![]() | 錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし) |
百田 尚樹 | |
講談社 |
九州教育学会が終わった。学会では研究発表に対して質問をする。質問をするのはいい。しかし、質問は何のためにするのか。これはその研究をよりよいものにしていくためでもあるし、自分の研究に返していくためでもある。ならばくだらない発表に対して質問をする必要はない。するのならば何故くだらないのかがわかるような質問にすることだ。なのにどうでもいい時間つぶしのような質問をして語り合ってはいけない。
学会は研究を磨き合う場所であり、そういう自覚が発表する側にも質問をする側にも求められている。