地域の防災訓練に毎年参加しているが、東日本大震災が発生した後でも参加者が増えていない。
その理由の一つに防災訓練の形骸化が挙げられるのではないか。
毎年定期的に、地域や学校、会社でも実施しているところはある。しかし、義務的になっていないか再確認する必要があるち思う。
意識の高い人や地域は、積極的に取り組んで来た事は事実としてある。実際、地元地域でも自分の地域は自分で守るとの志で、自主防災組織を立ち上げ、用具をコツコツ揃えて、毎月必ず訓練をしてる模範的な自治会もある。
しかし大方、地域として、家庭として、教育現場としても防災教育・訓練をあまり重要視して来なかったのではないかと思う。
昨年の県議会本会議で我が会派の亀井議員が県立学校の教育現場での防災教育の一貫としてAED講習を受けさせるべきと質問し、県教育委員会は県立高校の生徒に必ず在学中に最低一度はAED講習を受けさせる事になった。
教育現場での積極的な防災教育は、地域社会の中で将来に渡って誠に重要となると感じる。
今後は、学校現場での防災教育・人的財政的支援、教員研修を充実させて行くべきであろう。