釣ったマダコはアミ袋に入れたままビニール袋に詰め、ペット氷を入れたクーラーで持ち帰りました。本当は海水を浸るくらい入れて冷やすほうがよかったのですが、さほど時間を要しなかったのでこの状態でもまったく問題はなかったと思います。
いつもタコのヌメリを取るとき、塩をたっぷり振り掛けてゴシゴシ揉んでいました。ヌメリはよく取れるのですが皮が破れます。そして最悪なのが塩っ気が抜けないこと。塩っ辛い刺身ができてしまいます。
今回は船宿のアドバイスを聞いて、少量の塩振り掛けてアミ袋に入れ、やさしく揉んでから流水で洗い流しました。これを3回も繰り返すとヌメリはすっかり取れます。そのまましゃぶってみたところ塩っ気もありません。この方法が正解のようです。帰宅後にここまでやって冷蔵庫におさめました。
Mさんから、糠で揉み洗いをするとよいとのアドバイスがありましたが、今回は上記の方法を取りましたので、次の機会に試してみましょう。
足を2本、生刺し用に切り、茹でる鍋の大きさに合わせて腹も落としてしまいましたが、茹で上がりには問題なかったようです。なおお湯には2%ほどの酢を加えて、色よく茹で上げたつもりです。
でもヌメリを取り除くとき、ついつい強めに揉んでしまい、皮が剥げたところがあります。次はきれいに茹で上げたいですね。
なお茹で時間は1kgあたり1分というのが基本ですので、これにしたがいました。またやわらかくなるというので、茹で上がった後、6、7分ほどそのままの状態で蒸らしてみました。
タコ飯は2合炊きました。
米2合に水2合。調味料は醤油、清酒、味醂を各小匙4杯ずつ。出しの素も少し加えました。
ぶつ切りにしたタコは150gほど。ニンジン、ゴボウ、油揚げを千切りくらいに切り、一緒に電気釜で炊き上げました。
ほんの少しできた焦げはタハラッチ好み。次回はもう少し醤油を増やしてやや濃い目の味付けにしようと思っています。
小ダコはぶつ切りにして、上記のタコ飯とこの唐揚げ。茹でずに生のまま料理するのがよいとのことです。
ニンニクとショウガをおろし、醤油を注いだ中に小1時間ほど漬け込んだあと、小麦粉をまぶして揚げました。
いつもそうなんですが、タコの足の皮剥きはたいへんですね。でもコリコリした吸盤焼きの食感が堪えられないので、一生懸命剥きます。今回は足2本だけでしたが、もっとたくさんいただきたいですね。この料理は釣り師ならではですから。
塩と清酒をふりかけ、2枚のアミに挟んで焼き上げました。あまり長く火にかけていると焼きすぎてしまいますよ。
茹でた足や腹は、そのままワサビ醤油でいただいてもいいし、カルパッチョや酢の物など、いろいろないただき方が楽しめますね。