東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

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懐かしの名画「カサブランカ」で、感傷に浸る!!

2011-07-27 15:58:00 | 趣味(絵画、陶磁器、建築、日本庭園etc.)
懐かしの名画「カサブランカ」で、感傷に浸る!! 
 
  

 舞台は 第2次大戦下のフランス領モロッコのカサブランカ。クールな振る舞いを見せるが実は人情にもろいところのある男を演ずるのはハンフリーボガード、恋に落ちる絶世の美女がイングリッドバーグマン。ドイツ占領下のカサブランカでレジスタンス活動家がバーグマンの夫で、実は地下組織を助けるレジスタンス派でもあるフランス人警察暑長やヤミ市を支配する顔役など個性派俳優が揃って、面白いのってなんの、第2次太戦後欧米の映画は正に“文化”でしたね。明治維新の時に、西洋文化をどん欲に吸収した頃と重なる時代だったのだろう。

今 ウケル映画は、ハイテクに武装された宇宙人との戦いのバーチャルなゲームのような映像。人気の監督、演出家のスピルバーグ制作の映画を見たが、面白いが心には残らない。感動というものとは距離がある。

 戦後の昭和レトロが当たっている。ナゼか!? 貧しくてもエネルギーに満ち“希望”に向かって走るイメージだった。その根底に何があったのか。
 映画「カサブランカ」で心に響いたシーンに、酒場でドイツ軍将校の一群が我が物顔にドイツの愛国歌を合唱するのを見て、レジスタンス活動家が音頭を取りフランス国家「ラ・マルセイエーズ」を歌い出し、遂には客全員が合唱、たまらずドイツ人一行が退散する一幕があった。

 この映画には、人間愛、国家愛があり、人と人の絆も描かれていたと改めて思った。アカデミー賞を総なめしたのも納得。
 

 

コメント
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