼ばれる祝い歌を歌いながら
狭い路地を練り歩くと、各家々から、おばあちゃんやおじいちゃんが
日本酒を持ってあらわれ、担ぎ手に呑ませて回るもんだから、
神輿はよたよた。
担ぎ手は、たくさんのお菓子をポケットに忍ばせていて、
子どもらを見かけると餅まきのごとく、菓子を放り投げるから、
その都度、子どもらは大騒ぎ。
小さな町は、歓声が響き渡り、正月気分をさらに盛り上げるのであります。

さてさて、こんな芸能が、島根は結構多いように感じます。
特に顕著なのは、隠岐と石見地方(県西部浜田市や益田市周辺)。
手付かずの自然ならず、手付かず(あまり知られていない)の
芸能が必ずあります。
写真の好きな人の中には、地域の伝統行事に欠かさずカメラを手に
参加する人がいますが、きっとそんな人にはたまらなく
魅力的な県だと思いますよ。一度島根を訪れてみませんか?


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