神奈川県がん撲滅をめざす議員連盟で藤沢市にある武田薬品工業株式会社湘南研究所を視察しました。
本年2月には竣工式を迎えた同研究所はグローバルな研究ネットワークの中核となる最適な研究体制の構築を目指し、
約1,200人の研究者が、『優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する』ことを目標として日々の
研究開発に取り組んでいました。
研究開発プロセスの初期である「目的とする疾患に対する薬の標的(ターゲット)探査から候補化合物選定」までを担当する
研究施設です。
がん撲滅をめざす議員連盟の視察としての質疑応答でグローバル研究所として日本以外で認可・発売する薬剤はあるか又、
研究者として海外の法的な違いによる薬剤の開発に対する意見を聞きました。
日本で研究開発して優れた薬剤を市場に出そうとする時に、たとえばFDAで承認されても国内で承認されない場合があり、
海外で発売できるが日本では発売できない場合があるとの回答がありました。
また、抗がん剤の日進月歩について同じ部位のがんでも遺伝子レベルの変異の違いにより効果の違いがありで新たな研究で
新しい機序がわかることもよくあるとの事でした。